『まれ』68話「希は五感で感じるカスタードに悩む」

大悟(小日向文世)から「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」を任された希(土屋太鳳)だが、
その名前を日本語に訳すと「大人の男女の愛」をイメージしていることを知る。
恋愛経験もなく、どのように作ればいいのか見当がつかない。
ケーキ作りに没頭するも行き詰まっている希のところに大輔(柳楽優弥)が現れ、
強引に希をどこかへ連れ出してしまう。。。

『まれ』第12週 68話 「官能カスタードクリーム」あらすじ

大悟(小日向文世)から「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」の作成を任された
希(土屋太鳳)。
その名前を日本語に訳した希は、
ケーキの名前が「大人の男女の愛」をイメージしていることを知るが、
恋愛経験もなく、どのように作ればいいのか見当がつかないでいた。

それどころか、基本の「クレーム・パティシエール(=カスタードクリーム)」も
作れない新人には無理だと陶子(柊子)に言われるが、
希は「カスタードクリーム」なら作れると、自信を持って作って見せる。

しかし、まったくなっていないだと弾かれてしまう。

大悟に、五感で感じろと手本を見せるが、
本どおりにしか作ったこのない希には、
五感で感じる「クレーム・パティシエール」は作れなかった。

何とかしようと、1000回練習すると宣言する希に、
陶子は材料費も馬鹿にならないのだからほどほどにするようにと釘を刺す。

その夜、幼い頃からお菓子作りに自身のあった希は、
自分の未熟さを思い知らされていた。

徹夜で机に向かう娘に、
何もしてやれなくてすまないと温めた牛乳を差し出す父・徹(大泉洋)、
希は牛乳おいしいよと笑顔を見せる。

翌朝、休日返上で練習するも行き詰まっている希の元に、
大輔(柳楽優弥)がやって来た。

貴重な材料で練習してるから失敗はできない、
邪魔をしないで欲しいと大輔を追い返そうとするも、
大輔は自分の告白についてなかったことにしてないかと詰め寄る。

希は24時間ケーキの事だけを考えていたいと断るが、大輔はどこ吹く風。
今日だけ付き合ってと強引に希を連れ出してしまう。

高志(渡辺大知)の運転でどこかへ連れて行かれる希。

最初は練習を邪魔され、不機嫌だったものの、
次第に希にも笑顔が見られ楽しいドライブになっていた。

着いた先は山の中にある農場そこにはたくさんのヤギや鶏などが飼われていた。
大輔はおもむろに浜田さん!と、ここの主であろう人物に声をかける。
声をかけられた浜田(泉谷しげる)も親しげに大輔に手を振る。

大輔は振り返り、
希に「マ・シェリ・シュ・シュ」の卵はここから卸されていのだと教えた。

卵が産まれる鶏舎や放し飼いの鶏たち、農場を取り囲む壮大な自然に触れ、
凝り固まっていた希の気持ちが開放されていく。

浜田から、大悟も時々来ては煮詰まった心を自然と触れることで、
切り替えに来ていると聞かされ、はっとする。希は暮れる夕日に、
能登での生活の中で普通にあった、
自然との共存、生かされているありがたさを思い出していました。

『まれ』第12週 68話 「官能カスタードクリーム」解説

今回の焦点は、五感で感じる に焦点を当てていきたいと思います。

クレーム・パティシエール」は、洋菓子職人の基礎中の基礎です。

言うなれば、食卓の「白いご飯」です。

そして、五感で感じて作れというのは、
キャンプでご飯を炊く」ことを想像して頂くと分かりやすいかと思います。

水加減、火加減、噴出す蒸気や音、
すべてに神経を集中して状態の変化を感じないと
ご飯は生炊けになり、真っ黒焦げになってしまいます。

ただただ、数だけこなしても上手になるわけではありません。

そういった、変化を見極め感じることが大切なのだと大悟は言っているのです。

『まれ』第12週 68話 「官能カスタードクリーム」感想

今回は希ちゃんガチガチな回でしたね。

入って間もないのに、ケーキを一人で任されるなんて、
気負うのも無理はないですが、
気持ちがカラ回ってばかりで心配になってしました。

最後は憑き物が落ちたようでよかったですね。

陶子さんも、新人に大きな仕事を渡してしまうシェフへの憤りやら、
希へのジェラシーやら、素直さも鈍くささも、
もうすべてにイライラしてしまってましたね。

あの厨房の中で一番の常識人?なので、
なんだかお気の毒でしかたがありません。陶子さんお疲れ様です。

今日の名言
浜田さんの おてんとうさまやこの空気に育てられてる です!

果たして、希は「クレーム・パティシエール」を習得できるのか??

次回、第69話  続 「官能カスタードクリーム」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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