あさが来た 64話 あさの出産

いよいよあさ(波瑠)は出産のときがやってきました。難産に苦しむあさを
心配する新次郎(玉木宏)でしたが、あさは無事に元気な赤ん坊を出産。
加野屋全体がめでたい空気に包まれ、祖父となった正吉(近藤正臣)は
あれやこれやと考えに考え、1000年を超えて栄えるという想いを込め
初孫に「千代」と名前をつけ。一方、新次郎はというと。。。

『あさが来た』第11週64話「九転び十起き」あらすじ

加野屋に朝がやってきました。

そしてこの家に嫁いだあさ(波瑠)の身にも
いよいよ出産のときがやってきました。

あさが産気付いたと聞いてよの(風吹ジュン)も
正吉(近藤正臣)も榮三郎(桐山照史)さえも
加野屋の店中の誰もかれもがそわそわと
落ち着かないでいる中で新次郎(玉木宏)は
あさのお産を部屋の外でただただひとり
右往左往するしかできないでいました。

姉・はつ(宮崎あおい)の出産はこんなに
苦しそうではなかったのにと難産に耐える
あさの声が部屋から聞こえ新次郎は
我が身を引き裂かれるような表情で
あさのお産が無事に終わるのを待つ。

しばらくして
加野屋に元気な赤ん坊の泣き声が響きくと
その声を聞いた新次郎は嬉しさのあまりに
思わず部屋の中へと飛び込んでいってしまい
まだ入ってきては困ると女たちに部屋から
追い出されてしまう。

「あ、ハハ。閉められてしもた。
待ちきれまへんがな!」(新次郎)

あさはやや難産ながらも無事
女の子を出産しました。

ようやく赤ん坊とあさの部屋へ通された
正吉たちは我先にと引き込まれるように
あさと赤ん坊のもとへなだれ込んでいくと
新次郎を押し退けて赤ん坊を取り囲む。

そこへ手代の弥七(竹下健人)、
大番頭の雁助(山内圭哉)たちが続々と
祝いにやってくると正吉は初孫の見て欲しいと
店のものたちを部屋へ通そうとする。

すると弥七がおもむろにペッペッと
手に唾をつけて赤ん坊のいる部屋へ
入ろうとするので新次郎は思わず
「あかん!」と大きな声をあげると
あとで必ず顔を見せに向かうから
今は駄目だと言ってピシャンと
障子をしめてしまう。

そして新次郎は改まって父・正吉の前へ座り
真剣な表情で少しだけでいいのであさと子の
三人きりにして欲しいと気持ちを伝えます。

ようやく我が子を胸に抱くことができた新次郎は
これまでに感じたことのない喜びに心躍りながらも
あまりにも小さなその命におっかなびっくりする。

新次郎は赤ん坊と母親になったあさを見つめ
改めてあさに感謝の言葉を伝えるとザーッと
雨の降る音が聞こえてくる。

雨男・新次郎の嬉し雨が盛大に降り注ぎます。

正吉はそれから必死に女の子の名前を考え
ようやく3日後。。。

正吉(近藤正臣)は、あれこれやと考えに考え
この先1000年も栄え続けるようにと願いを込め
千代(ちよ)と名付けます。

ウキウキと廊下を歩く正吉に新次郎は
正吉とよのが本当は男の子がよかったと
思ってるのではないかと勘ぐって見せるので
正吉はそんなことは思っていないと笑う。

その証拠に新次郎の母・よのは
初孫・千代の誕生に際して
男の子はどうしても生まれいかんで
家業の良し悪しが決まってしまうが
女の子であれば将来、有能な男性を
婿養子にもらうという手があると
嬉しそうに話していたと笑うのでした。

あさはそれからしばらくの間仕事を忘れて
生まれたばかりの千代の世話と
体調の回復に専念し

親子水入らずのときを過ごしたあと
以前のようによく働くようになりました。

また、新次郎は千代が生まれてから
ぴたりと遊びに行くの事がなくなり
おしめの換えからお粉ふりまで
一心不乱に育児に勤しんでいました。

そして、育児の折を見て九州の炭鉱を
一度見に行きたいと言いはじめたあさに
雁助は九州に炭鉱は順調だという
亀助(三宅弘城)が報告しているので
問題ないはずだと九州行きへ苦言すると
あさはなんだか上手くいきすぎていて
気になってしまうと心配する。

そんなあさの言動に八代目の榮三郎は
あさが今後も炭鉱をもっと大きくして
加野屋の銀行を作る支度金を用意する
つもりのようだと雁助に話す。

銀行経営に乗り気ではない榮三郎でしたが
今の自分では父・正吉が見方についている
義理の姉・あさに意見しても勝ち目はないと
肩を落とす榮三郎に当主の意見が通らない
通りはどこにもないと雁助は榮三郎の肩を持つ。

雁助の言葉に励まされた榮三郎は
今後もずっと自分の見方でいて欲しいと
そう雁助に言葉をかけるのでした。

そのころ、九州の炭鉱では。。。

親分・治郎作(山崎銀之丞)がふらふらと
夜風に当たりながら歩いていると坑道から
数人の怪しい人影が出てくるのを目撃する。

その様子が気になった治郎作は
単身坑道へ入っていくと突然

ドーーーン!!!

と、地鳴りのような音が
加野炭鉱に響き渡ります。

『あさが来た』第11週64話「九転び十起き」解説

今回は「正吉はなぜ男の子だと思ったのか?」について解説していきたいと思います。

正吉はなぜ男の子だと思ったのか?」について
正吉さんがあさのお腹の子をなぜ男の子と
勘違いしたのかですが。。。

今でもまことしやかに言われている
お腹の形と顔つきで判断されたから
なのではないかと思われます。

一般的に言われるのが以下のようなもの

症状 男の子 女の子
お腹の形 とんがったようになる 横に広がってくる
母親の表情 顔つきがキツイ感じになる 顔つきが穏やか

あさ自身も姉・はつの妊娠中は表情が
穏やかだったと言っていたので
あさの妊娠中の表情は少し
キツめだったのかもしれません。

お腹の形に関しては全くわかりませんが
前に突き出たような感じだったのでしょうね。

とはいえ、この判別方法も
迷信みたいなものなので
信憑性はあまりないようです。

『あさが来た』第11週64話「九転び十起き」感想

今回は、あさ母になるな 回でしたね。

難産を乗り越えあさもようやく母となりました。

10年越しの待望の赤ん坊誕生に
あさ・新次郎本人たちも
初孫を待ち望んだ正吉・よの夫婦も
弟の榮三郎までもが歓喜に沸き。

加野屋全体が幸せな空気に包まれて
みんなが本当の家族のように
喜び合っているのが本当に
本当に素敵だなって思いました。

今日の名言は
新次郎さんの
あ、ハハ。閉められてしもた。待ちきれまへんがな!」です。
待ちきれない気持ちがヒシヒシと伝わってきましたね!

あさは無事に女の子を出産し
加野屋は幸せムードに包まれますが
そんな中、吸収の加野炭鉱では
不気味な轟音が響きます。

次回、『あさが来た』第65話「九転び十起き」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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