『まれ』61話「希バレンタインまでに恋をする!?大悟の新たな課題」

テレビ対決の影響で「マ・シェリ・シュ・シュ」は連日大盛況
店は倒産の危機を乗り越え希(土屋太鳳)は正式にパティシエとして採用され
ケーキ作りの仕込みにも参加させてもらえるようになっていた。
バレンタインが近づき、希は大悟(小日向文世)にバレンタインまでにテンパリング
(チョコを滑らかにする作業)をマスターするよう命じられる

『まれ』第11週 61話 「泥沼恋愛チョコレート」あらすじ

朝5時。
大悟(小日向文世)と西園寺(黄川田将也)のテレビ対決を境に、
大悟の元での修業を許された希(土屋太鳳)の一日がはじまる

目覚ましが鳴り、飛び起きた希は急いで仕度をすると、
行ってきますと部屋を出て行こうとすると、
気をつけてなとまだ眠そうな徹(大泉洋)が部屋から見送り
希は、徹に遅刻しないようにと言い残し部屋を出て行く。

時を同じくして、
陶子(柊子)と浅井(鈴木拓)も、部屋から出てきた。

お早うございます!と元気に挨拶をする希に、
朝から大声やめてと低血圧ぎみの陶子(柊子)。

美南(中村ゆりか)も起きてくると、
おはようと挨拶を交わし
先、行ってます!と3人に言うと
希は元気に寮を飛び出していく。

2003年1月末。
ようやく大悟の許しが出て、
希は正式に、パティシエとして働くことになった。

パティシエの制服に着替え、
鏡に映った姿に喜ぶ希。

ついにパティシエ服だねと美南も嬉しそうに
希の着替えを手伝っていた。

朝早いにも関らず、店の前にはたくさんの人だかり
おまたせしましたと美南が店のドアを開けると
人がどんどん押し流れてくる。

テレビ対決のおかげで、
店はかつてないほどの大盛況を見せ、
無事、倒産の危機を乗り越えた。

パティシエとして、正式に働きだした希だったが
新人の仕事は相変わらず、下準備や仕上げのみ。

  • ひたすらフルーツを載せる
  • ひたすらトレーに載せていく
  • ひたすらピックを載せていく
  • 合間にホコリをコロコロ (粘着テープで白衣の髪の毛やホコリを取る)
  • ひたすらピスタチオをカット
  • 合間に肉体労働
  • ひたすらフィルムを巻く
  • ひたすらトレーを敷く
  • 合間にホコリをコロコロ

こんな作業が朝から晩まで、延々と続き
さらに、新人パティシエは、夜の自主練も欠かせない。

なので、店では、リンゴの皮をむきながら居眠りすることもしばしば。

外へ出た希は、眠気覚ましに頬を叩いていると、
外で徹が、お客さんや美南に囲まれていた。

何かと思った希が覗き込んでみると
出来たばかりの店のホームページを見せていたのだった。

かっこいいだろと自慢げな徹に、
やっと出来たんだと興味津々の希。

そんな希に、仕事の合間に作っていて大変だったんだから、
ちょっとは褒めてよとすねる徹。

そのホームページには、「料理の巨人」の写真も使われていて、
この前のテレビ良かったわよというお客に、
徹は、収録終わってからが見物だったと言うと、
大悟(小日向文世)と輪子(りょう)が抱き合っている写真を出し、
輪子を前に立たせて、輪子、愛してる、ジュテームと、
大悟のマネをする徹

調子に乗った徹は、続けて
ちょっと早口に俺はお前が好きだと言って
何気に後を振り返ると、そこには大悟が立っていた

大悟は怒りに満ちた声で、貴様ぁと徹を睨みつけ、
恐れを感じた徹は、なんか聞こえた?と誤魔化そうとしたが、
パソコンの画面を見た大悟はものすごい勢いで消せ!!!と 言い
キーボードを叩きまくっては、パソコンが壊れる、やめて!やめてぇ!!と
悲鳴をあげる徹だった。

厨房に戻った大悟が、津村!と希を呼ぶと、
希は思わず、お父さんがすいません!と大悟へ謝るが、
大悟は、テンパリングをとっとけと希に指示するのだった。

テンパ????と知らない用語に固まる希。

テンパリングが分からない希に、大悟が手ほどきをする。

チョコレートを溶かして固める作業における
温度調整のことをテンパリング」という。

まずは刻んだチョコレートを50℃で溶かす
そして、その3分の2を、大理石の台の上でヘラで撫でて冷ます
28℃まで下がったら、ボウルに残して置いたチョコに戻して、
31℃にまでまた上げる。

こうすることで、チョコに含まれるカカオバターは、
安定した結晶体となり、艶やかで、口溶けの良いチョコレート
作るために欠かせない作業、これがテンパリングだと説明する。

バレンタインまであと20日
テンパリングが出来なきゃ使い物にならん
大悟は言って傍をはなれる。

パソコンで希の店のホームページを見ていた
一徹(葉山奨之)とみのり(門脇麦)が、
バレンタインかぁ、また希は忙しくなるねと話していると、
後ろから真人(塚地武雄) そうだなと2人に間に割って入ってくる。

また来たのかとみのりに言われた真人は、
みのりこそ来すぎじゃないか?毎日毎日と小言を言い出すと、
4月になったら結婚するのに、今のうちに子離れの練習しておかないと、
あとが辛いよと真人の肩を叩きあしらうみのり。

寂しそうにみのりの姿を目で追う真人へ一徹が、
あとは自分が引き受けるのでと真人の肩へ手をやると、
真人は、やかましい!!と言って、一徹の手を払いのける。

そんな姿を見た元治(田中泯)は、
温かいお茶の入った湯のみを真人へ進めると、
真人は今にも泣きそうな顔で茶を一気に飲みほす。

大阪。

圭太(山崎賢人)に電話する一子(清水富美加)は、
なかなか連絡が取れなかったことを圭太に謝ると、
楽しそうに近況を圭太へ話す。

元気そうな一子の声に、圭太は大阪は楽しいかと聞くと、
うるさいし、明るい毎日お祭りみたいで、
こんなことなら、もっと早く出て来ればよかったと言う一子。

今月はやっぱり能登へ帰れないという一子、
圭太は自分が大阪へ行こうか?と言う圭太に、
一子は一瞬喜ぶが、休みが合わないと言う話になり、
バレンタインは休みを貰っているので、能登へ帰れると言う
一子の言葉に圭太は喜ぶ。

「天中殺」で賄いを食べる希たち。

また人の恋愛のために疲れ果てるむなしい季節ねとビールを飲む陶子(柊子)に、
美南は、この間、浅井の友達と合コンしてなかった?と聞くと、
陶子は、浅井はダメでも、浅井の友達はダメとは限らないと思った私が馬鹿だった、
浅井が3人来たとくだを巻く。

ひどい言われように浅井(鈴木拓)は、陶子が浅井たちを無視して、
散々呑んで食べたあげく、支払いもせずに帰ったと文句を言う。

そんな浅井の話は無視して、美南は宅配の担当者が代わったと言う話を始め、
宅配の人の胸板の厚さに喜ぶ美南と陶子の姿に、
希は、パティシエはそんなに出会いは無いのかと驚いていると、

どこで出会うのよ!朝から晩まで働いて、こんな夜中にこんな脂っこいもの食べて
あたしの人生、詳しく聞きたい!?と絡む陶子に恐縮する希。

そんな希たちに、試食してくれない?と皿を持ってきた輪子と、
美味しいもの作ったよと珍は言うと、 「激辛3倍、辛子明太麻婆豆腐」を
希たちの目の前へ差し出す。

バレンタインのスペシャルメニューと嬉しそうに言う輪子に
いつもよりだいぶ辛そうだと怯える陶子、
危険な香りがすると目を背ける美南、
こんなの誰も食べませんよと言う浅井の横で、
一口食べてみた希はうまい!と言うが、その辛さに悶絶する。

じゃあ、これに決めた!と言って嬉しそうに厨房へ帰っていく輪子。

大悟のために手料理を作っている輪子の姿を、微笑ましく思う希に、
美南は、輪子がテレビ対決の大悟の告白が嬉しかったみたいだと希に話すと、
そこに、後ろで釣具の手入れをしていた大輔(柳楽優弥)が、
あんなスピーチ一つで納得してしまうのだから、おめでたいねと口を挟む。

そんな大輔の物言いに睨みつける希。

すると美南は、大悟の店で毎日バイトすることにしたと大輔に報告する
大輔は、あんまり無理しないようにと美南にッ忠告し、夜釣りに出ようとすると
美南は大輔を引きとめ、釣り行くなら厚着するように言うと、
すぐ風邪引くからと大輔の体調を心配するのだった。

夕食を済ませ、店に戻ってテンパリングの練習をしようとする希に、
陶子は、私の人生聞くんじゃないの? とまた絡みだし、
まだ若いと思って余裕こいてると痛い目会うと言い
今のうちから人生設計立てておかないと話f出すと、
希はすでに人生設計なら立てていると言って、
一流パティシエへの道」と書いた、計画書を広げて見せる。

19歳で修業スタート
洗い物、掃除、販売、接客の勉強しながら、基本技術を1000回練習
だいたい3年で身に付くと本に書いてあったので、
22歳には、一人前のパティシエになって、
25歳には、スーシェフに、という計画表に
そんなとんとん拍子にいくわけないでしょ!と怒る陶子(柊子)と、
こんな厳密に予定立てていたら、恋する暇がないんじゃない?と心配する美南。

そんな2人に希は、恋愛より、今は仕事だと言い切っていると、
後ろからくだらん!と、大悟がやってくる。

すると大悟は、
そんな干からびた人間に、美味い菓子が作れるかと言い放つ。

大悟は希をまじまじと見ると、
お前、男と付き合ったことないだろ?と言う大悟に
美南は、セクハラ!と注意する。

すると大悟は、希の額に手をあて、
36度2分と言うと、今度は希の手を自分の額にあて、
何度だ?と希に訊ねる。

答えられない希に大悟は、
人の肌を知らん奴が、チョコレートを人肌に温められるか?
一人前になりたきゃ、愛に溺れろ、色恋沙汰を起こせ
そして、バレンタインまでに恋しろと指示をする。

驚いている希は、テンパリングじゃなくて?恋??と言うと、
両方だ!と大悟に怒られてしまう。

そして、大悟は、そのくだらん計画表は書き直せ!と言って去っていく。

希は、えぇぇえーーーー!!と
悲鳴をあげて計画表を見上げるのだった。

『まれ』第11週 61話 「泥沼恋愛チョコレート」解説

今回は 「テンパリング」 について解説していきたいと思います
テンパリングとは、
チョコレートに含まれるカカオバターの油脂を分解し、
安定した細かい粒子に結晶させて均一化するための温度調整のことを言い、
テンパリングを行うと、艶やかで柔らかい口溶けのチョコレートに仕上がります。

このテンパリングはチョコレートの種類によって調節温度が異なります。

このことから、
劇中で大悟が50℃→28℃→31℃で温度管理していたので
今回「マ・シェリ・シュ・シュ」で使われているチョコレートの種類は
スイートチョコレート』だと言うことがわかったり、
パティシエの世界はまだまだ奥深いですね。

『まれ』第11週 61話 「泥沼恋愛チョコレート」感想

今回は、堅実(計画的)は相変わらず な 回でしたね。
希は相変わらず人生計画表を緻密に作っていたんですね。

パティシエの修行が3年で身について、
25にはスーシェフすごいとんとん拍子!!

こんなの聞いたら
そりゃあ、陶子さん怒りますよね;;;
たぶん陶子さん1番実直なパティシエさんだと思うので
希の言動一つ一つがムッとしていることでしょう。

本人の前で嫌いだと豪語していたくらいなので
根本的にあの2人はあわない気がします。

今日の名言は
陶子さんの 浅井が3人来た です。
これこそ「類は友を呼ぶ」というヤツですね。

バレンタインまでに恋をしろと大悟に指示された希
まじめ一筋、恋愛経験なんて皆無に近い希に
出会いのない職場環境の中、
あと20日で恋ができるのでしょうか!!???

次回、第62話  続 「泥沼恋愛チョコレート」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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