1994年夏。夢が大嫌いな小学5年生の津村希(松本来夢)は、父・徹(大泉洋)、
母・藍子(常盤貴子)、弟・一徹(木村聖哉)の家族4人、能登半島の小さな村へ越してくるが、
村役場に頼んだ空き家は大家の事情で貸せなくなったと告げられる。
夜逃げ同然に引っ越してきた、訳あり風の一家に部屋を貸す者はないと言われてしまう。。。
『まれ』第1週 1話 「魔女姫バースデーケーキ」あらすじ
1983年8月10日、東京の貧しい夫婦、
津村徹(大泉洋)、藍子(常盤貴子)の間に、可愛い女の子が生まれました。
名前は『希(まれ)』希という字には、滅多に無いものを望むという意味がある。
それはすなわち希望であり、夢である。
大きな夢を持ち、人生を豊かに生きて欲しいという願いが込められました。
1994年、小学5年生の津村希(松本来夢)は、将来は「公務員」、
口癖は「人生は地道にコツコツ」、夢が嫌いな女の子になっていました。
同じ年の夏、夜逃げ同然に能登半島の小さな漁村に越してきた一家は、
引っ越してくるなり乗っていたバスが故障し、身動きがとれずに途方に暮れたが、
そんな状況でも希はよし歩こう!と、荷物を担ぎ笑顔で歩き出すのでした。
希を見た藍子と一徹(木村聖哉)も希に続き、
ふてくされる父・徹には誰も見向きもしなかった。
歩いて行くうちに徹が、もうだめだとへたれ込んでしまう。
そこへ軽トラに乗った桶作文(田中裕子)通りかかり、
一家を乗せていこうとするが、今度は文の軽トラがエンストし動けなくなる。
希は、一家で軽トラを押して文を助け、
止まるとまたエンストしてしまうからと、そのまま行かせてしまう。
自分より先に人のこと、希はそんな女の子なのでした。
やっとのことで、一家が村に到着するも、
村役場に頼んだ空き家は大家の事情で貸せなくなったと告げられる。
徹と藍子は説得を試みるが、
訳ありの家族に部屋を貸すような人間はこの村にはいないと、
役場職員・紺谷博之(板尾創路)は一家を撥ね付ける。
親戚もいない、素性もわからず、犯罪者かもしれなと在らぬ疑いをかけれ、
藍子は思わず自己破産してしまって移住してきたのだと口を滑らせてしまい、
余計に島の住民に怪しまれ騒がれる羽目になる。
そこに先ほど軽トラに乗っていた文が現れる。
希は、かつて民宿を営んでいたという文に、もう行くところも、お金も無い、
島で一家でやり直したい、ここが最後の土地なのだと頭を下げ必死に頼み込み、
その姿に文は、数日だけならと泊めることを了承する。
民宿に着いた一家は、ほっとした面持ちで、ここで頑張っていこうと決意を固め、
藍子は希と一徹の学校の手続きをしに出かけて行く。
しかし、徹だけは違った。
少し落ち着いたら、もう一度東京で一旗あげると息巻く父に希は、
ここに座りなさいと自分の前に徹を正座させ言う。
普通はコツコツ地道に働く、一気に大成できるのは特別な人なのと父を諭すも、
徹はまったく懲りた風もなく、今の自分は仮の姿だと自信有り気に言い放つ始末。
そんな父に見かねた希は、
大きな夢ばかり見ないでコツコツ働け!と、父・徹の頭をペシリ、
小学5年生の女の子に一喝されてしまう不甲斐ない父なのであった。
外に出た希は、軽トラに乗った文をみつけ、泊めてもらっているお礼に、
何か手伝えることはないかと文を走って追いかけた。
行き着いた先は、村はずれの磯部。
文を探し、周りを見渡す希は、一人の老父・桶作元治(田中泯)を見つけた。
老父は桶に海水を汲んで運び、一心不乱に海水を撒いていた。
立ち尽くす希に、ここは塩を作るための田んぼだと文が声をかける。
希はその光景に衝撃を受けのでした。
この夫婦との出会いが、希の運命を大きく変えることになっていくとは、
この時誰も知るよしもなかったのです。
夢が大嫌いな少女が、
夢を見つけて大輪の華を咲かせるまでの珍道中が今ここから始まるのでした。
『まれ』第1週 1話 「魔女姫バースデーケーキ」解説
今回は、舞台となる能登半島について解説したいと思います。
能登半島は、北陸地方の石川県(一部富山県に属する)にある
日本海へ北に向けて突き出した半島。
その魅力は、2000枚の棚田が見事な白米の千枚田、
能登の親不知といわれる曽々木海岸、
日本百景・九十九湾などの自然や、
荒波に育まれた魚介、海原を望む和倉温泉などもあり
「能登はやさしや土までも」との言葉もあるように、
人はもとより土までも優しい(柔らかい意)と言われています。
ロケ地は定かではありませんが、塩田が出てきているところを見ると、
能登半島 珠洲市が候補のひとつにあがるでしょう。
【能登へのアクセス】
・車で
東京方面から 約9時間
名古屋方面から 約5時間
大阪方面から 約6時間
・飛行機で
羽田から飛行機で約60分、一日2便が運行されています。
『まれ』第1週 1話 「魔女姫バースデーケーキ」感想
主人公の希は本当にしっかりした女の子ですね。
小学校5年生には思えません!
初日からバスがエンストしてもめげない、
次のバスを待たずに歩くという選択もアクティブな女の子で、
これからハツラツとしたストーリーが始まることを予感させます。
しかし、引っ越したのに急に家を貸してもらえなくなるのはびっくりしました。
島の人達も、突然東京から来た津村一家に警戒心を抱いているようです。
なぜ自己破産したのか、なせ能登なのか謎が残った第一回でしたが、
縁もゆかりもないない土地への移住、自己破産、家なし、味方なし、
前途多難な好スタート?
この先、一体どうなっていくのでしょうか?
津村家行く末はいかに!!?
次回、第2話 続 「魔女姫バースデーケーキ」お楽しみに!!!
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