あさが来た 70話 新次郎とサトシ(松造)の和解

千代をあやすあさ(波瑠)が目撃したのはサトシ・松造(長塚圭史)と一緒に歩く
新次郎(玉木宏)の姿でした。サトシ(松造)は新次郎にこれまでのことを語り
炭鉱の事件の真相について話しだす。。。

『あさが来た』第12週70話「大阪一のおとうさま」あらすじ

千代をあやしていたあさ(波瑠)が通りで見かけたのは
新次郎(玉木宏)とサトシ・松造(長塚圭史)の姿でした。

新次郎とサトシ(松造)のふたりはうどん屋台に座り
そこにはふゆ(清原果耶)に想いを寄せるいると
噂の八ちゃんが。。。

あさはもう少し新次郎とサトシ(松造)の様子を
見ていくと言いうめ(友近)に千代を任せます。

新次郎はサトシ(松造)に3つのことを訊ねる。

・母親は元気にしているのか?
・炭鉱の事故はサトシ(松造)がやったことなのか?
・サトシ(松造)はこれからどうしたいのか?

サトシ(松造)の父も母ももう亡くなっていて
サトシ(松造)はこれまでのできごとを語り
炭鉱の事故の真相についても語るサトシ(松造)。

ふたりの話しをこっそりと聞いていたあさでしたが
夜風に当たっているうちにクシャミが出てしまい
新次郎に見つかってしまう。

新次郎に見つかってしまったあさはバツが悪そうに
笑いつつも新次郎とサトシ(松造)の話に加わります。

加野屋に対する恨みを口にするサトシ(松造)に対して
それでも優男・新次郎はサトシ(松造)の身を心配して
寝泊まりする場所や金銭の手助けを申し出ようとするが
そんな新次郎をあさは止めるとサトシ(松造)に対して
厳しい態度を見せる。

加野屋に炭鉱から手を引かせたかったのであれば
責任者の自分に物言いなり、なんなりすればいい
でも、炭鉱で事故を起こすことは何があっても
してはいけないことだった。

炭鉱の事故がどれだけ危険なことなのかということは
納屋頭のサトシ(松造)が一番よくわかっていたはず。

たまたま被害が少なく全員助かったからよかったが
親分・治郎作(山崎銀之丞)にケガを負わせたことや
たくさんの炭鉱夫たちの仕事を奪ったことは
許されることではない。

加野屋の全財産をつぎ込んでも保証しきれない
それだけのことをサトシ(松造)はしたのだと
あさは想いのすべてをサトシ(松造)にぶつける。

あさの厳しい態度に新次郎は口を挟もうとしたが
「偽善者ではあかんのだす。」あさはつぶやくと
今の自分は加野屋や炭鉱で働く者たちの生活を
守らなければいけない立場にあると強い眼差しで
口にするあさはサトシ(松造)をまっすぐ見据え
「罪を償って欲しい」と伝えます。

「あんたもやっぱり人でなしやな。。。」(サトシ・松造)

「でも、それでいい」サトシ(松造)は正吉と同じだといい
のれん分けするときに自分の父親は正吉との約束で
どんなことがあっても金の貸し借りはできないしきたりと
聞かされていたのでした。

それでも、サトシ(松造)は借金に苦しむ両親の姿を
見ていられず、できないとわかりながらも心の優しい
新次郎にムチャな頼みをしたと当時の気持ちを話す。

そんな意地の悪い自分に大人になった今でも
事故の張本人の自分を助けると言い出すなんて
「アホか!人よすぎて腹立つわ!」(サトシ・松蔵)
と言うサトシ(松造)の声は震えます。

そしてサトシ(松造)はあさの方を見ながら
この女(あさ)のことは大嫌いだが、それでも
今はあさの言うことが道理だということはわかる。

サトシ(松造)はそういうと「すまんかった」と
深々とあさと新次郎に対し頭をさげるのでした。

そして、サトシ(松造)は新次郎にひとつだけ
最後の頼みを聞いてほしいと願い出ます。

翌日、サトシ(松造)は正吉(近藤正臣)の見舞いに
加野屋を訪ねていました。

正吉を前に潔く座るサトシ(松造)は頭をたれて
「合わす顔がないのはわかってます。せやけど。。。」と
言葉を続けようとするサトシ(松造)に正吉は
「お父ちゃん助けられんですまなんだ」と
頭をさげ自身の力不足だったと謝る。

そして正吉は涙を浮かべながら嬉しそうに
サトシ(松造)の父のことを話し始めると
番頭だったサトシ(松造)の父が使っていた
大福帳を取り出してサトシ(松造)に見せては
どれだけ優秀な番頭だったのかと家族を
思い出すかのように話す正吉。

そして、サトシ(松造)の父が大好きだった
ふなはし屋の黒糖まんじゅうを手に取ると
サトシ(松造)も一緒にほおばる。

サトシ(松造)の目からは大粒の涙がこぼれ
泣き崩れるサトシ(松造)を支えるように
新次郎は強く抱きしめます。

『あさが来た』第12週70話「大阪一のおとうさま」解説

今回は「ふなはし屋の黒糖まんじゅう」について解説していきたいと思います。

ふなはし屋の黒糖まんじゅう」とは
正吉さんとサトシ(松造)の食べていた
「ふなはし屋の黒糖まんじゅう」が
気になって気になって調べたですが
なかなかそれらしいものが見つからず
今はあられやおかきをメインにされている
京都・三条の「船はしや」さんの創業が
天正18年なのでもしかるすと?という
憶測にとどまりました。

正吉さんたちの食べた黒糖まんじゅうを
わたしも食べたかったのですが
今日のところは10円まんじゅうにします(笑)

手軽にこんなにおいしい黒糖まんじゅうが
食べれるなんていい時代になりましたね。

『あさが来た』第12週70話「大阪一のおとうさま」感想

今回は、新次郎とサトシ(松造)の友情な 回でしたね。

幼い頃からどこか頼りなくて優しずぎる新次郎と
しっかり者で世間に揉まれて育ったサトシ(松造)。

対極的なふたりですどこまでいってもやっぱり
大切な友達なことにはかわりないようでしたね。

行き場のない苦しみや悲しみのはけ口にするように
サトシ(松造)は加野屋を恨んでいたのでしょう。

早くに両親を亡くしてしまったサトシ(松造)には
そうやって何かに憤怒してでも力を振り絞らないと
生きていけなかったのかもしれません。

そして、本当に新次郎の優しさを知っているからこそ
サトシ(松造)は新次郎の優しさに甘えていたのでしょうね。

今日の名言は
サトシ(松造)の「アホか!人よすぎて腹立つわ!」です。
憎まれ口も友達だからこそでしょうね。

サトシ(松造)と新次郎は和解し
サトシ(松造)の加野屋への恨みも
大粒の涙とともに消え去りました。
今日登場した八ちゃんは何者なのか!?
ふゆと八ちゃんのロマンスはあるのか???
次回、『あさが来た』第71話「大阪一のおとうさま」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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