『まれ』104話「希の卒業、大悟の親心と家族の絆」

大悟(小日向文世)にクビだと言い渡された希(土屋太鳳)は、今までお世話になった
「マ・シェリ・シュ・シュ」の店内を丁寧に掃除をしていると常連客たちがやってきて、
今までの希への大悟の思い入れようどれだけ心配していたかを常連客たちの話から知り、
やっと希は大悟の親心を知る

『まれ』第18週 104話「親心ロールケーキ」あらすじ

大悟(小日向文世)にクビだと言い渡された希(土屋太鳳)は
「マ・シェリ・シュ・シュ」にいた。

丁寧に店内の掃除をしていると常連客たちがやってくる。

今日は店は休みだと伝える希に、
常連客たちは店を辞めてしまうのかと心配する。

希が店を辞めてしまうからシェフが怒って閉店てしまったと
閉店の理由を聞いた常連客たちは、大悟が希をいつも心配し
とても大切に育ていたから仕方ないと笑う

「レ・キャトル・サン・クー」は希のオリジナルケーキだからと、
最初の頃は購入するたびに大悟から電話がかかってきて
感想をしつこく聞いて回っていたという。

驚く希は、やっと大悟の態度の真意を感じていた。

その夜、「天中殺」では希のお別れ会が開かれていた。

するとそこへ、今はホテルへのぺティシエシェフになった
元「マ・シェリ・シュ・シュ」スーシェフ・陶子(柊子)が駆込んでくると、
息を切らせながら、希にパティシエを辞めてしまうのかと訊ねる

しかし、希がパティシエは辞めないときっぱりと答えると
安心したような表情を浮かべた陶子は、
次のスーシェフは責任を持って紹介すると
希に約束するのだった。

そんな2人の間に、
酔っ払い弥生(福田彩乃)がYOUのモノマネで入ってくる。

希が店を辞めてしまうことが辛過ぎて普通にしゃべれない弥生は、
一度パティシエを諦めた自分に希がしてくれたことを思い出して
YOUのモノマネのまま泣き出してしまい、そんな弥生につられて
美南(中村ゆりか)も希に抱きつき泣き出してしまう

そんな3人の姿に珍(孫成順)は、
世界はひとつ、自分の妻と娘たちは中国にいるが、寂しくない、
自分の家族への愛情に比べたら、地球の方が小さいくらいだ、
だから離れていても大丈夫、全然寂しくなんかないよと
3人を励ます。

その言葉にホッとする希と美南、弥生。

そして最後に、輪子が希のもとへやってくると、
希の未来を占おうとしたがやめた、
希は自分でどんどん未来を変えていく人だと言い
頑張って!とエールを送る。

その言葉に涙ぐむ希はうんっとうなずく。

宴会のあと、
2階のアパートの部屋を片付ける希と高志(渡辺大知)。

荷物を片付けながら希は、
高志のおかげでここに来ることができた、
一緒にいてくれて本当に心強かったと言い、
ありがとうと希が伝えると、
高志は、それは自分も同じだと言い、
希からいつも音楽をもらっていたからと笑顔で言うと、
バンドの練習があるからと部屋を出て行く。

入れ違いで大輔(柳楽優弥)が部屋へ入ってくる。

大輔が本当に帰ってしまうのかと聞くと
しばらくは塗師屋の女房をしてくるよと答える希。

そんな希に大輔は
だから、俺にすればよかったのに、
俺なら専業主夫になって
一緒にフランスへついて行ったのに
名残惜しそうに言う大輔。

すると希は、大悟たちとの写真を見ながら
ふるさとって生まれた場所ではなくて
能登も横浜も大事な人と出会えた場所
ふるさとになるのかもしれないと静かに言う。

ありがとうと大輔は言うと、
また会おう、希がきてから家族がかわった
話す機会も増えたし、いろんなものがほどけてきた、
輪子も美南も、大悟も感謝していると思うと
希に感謝の気持ちを伝える。

しかし希は、
そんなシェフを自分は最後に裏切ってしまったと言い
悲しそうにとうつむいてしまう。

すると、あんなふうにしか気持ちを表せられない人だから、
あの人が一番希のことを思っていて、
あれは怒ってるのではなく本当は泣きたいのだ
大輔は大悟の気持ちを代弁する。

大輔の励ましに、思い立った希は、
大急ぎで横浜ロールケーキを作ると
「マ・シェリ・シュ・シュ」へ走って行く。

店に着くと、店内に電気はついているものの
中には誰もいなかった。

最後に大悟の姿が見ることができなかった希は泣き崩れたが、
ふと横に目をやると作業台の下で隠れる大悟と目が合ってしまう。

居場所がバレてしまった大悟は素知らぬ顔で、
まだ居たのかと立ち上がるとそっぽを向く。

希はすかさず、作ってきた横浜ロールケーキを食べて欲しいと
大悟へ差し出すと、絶対にもう一度パティシエになります!!
大悟へ決意を固め宣言する。

そして大悟が、はひとくちケーキを食べ、
優しい顔でまずいと口にすると嬉し泣く希。

そんな希に大悟は、愛用のペティナイフを希に渡し、
お前が持っていろと言うと、
いつかこれで世界一のケーキを作れ
そしたら、俺が食いに行ってやると希に送る。

ありがとうございました!と深く頭さげると希は店をあとにした。

すると、奥から厨房へ入ってきた大輔が、
久しぶりに親父のケーキでも食べようかな
悪戯そうに言い大悟の傍へやってくる。

お前に俺様ケーキがわかるのか?と大悟が言うと、
どうだろう?それでも作ってくれますか?!
おちゃらけて言う大輔に、バカやろうと嬉しそう笑う大悟。

仲むつまじい親子の姿がそこにはありました。

第二のふるさと横浜に別れを告げ、
希は家族の待つ能登へと歩き出すのでした。

『まれ』第18週 104話「親心ロールケーキ」解説

今回は 「専業主夫」「ぺティナイフ」 について解説していきたいと思います。

専業主夫とは、
家事・育児などを専業とする夫、主婦に対置して用いられる言葉で、
近年日本でもよく聞かれるようになった言葉でもありますね。

欧米では、ベビーシッターに子供を預けたくないキャリア志向の妻の勧めから
専業主夫に転身するケースが増えていて、割合は年々増加傾向にあります。

専業主夫の特徴としては、
・高学歴の男性が多い
・「男性は働いて家庭を支える」という幸福感は、
専業主夫となっても同程度得られていると感じている人が多い。
・家事に強い関心があるというわけはなく、他に趣味がある。
・専業主夫となるきっかけは、妻の勧めが多い。
日本でも共働きやキャリア志向の女性の結婚により主夫になられる方も
増えてきていますが、こういった流れもこれからの新しいライフスタイルとして
主流になっていくのでしょうか?

ぺティナイフとは、
ペティというのはフランス語で、英語で言うプチ。小さい、という意味の
パティシエがよく使う包丁です。

野菜や果物の皮むきや飾り切りなどの細かな作業に向く包丁の一種ですが、
野菜だけではなく、市販のパックで売られている肉くらいなら難なく切り分けられ
余程大きな魚でなければ、三枚おろしくらいは簡単にできる便利な包丁なので、
ペティナイフは、料理初心者におすすめな包丁です。

メンテナンスの簡単さ、扱いやすさ、値段、切れ味どこを取っても欠点がなく
ペティナイフで対応できない料理を作りたいと思う頃には、
料理の腕はかなり上達していることを意味してくるほど。

向かう所敵なしのペティナイフは、
女性が初めての一本として持つ包丁に最適の包丁なのです!!

ご家庭に一本あると本当に便利なんですコレ。

『まれ』第18週 104話「親心ロールケーキ」感想

今回は、 親子の絆を結んだ 回でしたね。

美南ちゃんと大輔くんの兄弟仲も
大悟さんと大輔くんの親子の仲も
希が来たことから丸く収まった池畑家。

希さまさまですね。

最後には仲むつまじい大悟さんと大輔くんの姿が見れて
本当に嬉しかったです。

希との行き違いも解消されて、
愛用のナイフまで手渡された希。

どれだけ大悟さんが期待していたのかが
よく伝わってきました。

胸がほっこりする回でよかったです。

めでたし、めでたし。

今日の名言は
大悟さんの いつかこれで世界一のケーキを作れ、そしたら俺が食いに行ってやる です。
大悟さんにこんなこと言わせるなんて希すごいですね。

明日からは、いよいよ塗師屋の女将としての生活が始まります。
女将初心者の希に一体どんな試練が待ち受けているのでしょうか!!??

次回、第105話  続 「親心ロールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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