『まれ』126話「希、赤字経営脱出!?高志、藍子へのおもい」

店のケーキが能登の人に買ってもらえない理由を考えた希(土屋太鳳)は、
地元の人達にもわかりやすい名前手ごろな値段でケーキを提供することを決意する。
クリスマスが近づく中、ケーキはなんとか売れはじめるが、肝心のこだわりのケーキは
なかなか売れないでした。悩む希のもとに、東京から高志(渡辺大知)が訪れ、
ある言葉を希へと告げる

『まれ』第21週 第126話 「復活マルジョレーヌ」あらすじ

新しく考案したメニューを1つずつみんなに紹介する希(土屋太鳳)。

能登カボチャのプリン 250円
イチゴのショートケーキ 300円
シュークリーム 180円

簡単で馴染みのあるメニュー構成に、
ぐっとわかりやすくなったし、
値段もお手頃でいいと満足そうな一子(清水富美加)。

洋一郎(高畑裕太)も新しいラインナップに瞳を輝かせていると
洋一郎がわかるなら、ほかのひとにも大丈夫だと笑う一徹(葉山奨之)。

そして、
希がひとつだけ思いっきりこだわったケーキは?
興味深々のみのり(門脇麦)と一子の言葉に
希は少し気を引きしめるように圭太(山崎賢人)と目を合わせると
みんなに「マルジョレーヌ」を提供する。

ケーキをひとくち食べた4人は
その何とも言えないケーキのうまさに感動する。

そんな4人に圭太は、
てっきり希は横浜の店のような
おしゃれなケーキを作ると思っていたから
自分も最初は意外だったと話すと、
希はフランスの有名レストランの
マルジョレーヌ」というケーキを
アレンジしてみたのだと説明する希。

すると一徹は、希のお菓子ノートを見ながら
マルジョレーヌの解説をよみあげる。

「マルジョレーヌ」

「一見シンプルなケーキだが、
温かいバターと冷たい生クリームという、
温度の違う材料を混ぜ合わせるため、
高度なテクニックが問われる。

この菓子が作れる者は
一流のシェフである。

一流のシェフというフレーズに一同は感嘆する。

この「マルジョレーヌ」から火がついて
お店が軌道に乗りますように!
希は「マルジョレーヌ」に祈りを込める。

以前、希の店のケーキは高いと言って帰ってしまった
女性客2人が再度来店する。

求めやすくなった新しいメニューに喜ぶ2人は
プリンとシュークリームの購入を決めると、
希は、一緒にマルジョレーヌも勧めるが、
マルジョレーヌ 450円

その値段を見た女性客は
相変わらずそれは高いと眉をひそめると、
プリンだけでいいと断られてしまうのだった。

ケーキ屋の営業を終えて塗師屋に帰ってきた希に
「マルジョレーヌ」は売れた?と藍子(常盤貴子)は聞くが、
今日もみんなのおやつになると笑う希に、
嬉しいけど残念と話す藍子。

すると希は、穏やかな顔で、
自分は初めて、今まで父・徹(大泉洋)がやってきたことが
どういうことだったのかが見えた気がすると話し出し、
って、本当はものすごく現実的なことだったんだねと言うと
こんな厳しいことを、何度も、何度も。。。
実は、父・徹はものすごく根性があるのかも知れないねと、
それが本当の徹の姿だったのかもしれないと思い直す希に
藍子は、そうかもしれないねと答えると、
少し思いつめたような表情を浮かべるのでした。

その頃、東京のテレビ局で出番待ちをしていた高志(渡辺大知)は、
能登で圭太に言われた言葉を思い出していた。

このままでいいのか?
笑顔にしてあげられないままで
本当にいいのか?

思いつ詰めるように下を向いていた高志だったが
何かを決意したかのように顔をあげる。

能登が本格的に冬を迎え始めた頃、
希のケーキ屋もなんとかお客が入るようになってきていた。

そこへ一子がやってくる。

店の中にお客の姿があることに喜ぶ一子に
希も嬉しそうな表情を浮かべると
少しずつお客も増え、朝市に来た観光客も
お土産に焼き菓子を買って行ってくれるようになり、
一子の助言どおり、焼き菓子をして正解だった
近況を報告する。

しかし、「マルジョレーヌ」は
こちらからお勧めしてやっと売れるだけで
お客からのオーダーはゼロだとため息をつく希。

希が店先に立ち「マルジョレーヌ」の試食を持っていると
以前に、ケーキを買ってくれてた母子が通りかかる。

「マルジョレーヌ」の試食を勧める希に、
自分たちはケーキを買えないから、
試食させてもらうのは悪いと申し訳なさそうに答えるが
希は、買ってもらわなくてもいいので試食だけでもと勧めると、
そう?と母子は嬉しそうにケーキをほうばる。

おいしい!と笑顔を見せる女の子と
これもまた美味しいわねと喜ぶ母親は
「マルジョレーヌ」の値段を訊ねると、
450円と言う値段聞いて
やっぱり高くて買えないと言うと
ごめんねと言って帰っていってしまうのでした。

そのころ、高志は桶作家へ藍子を訪ねて来ていた。

高志の姿を見た文(田中裕子)が、
お茶の準備をしてくると席を立つと
高志は縁側へ腰を下ろし、藍子と話を始める。

最近の調子や、仕事のことを訊ねる藍子に、
高志は、「あなたに会いに来ました」と言うと、
しばらく言葉が出てこない高志

高志の言葉を待つ藍子だったが、
そんな藍子の前で高志は急に
両手で顔のクシャッっと掴むと
変顔をして藍子を笑わせる高志。

突然の高志の変顔に大爆笑の藍子
高志も照れながら自分でも笑ってしまう。

しばらく藍子と笑い合っていた高志だったが、
顔をあげると、藍子へ「幸せでいてください」と告げ
藍子も、高志くんもねと返す。

それだけです」と高志は言い残すと
姿が見えなくなるまで変顔をしながら
高志は藍子のもとをあとにする。

お腹をかかえて笑っていた藍子は
久しぶりに思いっきり笑ったと言うと
すっきりした!明るい笑顔を取り戻すのでした

そして、高志は希の店へ顔を出す。

多忙な高志がまた足を運んでくれたことを喜び
希が高志を店の中へ向え入れると
店の入り口に立っていた圭太に向かって、
親指を立て合図を送ると笑顔を見せるので
圭太も笑顔を返すのでした。

高志は希に、店の調子を訊ねるが
希は、赤字続きだと答え、
商品を変えて、少しは売れるようにはなったけど。。。
高くて売れないから、ケーキを変えたと言う希だったが、
それは言い訳なのかも知れないねと少し辛そうに話すと
高いから売れないのではなくて
お金を出してでも食べたいって思えるケーキ
自分が作ることができていないだけなのかもしれない
高志はすごいね、たくさんの人に歌が愛されていてと言う希。

そんな希に高志は、
自分は最初、一人から始めたのだと言い
たった一人に届けばいいと思って
最初は歌を歌い出したのだと
自分のスタートを希に話すと、
希のケーキも、一人を待てばいい
誰か一人に届けば、始まりになるからと言うと
本当に美味しそうに「マルジョレーヌ」をほうばると、
顔をくしゃくしゃにして笑顔でぐっと親指を希に見せて喜び
食べ終えると高志は東京へと帰っていくのだった。

高志を見送りながら圭太は
届けばいいな、誰か一人にと希に声をかけると
うん。とうっすら涙浮かべうなずく希。

2007年12月20日

先日の試食をしてくれた母子が来店がすると
また来てくれたことを喜ぶ希に
母親は、希のケーキの味が忘れられなくて
何回かこの店の前を通って、
もう我慢出来なくなってしまったのだと言うと
これこれ「マルジョレーヌ」!と
ケーキのショーケースに駆け寄ると
マルジョレーヌ」を4つ欲しいと希に告げる。

その言葉を聞いた希は思わず泣き出してしまい
驚く親子。

すると女の子が、どうして泣いてるの?と訊ねると
希は、流れる涙を拭うと、女の子のもとにしゃがみ込むと、
嬉しいからなんだよと笑顔で答えるのでした。

ようやく、
一人のお客様に、希の味が届きました。

が。。。
売り上げはまだまだ低空飛行。

なんとかスタートラインに立った
希の店「プチ・ソルシエール」を
どうか皆様、応援してくださいませ。

『まれ』第21週 第126話 「復活マルジョレーヌ」解説

今回は 「男性が片思いを諦めるとき」について解説していきたいと思います。

今回、高志くんの恋??は身を引くことで幕を引きましたが
男性が恋・片思いなどを諦めるときとは、一体どんな心境なのでしょうか?
いろいろと調べてみました。

【男性が好きな人を諦めてしまうとき】
1位 相手に恋人がいる(既婚の)とき
2位 自分に興味がないんだろうなと感じたとき
3位 物理的な距離が遠い(遠距離)とき
4位 相手の能力や容姿が(自分と比較して)高すぎるとき
5位 相手の好みのタイプ(顔のタイプや体型)などの条件と
自分の能力・容姿がかけ離れているとき

だそうで、なるほど。。。と思ってしまうものもありますが
5位の相手の好みのタイプ(顔のタイプや体型)などの条件と
自分の能力・容姿がかけ離れているときと言うのは驚きました。

女性は、そんな理想ばかり追いかけているわけではないですよね?
タイプや理想と違っていても「この人だから好き」になるのが
恋愛なんじゃないかな?そんなことで諦めて欲しくないなぁと
個人的は思ってしまいました。

そして、このアンケートの上位3つが高志くんの恋に当てはまっていますね。

それでもずっと片思いし続けていた高志くんが諦める決意をしたことには
上記の条件だけでなく、メジャーデビューしたことで、音楽への「プロ意識」が
強くなっていったことも関係していそうな気がします。

『まれ』第21週 第126話 「復活マルジョレーヌ」感想

今回は、 徹さんの頑張りが伝わった!? な 回でしたね。

夢を叶え、自ら店を経営することで
今まで、駄目人間だと想っていた父・徹が
今までどれほど努力していたのかを思い知った希。

父親への気持ちが変わった回でした。

ただ、夢ばかり語るだけでなく
ちゃんと企画したり、融資を得ることや
実現して会社経営するということが
どれほど困難で、大変なことをしていたのか
徹さんの努力が伝わって本当によかったです。

この希の気持ちを直接、
徹さんに伝えられたらどんなに素敵でしょうね

今日の名言は
高志くんの 誰か一人に届けば、始まりになる です。
本当に高志くんの言葉は、いつも心を打ちますよね。

ようやく希の味が伝わり
赤字からなんとか脱した
「プチ・ソルシエール」でしたが、
ギリギリ低空飛行。

店の経営はどうなっていくのか!?
そろそろ、みのりの出産も。。。

次回、第127話  新 「出産クッサンベイビー」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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