あさが来た 129話 山王寺屋・菊との別れ

あさ(波瑠)が京都に来て訪れたのはあさ(波瑠)千代(小芝風花)の寄宿舎でした。千代と宜(吉岡里帆)の部屋を訪れたあさは、中に人影を見て声をかけます。あさが宣と思い話しかけた女性は、宣の母・田村フナ(高橋由美子)でした。そのころ和歌山では、寝たきりだった菊(萬田久子)が突然おきあがり、みかんの花咲く山々を眺めていた。ここが自分たちの山王寺屋なのだと嬉しそうに口にする菊の言葉に、はつ(宮崎あおい)も惣兵衛(柄本佑)も誰もが一家全員がひとつになったようなそんな気がしていた、そんな中。。。

『あさが来た』第22週129話「自慢の娘」あらすじ

宣の母・田村フナ

あさ(波瑠)が京都に来て訪れたのはあさ(波瑠)千代(小芝風花)の寄宿舎でした。千代と宜(吉岡里帆)の部屋を訪れたあさは、中に人影を見て声をかけます。あさが宣と思い話しかけた女性は、宣の母・田村フナ(高橋由美子)でした。フナとあさは互いにあいさつをかわすと、ふたりは娘たちの話題で盛り上がります。

あさは、女学校を辞めさせても嫁に行かせようと考えるフナの姿に「あの子をどっか、自分の思う枠に押し込もうとしていたのかもしれまへん。」と自分の行いを見つめなおしたあさは、自分たちの若い頃と娘たちとの違いを話しはじめる。ちょうどそのころ、授業から戻ってきた千代と宣は母親たちの姿に驚いて、こっそりと部屋を覗きこんで様子を伺います。

大人になる準備期間

あさやフナの時代とは違い、今は女子も先の人生をしっかり考える時間ができた。しかし、それは時代の変化も慌ただしい今の時代だからこそ、必要な大人になるための準備期間なのではないかというあさの話にフナは納得し、自分の考えを改め宣の女学校退学を思い留まります。フナと一通り話をしたあさは、次の用事のために寄宿舎を発とうとすると、その後姿に千代は「お母ちゃん、おおきに。」と声をかける。あさは千代ににっこりと笑顔で答えると亀助(三宅弘城)を連れて寄宿舎を後にする。

その夜、あさが加野屋に戻ると、藍之助(森下大地)と新次郎(玉木宏)が神妙な顔で待っている。どうしたのかと理由をたずねたあさに、新次郎は藍之助が文通をしていた和歌山の菊(萬田久子)からの返事が最近とぎれていること、そして、菊が腰を骨折して寝たきりになったことを惣兵衛が手紙で連絡してきたことを説明する。あさと新次郎は一刻も早く和歌山へ戻るように藍之助を説得します。

山王寺屋・菊の最後のとき

そのころ和歌山では、寝たきりだった菊が突然おきあがり、みかんの花咲く山々を眺めていた。「あの山が山王寺屋なんだすなぁ。。。」ここが自分たちの山王寺屋なのだと嬉しそうに口にする菊の言葉に、はつ(宮崎あおい)も惣兵衛(柄本佑)も栄達(辰巳琢郎)も養之助(西畑大吾)の誰もが一家全員がひとつになったようなそんな気がしていました。

翌日、大阪から慌てて和歌山へ向かった藍之助でしたが、和歌山に到着したころには菊はもうすでに他界したあとでした。大好きだった祖母の最後にそばに居なかった自分を責め大声をあげて泣きじゃくる藍之助。菊の葬儀は家族とごく親しい人たちでしめやかにおこなわれました。気落ちする藍之助に弟・養之助は祖母・菊の最後を語りはじめる。

一方、あさは今井の父・忠興の見舞いのために東京へと向かいます。

『あさが来た』第22週129話「自慢の娘」解説

今回は「みかんの花が咲く頃」について解説していきたいと思います。

みかんの花が咲く頃」について
みかんの花は5月のはじめ頃に、花びらが肉厚な白い花が咲きます。ジャスミンやキンモクセイの花に少し似ています。

【有田みかんの栽培の一年】
3月 枝の剪定。
4月~5月 ミカンの花が開花。摘花・防虫処理。
7月~8月 摘果(てっか)1回目。
8月~9月 仕上げ摘果(てっか)2回目。
10月~12月 出荷は12月をピークに1月中旬頃まで続きます。
1月~2月 シーズンオフ。肥料を与えたり土の改良。

このシーズンオフの時期にも、はっさくやデコポン、オレンジなどの他のかんきつ類を時期をずらせて栽培しているので、みかん農家さんにお休みはありません。年中無休でおみかんを作ってくれているなんて、あまり知られていませんよね?

みかん農家さんの手塩にかけたおみかんいただいていると思うと気持ちが引き締まりますね。

 

『あさが来た』第22週129話「自慢の娘」感想

今回は、母と娘の距離が縮まるな回でしたね。

なかなか自分の行動を思い返して反省するということはとても難しいことですが、宣の母・フナさんの登場で自分の行いを見つめなおしたあさの「あの子をどっか、自分の思う枠に押し込もうとしていたのかもしれまへん。」この言葉はあさらしいかったですね。

そして、久々の登場”覗き見”と”立ち聞き”『あさが来た』のキーポイントはいつもこの展開なのでわかりやすいですよね(笑)

千代がこっそりながらも、あさの”自分の人生をしっかり考えられる時間を大切にしてほしい”という想いや”千代の成長を見守っていきたい”という想いを知ることができて本当によかったです。

これでようやくあさと千代ちゃんは仲良くなれる。。。のかな?(笑)

今日の名言は
菊さんの「あの山が山王寺屋なんだすなぁ。。。」です。
山王寺屋=大阪・金融業とずっと過去の山王寺屋を忘れられなかった菊さんが、新しい山王寺屋のカタチを受け入れた瞬間でしたね。眉山一家の格言になったに違いありません。

山王寺屋の生字引・菊の最後が藍之助に伝えられます。養之助が口にする菊の最後とは!?
次回、『あさが来た』第130話「自慢の娘」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る