『まれ』111話「元治のお疲れさま会、徹への怒り爆発した一徹のパンチ」

塩田を辞めると言う元治(田中泯)が心配でたまらない希(土屋太鳳)。
桶作家につくと、元治の「お疲れ様会」が盛大に行われていた
宴会にはりきる徹(大泉洋)の姿に苛立つ一徹(葉山奨之)。
そんな中、跡継ぎが欲しいなら、自分が塩田を継いでみようかと言い出す徹に
とうとう一徹の怒りが爆発する。。。

『まれ』第19週 111話 「潮時じゃがいもガレット」 あらすじ

慌ただしいく塗師屋の用事を片付ける希(土屋太鳳)に
どうしたのかと圭太(山崎賢人)が声をかけると、
修理の器を届けた帰りに桶作家へ寄りたいと言い、
塩田を辞めると言う元治(田中泯)が心配でたまらない様子の希。

希が桶作家につくと、元治の「お疲れ様会」が開かれていた、
元治の好物の「かかし」がないぞ!と、宴会にはりきる徹(大泉洋)に
文(田中裕子)がやたら元気がいいなと少し驚いたように言うと、
何もしてないから体力が有り余ってるのだと
一徹(葉山奨之)がトゲのある言葉を投げつける

寂しくなるなー、誰かに継いでもらえないのか
浩一(篠井英介)、真人(塚地武雄)、慎一郎(ガッツ石松)の3人が
元治を囲んで、塩田引退を惜しんでいると、
洋一郎(高畑裕太)が、何年も塩撒きしていたし、
藍子(常盤貴子)が塩田を継いではどうか?と提案するも、
藍子自身は継げたらいいねとまんざらでもないが、
女性である藍子には体力的に無理があると却下されてしまう。

あの塩田は元治以外誰にも似合わない、
これからは2人してのんびりさせてもらうと文はそう言って
元治と嬉しそうに仲むつまじくグラスを合わせている。

台所にいる希と一徹。

不甲斐ない徹に苛立つ一徹は宴会の場にいてられずに
台所へと席をはずしていた。

そんな一徹に希は、一徹があまりカリカリしていたら、
みのり(門脇麦)のストレスになるかもしれないから、
徹のことはあまり気にするなと一徹に声をかけると
ストレスかどうかはわからないがと、
みのりのじゃがいもの暴食を一徹に話す。

そして、気持ちを切り替えるようにホレっと
一徹に料理を持って行くようにと希が皿を渡すと
一徹は仕方なさそうに宴会の場へと戻っていくのだった。

すると、一徹と入れ違いに元治が水を飲みに台所へやってくる。

希は、せっかく釜炊き小屋でケーキ屋をしていいと言ってくれたけれど、
今はできないと先日の元治の申し出を受けられないことを謝罪すると、
気にするなと元治は、息子の哲也(池内博之)にも断られたと笑い、
まずは、リオのカーニバルだなと話し出すと、
塩田を辞めたら世界中の祭りを見に行く、
これからは第2の人生だと言って
元治は希におどけてみせるのでした。

宴会に戻った希太鼓を叩き
元治は太鼓に合わせて踊り狂う。

翌朝、塗師屋で顧客名簿の確認をする
圭太と弥太郎(中村敦夫)。

そこへ希がお茶を持ってくると
弥太郎が元治の様子を希に訊ねる。

すると希は、
思ったより元気そうで安心した、
なんだか吹っ切った感じで、
これからは第2の人生だと
明るく話していたと希が言うと、
ほーぅと含みのある返事をする弥太郎。

その弥太郎の反応が気になった希は、
弥太郎にその理由を訪ねると、
あのクソ真面目な元治
第2の人生だなんぞ言うのはおかしい
だいぶ無理をしているはずだと弥太郎は語る。

弥太郎の言葉を聞いた希は、台所でひとり考えにふける。

そして、
希は慌てて塗師屋を飛び出すと、
自転車をとばして桶作家へ駆け込み、
元治のもとへ駆け寄って、
塩田を辞めてのんびりしたいなんてウソ
本当は第2の人生なんて望んでいないのだろうと言うと、
跡継ぎを探そう!と元治へ詰め寄る。

そんな希に元治は、跡継ぎは無理だと言い
塩田(浜士)の仕事は、一日一日が自然との真剣勝負
潮が悪くても、天候が悪くてもできない
自然に左右され、技術も経験も必要な仕事だから、
一長一短に跡継ぎを探せるものではないと希に言うと
今までも何度か弟子を受け入れてきたが
誰も続かず辞めていったと寂しそうに話すのだった。

すると、後ろからだったらオレが継ごうか?と
徹が声をかける。

自分なら時間もあるし、最近は腰の調子もいい、
どうせ辞めるなら、もしかしてというのもある
試してみてもいいのでは?と話す徹に
いい加減しろよ!と一徹が声を上げる。

元治の気持ちも考えずに思いつきでものを言うな!と憤る一徹。

今自分がどんなに酷い姿なのか気づいてないのか!?
会社が駄目になったのも自分の詰めが甘いから
でかい夢と言って散々家族を振り回しておいて
あげく、自分に夢なんて無理だったなんて
何なんだよ、そんなんなら最初から夢なんて見るな!
一徹は、今まで溜めてきた憤りを爆発させ、
徹へと殴りかかる。

しかし、そんな一徹の拳は徹にかすることもなく
何度殴りかかってもかわされてしまう。

今まで一度も喧嘩などしたことのない一徹のパンチ
大振りで、腰も入っていなければ、力もなく
追いかけども追いかけども捕まえることができない。

そんな一徹になぜか女性陣が加勢しはじめ、
文が徹を羽交い締めに、
藍子はもっと腰を低くして!
パンチのアドバイスをする。

やめてくれ!と慌てる徹に
勢いをつけた一徹が殴りかかるが
痛っ!と一徹は肩を押さえうずくまってしまう。

肩がつったみたいだね~と、
じゃがいもを食べながらのんびりと話すみのり。

慣れないことはするものではないなと少し残念そうな文。

肩を押さえながら一徹は徹を見上げると
それなら、俺が継ぐ
塩田は俺が継ぐ!!と一徹が言い放つ。

奥の部屋でやりとりを聞いていた元治は
ニヤリと嬉しそうに笑うのだった。

『まれ』第19週 111話 「潮時じゃがいもガレット」 解説

今回は 「かかし」について解説していきたいと思います。

劇中に出てきた元治さんの大好物かかし
この耳慣れない「かかし」という食べ物は一体何なのか?
調べてみました。

輪島市民のソウルフードで “藤田のかかし”と言えば有名

お子様から大人まで幅広い世代で食べられている
その名の通り、田んぼに立っている
あの「案山子」をモチーフにした串揚げです。

ケンミンSHOW」でも放送されたという「かかし」は、
子供が喜ぶメニューとして輪島市の藤田総本店で
40年も前から作り続けられている輪島のソウルフード

中にはうずら、ウインナー、フランクフルトが順番に並び
かかし」のような形に作られています。

この「かかし」、輪島の家庭では、
子供が一番上のうずらと下のフランクフルト
真ん中のソーセージはお父さんのおつまみに、
なんていう食べ方もあるようで、
いかに「かかし」が輪島市民の家庭に浸透した
ソウルフードであるかが伺えます。

この「かかし」ですが、
輪島市の「藤田総本店」さんはもちろん
能登輪島食品通信販売の「輪食」さんでも
通信販売されています。

一度食卓へ並べてみてはいかがでしょうか?

私も食べてみたいと思います。

『まれ』第19週 111話 「潮時じゃがいもガレット」 感想

今回は、 一徹怒りの鉄拳!! な 回でしたね。

真剣味の足りない徹さんの態度と発言に
とうとう温和な一徹くんの怒りが爆発
徹さんに殴りかかる騒動へと発展してしまいました。

が、普段喧嘩などしないインドアな一徹くんのパンチ
みなさん癒されたのではないでしょうか?

私はずいぶん前の洋一郎くんのパンチを思い出して
ハラハラしていたのですが。。。彼はすごかったので
しかし、今回はそんな大騒動にはならずちょっとホッとしました(笑)

きっと、若かりし頃の藍子さんのパンチの方がすごかったでしょうね!

今日の名言は
文さんの あの塩田は元治以外誰にも似合わない です。
塩田と元治さんへの愛を感じました!
「まれ」に登場するご夫婦はみんなラブラブですね。
素敵です。

徹の不甲斐なさに怒りを爆発させた一徹でしたが
突然、塩田は自分が継ぐと言い出しました。

デイトレードと塩田の両立??
徹に殴りかかって肩を痛めてしまうくらい
インドア派の一徹に塩田の仕事が務まるのか!?
新妻・みのりの反応は!!??

次回、第112話  続 「潮時じゃがいもガレット」 お楽しみに!!!

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