あさが来た 127話 千代が見た親友・田村宣の涙

和歌山では、はつ(宮崎あおい)の義母・菊(萬田久子)が突然痛みを訴えて倒れてしまい、気落ちする惣兵衛(柄本佑)を支える、はつと次男・養之助(西畑大吾)。一方、加野屋では千代の卒業後のお嫁入りの話しで盛り上がる中、かつての加野屋の大番頭・雁助(山内圭哉)から近況を知らせる手紙が届く。そして、京都の千代(小芝風花)は親友の田村宜(吉岡里帆)が実家の母親から学問をすること禁じられ、卒業したら嫁に行くように決められたと泣き出してしまう。。。/p>

『あさが来た』第22週127話「自慢の娘」あらすじ

菊の骨折に責任を感じる惣兵衛

和歌山では、はつ(宮崎あおい)の義母・菊(萬田久子)が突然痛みを訴えて倒れてしまう。はつは慌てて養之助(西畑大吾)に医者の手配と大阪にいる長男の藍之助(森下大地)に電報送るように伝えるが、菊は何があっても藍之助を呼び戻すことはないと突っぱねる。

菊は勝手口に出ようとして足をすべらせ、腰の骨を骨折してしまっていました。母・菊の大ケガに動揺し、自分のせいでこうなったのではないか気落ちする惣兵衛(柄本佑)を支える、はつと次男・養之助。

雁助からの手紙

そのころ大阪の加野銀行には、かつて加野屋の大番頭・雁助(山内圭哉)から近況を知らせる手紙が届く。娘の体調が良くなった雁助は今、家族で神戸までマッチ工場を経営し、加野屋の元大番頭としていたという肩書きで神戸の商人たちに頼りにされる存在になっていた。

そんな中、亀助(三宅弘城)はある悩みをあさ(波瑠)に相談する。それは、椅子の大きさでした。自分よりあとに来た平十郎(辻本茂雄)よりも自分の椅子が小さいのではないかと気にする亀助に新次郎(玉木宏)は「人の世の幸、不幸いうのはな、決してそないなもんで測れるようなもんやあらしまへんのやで!」と大きな言うと戸をピシャリッと閉めて出て行ってしまう。千代(小芝風花)の縁談話が出るようになってからというもの、新次郎のご機嫌は斜めなのでした。

一方、平十郎はというと最近では給料日前になると藍之助をレストラン晴花亭へ連れて行き、食事をせてたりと連れまわすようになっていました。

千代と宣のお嫁入り

そのころ、京都では千代が春休みに里帰りする準備をしていた。すると、そこへ一足先に実家に帰ったはずの親友の田村宜(吉岡里帆)が部屋に戻ってきて、とうとう親から学問をすること禁じられ、卒業したら嫁に行くように決められたと話し「顔も見たこともない男なんかに嫁ぎとうない!」と泣き出す宣に千代はかける言葉に詰まってしまう。

そして、千代が女学校から戻ると、加野屋ではよの(風吹ジュン)と榮三郎(桐山照史)一家全員が集まり、卒業した後の嫁入り先のことで盛り上がります。榮三郎の妻・さち(柳生みゆ)もいい縁談話があるかどうか実家に聞いてみると具体的に話しをしている中、あさは千代の顔をチラリと見るると、もし、まだどうしようか迷っているなら急いでお嫁入りする必要はない、他にもいろいろ学べる学校もあるしゆっくり決めていもいいと声をかけます。すると千代は。。。

もうすこし時間を置きたい

千代は父・新次郎の勧めで女学校に入ってみて、いかに自分が世間知らずであったのかがよくわかったと話し、もっといいお嫁さんになるためにも「卒業してからお嫁入りするまで、もうちょっと時を置きたいと思てます。」と答えます。

千代の言葉にあからさまに気をよくする新次郎(玉木宏)の姿に榮三郎が呆れていると。「さえや正が、もうちょっと大きくなったらわての気持ちようわかりますわ。」と話していると、突然雨が降り出す。新次郎の喜び雨が降る中、千代はこっそりあさに「ちょっと相談がありますのやけど。。。」と声をかけます。あさが千代から相談を受けるのははじめてのことでした。

『あさが来た』第22週127話「自慢の娘」解説

今回は「菊の骨折の原因」について解説していきたいと思います。

菊の骨折の原因」について
村の世話役庄屋・倉掛さんも言っていましたが「歳をとると骨がもろくなるのは仕方のないこと」とありましたね。菊さんの骨折の原因は、田舎独特の段差の高い家のつくりと、加齢による”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”です。

”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”は骨形成される代謝速度よりも骨が吸収して減る速度がうわまり、バランスが崩れたことにより骨の中に小さな穴が多発する症状です。”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”になると背中が曲がるなどの骨の変形が現れ、慢性的な骨の痛みや骨折の原因となります。

”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”患者の8割は女性で、60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人が、発症している可能性があるといわれています。

”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”になりやすいと注意が必要といわれているのは、日常的に運動量の少ない人や身長の低めの方、やせ型の方。そして、お肉に偏ったの食事、ビタミンDやビタミンKの不足した食事、コーヒーなどのカフェインの摂り過ぎ、多量のアルコール摂取、喫煙は”骨粗鬆症(こつそしょうしょう)”危険因子といわれています。

【田村宣について】→コチラ 第114話みかんの季節」解説へ

『あさが来た』第22週127話「自慢の娘」感想

今回は、千代の気持ちの変化な回でしたね。

今日やっと判明しました!榮三郎くんのふたりめの赤ちゃんは女の子だったんですね!

おくるみが赤いから女の子なのかな?でも名前が「正(まさ)」だと男の子でもありえるのかな?と、どっちなのかずっと悩んでましたが、新次郎さんの言葉でやっと女の子だということがわかってスッキリしました(笑)

千代ちゃんの心境に大きな変化が出てきましたね。

これまでは、好きな人と支えあって生きたいや添え遂げたいというよりは、ただいいお嫁さんになりたい”お嫁さん”になることだけが目的だったようなフシのある千代ちゃんでした。

しかし、東京からの学生・東柳啓介のことが気になりはじめ、そして親友の宣の「顔も見たこともない男なんかに嫁ぎとうない!」と言う言葉と涙に改めてお嫁に行くということを考えさせられたようですね。

女性にとってお嫁に行くというのは一生のうちで一番大切な決断ですし、千代ちゃんにはしっかりと考えて道を選んでほしいものですね。

今日の名言は
千代ちゃんの「卒業してからお嫁入りするまで、もうちょっと時を置きたいと思てます。」です。
15歳とは思えないなんとも上手なお断りの言葉に。。。感服しました。さすが加野屋の娘ですね。

千代のお嫁入りが一旦白紙になり、ほっと胸をなでおろす新次郎。そんな中、千代があさに相談があると言い出します。あさがははじめて受ける千代から相談とは一体なんなのでしょうか!?
次回、『あさが来た』第128話「自慢の娘」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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