あさが来た 54話 ファースト・ペンギン

日暮れの九州炭鉱でうたた寝をしていたあさ(波瑠)の前に現れたのは、
夢ではなく本物の五代友厚(ディーン・フジオカ)だった。突然現れた五代は
あさにある話をして「胸を張って堂々と海へ飛び込め」とあさを励ます。
一方、はつ(宮崎あおい)のもとへは夫・惣兵衛(柄本佑)が帰ってきて。。。

『あさが来た』第9週54話「炭鉱の光」あらすじ

もう日が暮れようとする九州の炭鉱でうたた寝していた
あさ(波瑠)の目の前に現れたのは夢ではなく
本物の五代友厚(ディーン・フジオカ)でした。

五代は寝起きのあさに「フカ」にも恐れず果敢に海へ飛び込む
「ファースト・ペンギン」の話をあさとだぶらせて話したかと思うと
「胸を張って堂々と海へ飛び込め」とひと言あさに伝え五代は
馬に乗って嵐のように去って行ってしまう。

五代は「枕崎の鹿籠金山(まくらざきのかごきんざん)」へ向かう途中
ひとりで炭鉱経営に奮闘するあさのことを励ましに立ち寄ったのでした。

「胸を張って堂々と」五代に言われた言葉と
母・梨江(寺島しのぶ)の言葉を思いだして
あさは自分に自信を持とうと奮起します。

旅路を急ぐなかせっかく立ち寄ってくれたのにもかかわらず
五代へ礼も伝えられなかったとあさが申し訳なさそうにしていると
カズ(富田靖子)はあさと五代の関係が気になりあさに訪ねると。。。

「うちのフレンド。。。お友だちだす」(あさ)

とあさは嬉しそうに笑います。

翌朝、あさは納屋頭のサトシ(長塚圭史)に炭鉱のみんなを
動揺させてしまったや不安な思いをさせてしまったことを謝罪し
それでも自分は炭鉱をよくするために最善をつくいていくと
納屋の中で座るサトシへ自らの信念を告げ去ろうとする。

「新次郎さんは元気ですか?」(サトシ)

炭鉱を発とうとしたあさは耳に飛び込んできた言葉に驚き
サトシにもう一度聞き返すが納屋の中からは返事がなく
あさは亀助(三宅弘城)に促されて大阪に戻っていく。

加野屋に戻ったあさを店の仲間たちが総出で出迎えると
亀助はふゆ(清原果耶)に嬉しそうに「ただいま」と応える。

「誰に言うてますねん」と呆れる雁助(山内圭哉)。

帰ってくるなりあさはさっそくうめ(友近)に
新次郎(玉木宏)の居場所を確認すると
「ごめんやす!ごめんやす!」と使用人たちを押し退けて
待ちきれないとばかりに新次郎のもとへと駆けていきます。

新次郎、榮三郎(桐山照史)、正吉(近藤正臣)の3人が
食事するところへやってきたあさは姿勢を正して正座し
長い間家を空けてしまったことや浴衣の会のことを謝るが
正吉はそんなことよりふたりの邪魔になるからと榮三郎を連れ
新次郎の肩を叩き今夜だけは三味線を弾くこと許すと言うと
正吉は榮三郎の尻を叩いてあさと新次郎をふたりきりにする。

するとあさは浴衣の会に出られなかったことや
手紙を出せなかったことなど口早に謝るが
新次郎はそんな忙しいあさの口をつまみ
「ほかに言いたいことは?」はと聞くと
あさの顔をじっくり見つめ「おかえり」と
あさを優しく抱きしめ出迎えます。

その夜、新次郎はあさだけのために三味線を奏で
その日だけは主人の正吉も新次郎の弾く三味線に
静かに耳を傾けるのでした。

そして加野屋に戻ったあさに
また新しい朝がやってきました。

一方、はつ(宮崎あおい)のもとへは
夫・惣兵衛(柄本佑)が帰ってくる。

驚くはつに惣兵衛はもっと早く帰るつもりが
山道でイノシシと鉢合わせになってしまい
道を大回りしていたら遅くなってしまったと
はつに事情を説明するとおもむろに懐から
みかんを取りだしてはつへ渡すと単身
和歌山へ行っていたと笑うのでした。

そのころ加野屋では、
よの(風吹ジュン)に榮三郎、新次郎やあさ
番頭の雁助・亀助、そしてうめ。

そうそうたる面々が集められていた。

そこへ加野屋の主人・正吉がやってくると
今日限りで自分は身代(しんだい)を譲り
隠居をすると言い出す。

そして正吉の代わり
加野屋の身代(しんだい)を継ぐのは。。。

『あさが来た』第9週54話「炭鉱の光」解説

今回は「フカ」「枕崎の鹿籠金山(まくらざきのかごきんざん)
身代(しんだい)」について解説していきたいと思います。

フカ」とは
関西圏では大型のサメをさす言葉です。

枕崎の鹿籠金山(まくらざきのかごきんざん)」とは
和年間(1681~1683)に有川夢宅によって
金鉱が発見されてからは島津本家が経営し
薩摩藩直営の金山となって幕末ころまでは
薩摩藩のもと大きく栄えた金山でした。

薩摩藩出身の五代にとってはゆかりのある金山です。

身代(しんだい)」とは
財産や身分・地位をさす言葉で
今回の場合、加野屋の主人座を
譲るということになります。

【ファースト・ペンギンについて】→コチラ 第52話「炭鉱の光」解説へ

『あさが来た』第9週54話「炭鉱の光」感想

今回は、夫婦水入らずな 回でしたね。

ようやく大阪へ帰ってくることができたあさも
やっとあさの顔が見れた新次郎さんも
本当に嬉しそうでしたね。

久しぶりの夫婦の対面に気遣った舅・正吉さん
ニクかったですね~

「今夜はチントンシャンしてもよろしいで」なんて
本当にあさと新次郎のことを大切に思っていることが
伝わってきましたね。

幸せのおすそ分けしてもらえてようで
ほっこりしました。

しかし、あの一瞬の五代さんの出演は何かの伏線なのでしょうか?
突然寝起きにやってきてペンギンの話をしたかと思うと
早馬にのって去っていってしまいましたが。。

一体何をしにやってきたのか。。。気になります。

今日の名言は
新次郎さんの 「ほかに言いたいことは?」 です。
元気な姿が見れたら余計な言葉はいりまへんってことですよね
この夫婦の幸せそうなやりとりを見ていると心が和みます。

はつのもとへ惣兵衛が帰ってきました。
和歌山へ行っていたと話す惣兵衛
山王寺屋の和歌山移住は実現するのか!?
次回、『あさが来た』第55話「お姉ちゃんの旅立ち」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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