元治（田中泯）たちを怒らせてしまった徹（大泉洋）、同級生たちと打ち解けられない自分、
希（松本来夢）は、このまま島でやっていけるのか不安になる。
希に叱られ反省した徹は、今度こそ地道に働くと約束し、希も父を信じ笑顔を取り戻す。
希の心に、幸せな家族に戻れるかもしれないという希望が芽生える。
『まれ』第1週 3話 「魔女姫バースデーケーキ」あらすじ
父・徹（大泉洋）が塩を量産して一儲けしようと持ちかけ、
桶作元治（田中泯）、文（田中裕子）夫婦の怒りを買ってしまい、
民宿から出て行くように言われてしまった津村一家。
原因の発端となった徹は希に叱られ食事も喉を通らないほど落ち込んでいた。
元治（田中泯）たちを怒らせてしまったことに加え、
同級生たちがみんな家族同然の間柄だと知った希（松本来夢）は、
自分たちが受け入れてもらえるのか不安になる。
無理に明るく振舞う希の姿が気になった元冶は、希に話かける。
名前の由来や夢は無いのかと聞かれた希は、
名前は希望の「希」で「まれ」、
夢という意味での自分の名前はあまり好きではない、
夢もないと答えた。
しかし、そんな希にも以前は夢がありました。
6年前の8月10日、実は、徹と希は同じ誕生日。
その日は珍しく、徹の仕事がうまくいき誕生日ケーキを買って来たのでした。
買ってくれたバースデーケーキの上には人形が添えてあり、
徹が希のプレゼントにとわざわざケーキ屋さん乗せてもらったもの、
希にとって今も持っている特別な人形です。
見た目が「お姫様」のような「魔女」のような人形に、
希は『魔女姫』と名づけた思い出のある、とても幸せなひと時。
時々、父のためにケーキを焼き将来はケーキ屋さんになりたいと、
笑っていた希にとって、ケーキは幸せの象徴でした。
しかし、その誕生日以降、徹は夢を追いかけ仕事を転々とし、
普通の家庭からはどんどんかけ離れていく中で、
希は二度とケーキを作らなくなってしまったのでした。
夢はないと言い、いつも健気な希に心打たれた元治は、
文にしばらく置いてやらないかと提案する。
文は聞こえないフリをして畑仕事へ向かってしまう。
希に叱られ落ちこんだ徹は、岸壁に立っていた。
そこへ藍子がやってきて、飛び降りると痛いよと声をかける。
びっくりした徹は、飛び降りないよ！と一蹴し、反省していたのだと告げる。
「反省」という言葉に驚く藍子、反省することもできるのねと笑うと、
これからの事を家族で話そうと徹を連れ帰る。
今度こそ地道に働くと約束する徹、もう嫌いだなんて言わないでくれと、
泣いて頭を下げる父の姿に、希も徹の決心を信じ笑顔を取り戻すのでした。
その夜、幼いころ父が買ってくれたケーキの魔女姫人形を手にする希。
その心に、幸せな家族に戻れるかもしれないという、
希望が芽生えはじめていました。
『まれ』第1週 3話 「魔女姫バースデーケーキ」解説
今回は 徹の夢 に焦点を当てていきたいと思います。
前回、徹が大きな夢や仕事で一旗あげると言い出したのは、
希が産まれてからというエピソードがありました。
今回も、希に怒られ、無視され、嫌いとまで言われ、ものすごくショックを受けたり、
過去の回想での仕事がうまくいっている時の誕生日プレゼントや、家族サービスも、
ちゃんとしていた様子。
幼い希もお父さんのためにケーキを焼いていたことを考えると。
いいお父さんですよね。
家族を蔑ろにするでもなく、自分のために大きな夢を追いかけているわけでない。
やはり、徹の大きな夢を追いかける根本には、
家族の幸せや「希」への愛情があるのだということはわかります。
しかし、失敗続きで家族からの信頼が希薄なところを見ると、
一度考え直して欲しい気持ちにはなりますね。
『まれ』第1週 3話 「魔女姫バースデーケーキ」感想
今回は徹さん反省の回でしたね。
徹さんが反省することに家族があんなに驚くって、すごいですよね。。。
今までどれだけ反省なく突っ走って来たんでしょうか？
想像するだけでも、よくここまで家族がついてきてくれたものだと
関心してしまいましたが、希に怒られてショックを受け、
希に嫌いと言われて反省して泣いて頭を下げてしまう徹に、
私としては、言いようのない愛情を感じました。
なんだろう、きっと徹お父さんはきっと、ずっと、
希には頭が上がらないのだろうなと思うと、
徹お父さんに心からのｴｰﾙを送りたいです！
徹お父さん、ファイト！
今日の名言
藍子さんの 反省したら次の事を考えよう ですね。
前向きな素敵な言葉だと思います。
地道に働くと約束した徹お父さんですが、どんな仕事につくのでしょうか？
次回、第4話 続 「魔女姫バースデーケーキ」お楽しみに！！！
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