『まれ』スピンオフドラマ「ぼくの大好きな60点アンラッキーガール」

俳優としても絶好調ながらも本業の曲作りで
スランプに陥った高志(渡辺大知)と
司法書士試験に落ち兄・大輔(柳楽優弥)の結婚と、
どん底にあった大悟の娘・美南(中村ゆりか)は
2人で能登に行くことになり。。。

『まれ』スピンオフドラマ【前編】
「僕と彼女のサマータイムブルース」高志・美南あらすじ

みなさんこんにちは!

また会えましたね。

littlevoisu(リトルヴォイス)の二木高志(渡辺大知)です。

能登が生んだロックスターの僕ですが
じつは今、音楽に悩んでいます。。。

2015年夏。

思うように曲が書けなくなった僕は
お忍びで能登へ帰ってきています。

希(土屋太鳳)の結婚式にはドラマの撮影で
欠席することになり本当に残念でした。

「高志くん?」

そう言ってついてきた女性は僕が連れてきました。

野良猫に飛びかかられ
履いていた靴のヒールが折れてしまう女性。

そうこの人はおそらく
日本で今一番ツイていない女性です。

これは音楽に行き詰まったミュージシャンと
何をやってもうまくいかないアラサー女子の
ひと夏の恋の物語!

。。。だと思います。

音楽に行き詰まった高志となぜか一緒にいたのは
希のケーキの師匠・池畑大悟の娘・池畑美南でした。

桶作家へとやって来ていたふたりは
希たちがいないかと家を覗くが
そこにはひとの姿はなく
そんな高志の後ろで立っていた美南は
突然後ろから男に声をかけられ
思わずその男を投げ飛ばしてしまう。

投げ飛ばされた男は洋一郎(高畑裕太)だった。

洋一郎の姿を見た高志はケガはないかと
洋一郎にかけよって身ぶり手振りをするも
洋一郎にはまったく伝わらない。

サングラスをしていたふたりを
空き巣と間違えたという洋一郎に
美南は自己紹介と高志が有名人だからと
サングラスをしていた訳を洋一郎に説明する。

美南の容姿を見てときめく洋一郎。

三人は桶作家へ勝手にあがり
洋一郎特性のイカの塩辛をあてに
世間話で盛り上がっていると
いつの間にやら洋一郎と
意気投合してしまう美南。

そんな美南の行動になぜか戸惑う高志です。

そこへ二人目を妊娠中のみのりと
夫の一徹が帰ってくる。

高志の姿に喜ぶみのり(門脇麦)と一徹(葉山奨之)は
高志の主演ドラマ「Mr.パイロット」が
好調だったなと盛り上がる。

なんと高志が主演したドラマ「Mr.パイロット」は
最終回の視聴率が48%!!

日本人口の半分が見ていたほどの大人気作だった。

そんな高志にみのりは
「バンドのほうは最近やっとらんが?」
と、今高志の痛いところをついてくる。

みなさんもやっぱり気になりますよね?

僕の本職はミュージシャンなんです。

でも、最近は役者の仕事が増えてきて

これまでに高志が主演したドラマは
「Mr.パイロット」
「おしゃべり内科医 一本木進む」
「涙のふたり」
「饒舌(じょうぜつ)刑事 落としの福助」
「告げ口侍」
「メイド・イン・チャイナ」
「愛のエチュード」
「万年野党ですか」

と引っ張りだこ
どんどん音楽から遠のいていました。

そか、これからは役者で勝負なんだねと
ひとり納得するみのりに「違う」と訴える高志。

「いや、できれば音楽で勝負したいげん」(高志)

そんな高志の思いもむなしく
「その意気でアカデミー賞までがんばるまし!」
と、ガッツポーズをみせるみのり。

そしてみのりと一徹は、
そこに美南も一緒なことに驚いて
どうして能登へ来たのかを訊ねる。

すると美南は左手に巻いた包帯を見つめながら
いろいろあって。。。と話始めた。

1983年生まれの(32歳)の美南は今年が本厄。

ある日占い師である母・輪子に呼び出された美南は
占星術・風水・方位・手相・姓名判断・血液型・干支
輪子の水晶玉が割れてしまった上にすべての占いが
悪い方に連鎖して100年に一度の最強本厄との
結果が出てしまったという。

それからというもの司法書士試験も
名前の記載忘れで不合格。

優勝候補だった太極拳の大会は
二日目のカレーの食あたりにあって
出場辞退。

あげくには近所のカラスに目をつけられ
毎日狙われるようになり、とどめには
チワワに噛みつかれて「泣きっ面にチワワ」
何からなにまでついていないと話す美南は
もっと最悪なことが起きたと言うと
一同は騒然とするが。。。

そこへ高志が飛び上がってある方向を指差す。

それは「北西!」

それで母・輪子に言われたのが
美南の起死回生をもたらしてくれる男性が
北西にいると言われそれがたまたま能登だったと
婚活をしようと思ってきたと能登に来た経緯を話す。

そこへ子どもたちを迎えに行っていた
希と圭太(山崎賢人)が帰ってくる。

子どもたちを出迎えたみのりは
子どもたちと実家へお泊りに行くと
希たちに告げると

「早く思うように歌をつくれるようになるといいね」(みのり)

みのりは高志にそういうと
家族で実家へお泊まりに出かける。

「やっぱりお見通しけ。。。」と
なぜだかホッとする高志。

徹(大泉洋)と藍子(常盤貴子)は
佐渡島へ新婚旅行へ
元治(田中泯)と文(田中裕子)は
ブラジルへ旅行へ出掛けて
桶作家は希たちだけだった。

「藍子さんは元気け?」(高志)

どうしても藍子の事が気になる高志は
つい希にそう聞いてしまう。

すると希は藍子が弱っていると話すと
「お父さんとラブラブ過ぎて」と
藍子が困っているようだと笑うのでした。

和やかに時は過ぎ。

その夜、桶作家へ泊まることになった
美南と高志。

ひとりで寝るのが怖いという美南に
高志はとなりで寝ることになり
妙に緊張する高志。

そこへ東京のマネージャーから電話が入り
高志が主演のハリウッド映画のテーソングについて
あまりに曲が暗すぎるため作りなおしを頼まれてしまう。

その曲名は「ワイフA」

こんなビックチャンスを高志に逃してほしくない
マネージャーは明日8時に会おうと約束すると
「信じてるから」と言って電話を切る。

藍子への気持ちを断ちきってからというもの
高志の中にはずっと悲しみのメロディーしか
浮かばなくなっていた。

先に風呂へ行っていた美南が
部屋へ帰ってきたかと思うと
突然たおれこんでしまう。

お風呂の中で考えごとをしていたら
湯あたりを起こしてしまったようだった。

高志が美南と2年ぶりに再会したのは
一週間前のドラマの撮影のとき。

ちょうど美南が彼氏と別れ話をしているところを
偶然見かけてしまったのだった。

美南は付き合っていた彼氏を
親友だった女友達に取られてしまい
結局その2人は結婚して、
横浜へいることがいたたまれなくなって
いたのでした。
そんな美南を励まそうと
高志はギターを取り出すが
夜も更けていたので歌うことが出来ず
そのまま世間話をして涼んでいた。

すると、美南が高志の持つ
ピックがかわいいと興味を持つと
高志はそれを美南へプレゼントするのでした。

翌日、希の店へやってきたふたり。

美南は希と働いた4年間を思い出し
店の手伝いがしたいと接客をはじめる美南。

希のは観光客で賑わうようなっていた。

高志の姿が見つかり騒ぎになり
美南がお客たちにもみくしゃになってしまうが
高志の機転でなんとか混乱は避けられ
店は無事に営業を終わらせると
希は横浜での思い出のケーキ
「レ・キャトル・サン・クー」をふたりにふるまう。

そこで美南は希に大輔(柳楽優弥)が今度
結婚することが決まったことを報告すると
自分の人生がうまくいっていないことを話しだすと
希はたとえ0点だったとしても0点満点で
自分を信じているから失敗しても後悔しない
でも自分はそこまで自分を信じられないと嘆く。

洋一郎とデートする約束をしていた美南だったが
洋一郎にまでデートを断られてしまう。

洋一郎がお詫びに持ってきた鯛を
高志がさばいて持ってき来ると
自棄になった美南は自分を
60点女だと嘆きながら
鯛をほうばると突然苦しみだし
鯛の骨が喉に刺さり大慌てするふたり。

お酢を飲んでは蒸せかえり
ドタバタしているうちに
鯛の骨は自然と取れていった。

極度に落ち込む美南に
高志は彼氏の事がそんなに
ショックだったのかと訊ねると
そうではないという美南。

自分を捨てた元彼は
「俺はお兄さんにはなれない」
そう親友に相談していたら
その親友の女の子と結婚してしまった。

もうなんとも思っていないと思っていたのに
なにかあるたびに大輔のことを思い出し
大輔にプレゼントしてもらったペンダントも
ずっと身に着けて心のよりどころにしてた。

そのことを元彼に見透かされて捨てられたと
自分が嫌いだと言わんばかりに美南は泣き出す。

困り果てる高志を影で見ていた一徹と洋一郎が
こっそり呼び出すと美南を励ます計画を立てる。

しかし、途中で洋一郎が余計な事をはじめ
計画がめちゃくちゃになってしまい行き詰まるが
高志は。。。

「60点だから。。。

100点の人もいれば26点の人もいる
いろんな人が点数の人がいていいと思うんだ。

美南ちゃんの60点は愛嬌があって
一緒にいると温かくて

俺も希も横浜で頑張れたのは
美南ちゃんがいてくれたからで
そこが素敵なんじゃん!

もっとさ自分大事にしなよ!!

わかるよ
ずっと心の支えだった人失ったら
そんな簡単に割りきれないよ!
俺だって。。。。

大切な人諦めてずっと心に穴が空いてた。

だから、気持ちよくわかる。

だけど、君に笑顔になってもらいたい!」(高志)

高志の心からで言葉に
美南は心打たれていたが
そこに洋一郎がまたしでかします。

「へぃっくしょーい!」(洋一郎)

その洋一郎の大きなくしゃみで
場の雰囲気は台無し。

洋一郎と一徹のことを知った美南は
自分をからかって楽しんでいたのかと
怒ってしまい「最低!!」と言葉を残して
桶作家から出て行ってしまう。

桶作家を出た美南は
希のケーキ屋へやってきていた。

一徹と洋一郎の悪ふざけの
一部始終を聞いた希は
大激怒しふたりの頭を
ペシペシと叩くと

「100万回土下座するまし!!!」(希)

もういいと言う美南は
冷静になって思い出すと
一徹と洋一郎の行動が
おかしくなった美南は
笑ってふたりを許すのでした。

そして美南は荷支度を整え
バスの時間を確認すると
突然ここからさらに「北西」の
北京に行くと言い出し
高志にもらったピックを置いて
希のケーキ屋を後にする。

先日来た観光客が高志の写真をSNSに掲載し
それが会社関係者に見つかってしまい
高志は桶作家で、迎えに来たマネージャーに
こんこんと怒られ東京へ戻るように諭されるが

「俺の血はロックでできてるんです!」(高志)

高志はそういって飛び出していくと
希の店へとやって来て
美南を探すもすでに姿はなく、
希が美南の北京へ行こうとして
バスに向かったことを告げると
高志は慌ててバス停へ向かおうと
店を出るとそこに美南が立っていた。

最終のバスに乗り遅れたという美南は
ある連中にしつこく引き留められ
バスをのがしてしまったというと
後ろから一徹、圭太、洋一郎の三人が
ひょっこり顔を出して高志にエールを送る。

「ホント、とことん仲間なんだね!」(美南)

はにかむ美南。

「世界一ツイてない
60点女の子にささげます。」(高志)

桶作家の庭で高志が歌います。

「アンラッキーガール」
ついてない君 なにをやってもダメ
だけど それでなにが悪い?

浮かない顔して なにをやってもダメ
だけど だれも不幸にはしない
そんな君のいいとこ知ってるよ

ついてないなんて すてきなことだね
だってあとは 幸せを待つだけさ

アンラッキーガール
でも愛がある 君らしい愛

アンラッキーガールな
君が好き ぼくは好き

アンラッキーガール
でも夢がある 君らしい夢

アンラッキーガールな
君が好き そのままが好き♪

小学四年生のときに
ビートルズを聞いたのが
自分のロック音楽の原点で
思春期に影響を受けたのは
デイヴィッド・ボーイで…と、
自分のことを話し続ける高志に
もういいからと話を止めた美南。

すると美南は高志の肩に頭をのせ
そして美南が肩を抱こうとすると
高志は手を掴まれ美南が
投げ飛ばすふりをするので慌てる高志。

そんなふうにじゃれる美南の胸には
「littlevoisu」のピックのペンダントが
輝いていました。

『まれ』スピンオフドラマ【前編】
「僕と彼女のサマータイムブルース」高志・美南解説

今回は 「大輔のペンダント」「レ・キャトル・サン・クー」について
少しお話していきたいと思います。

大輔のペンダント」とは
『まれ』第11週 「泥沼恋愛チョコレート」で
美南が自分へ想いを寄せているとは知らない大輔が
たびたびプレゼントしていたもののひとつで
63話でこのペンダントは登場します。

これがきっかけで、希は美南の想いを知り
その後、大輔を挟んでの三角関係へと
発展していくようになっていきます。

【まれ・大輔・美南の三角関係エピソード】は→コチラ『まれ』第11週「泥沼恋愛チョコレート」へ

レ・キャトル・サン・クー
レ・キャトル・サン・クーは
池畑大悟の店「マ・シェリ・シュ・シュ」で
希がはじめて大悟の作ったケーキを抜き
売り上げ一番を取った思い出のケーキです。

それだけではなく、大悟と真剣勝負を挑んだり
自分の技量の未熟さを思い知ったケーキでもあります。
希が大きく成長するきっかけとなった
節目のケーキともいえます。

【レ・キャトル・サン・クーエピソード】は→コチラ『まれ』第15週「下克上駄菓子ケーキ」へ

『まれ』スピンオフドラマ【前編】
「僕と彼女のサマータイムブルース」高志・美南感想

本編放送のころから
高志くんと美南ちゃんがお似合いなのでは?
と、思っておられた方も少なくはないはず!

ようやく高志くんにも美南ちゃんにも
幸せがやってきました!

もう悲恋ばかりしちゃだめですよー

久しぶりの高志くんの歌すごく良かったですね。

それにしても、
結局、大輔の結婚相手がわからないまま。。。
あの大輔くんが結婚を決めた女性がどんな人なのか
すごく楽しみにしていたのでとても残念です!
「僕と彼女のサマータイムブルース」再放送決定!!
11月15日(日)午後1時~1時54分<BSプレミアム>

【後編】「一子の恋~洋一郎25年目の決断~」再放送
11月15日(日) 午後1時55分~2時49分<BSプレミアム>

次回は25年越しの片思い一子と洋一郎のお話です。
あのふたりは一体どうなるのでしょうか!?
次作、『まれ』スピンオフドラマ【後編】
「一子の恋~洋一郎25年目の決断~」洋一郎・一子
お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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