あさが来た 113話 あさと成澤泉との出会い

さまざまな人が訪れるようになっていた加野銀行では、来店要注意人物の特徴を書き記した閻魔紙(えんまがみ)を用意して警戒していた。。その紙を見て見たあさ(波瑠)は、そこにある人の名前をみつけて驚きます。萬谷与左衛門に続いて書かれていたのは。。。一方、和歌山では、加野銀行で働くために藍之助(森下大地)が大阪へ旅立ちの日を迎えます。藍之助を見送るはつは。。。

『あさが来た』第19週113話「みかんの季節」あらすじ

加野銀行の閻魔紙(えんまがみ)

さまざまな人が訪れるようになっていた加野銀行では、来店要注意人物の特徴を書き記した閻魔紙(えんまがみ)を用意して警戒していました。その紙を見て見たあさ(波瑠)は、そこにある人の名前をみつけて驚きます。萬谷与左衛門(ラサール石井)に続いて書かれていたのは。。。

要注意人物その②、山屋与平(南条好輝)
先代からの付き合いのある与平も、息子に店の代を譲り、自分の時間を持余すようになってしまい、話し相手欲しさに手当たりしだい声をかけて行員たちの手を止めて、加野銀行で油を売って長居するようになっていた。

要注意人物その③、加野銀行の一番の取引先の工藤徳右衛門(曽我廼家八十吉)
女性行員・サカエの父である工藤徳右衛門は、娘かわいさに毎日銀行へやってきては、サカエの働く姿を監視しするようになっていた。

要注意人物その④、ふやけた若布(わかめ)の羽織の男(瀬戸康史)
名前のわからないその男は目をキラキラさせて、おなごの働き手をジーっと見つめている怪しい男。

人がたくさん来るようになった加野銀行には、その手の変わった客も来るようになっていたので、支配人・平十郎(辻本茂雄)は目を光らせ警戒するようになっていました。

藍之助商い修行に大阪へ

そして和歌山では、加野銀行で働くために藍之助(森下大地)が大阪へ旅立とうとしていました。

藍之助を見送るはつ(宮崎あおい)は、佐神社(すさじんじゃ)のお守りは?陀羅尼助須(だらにすけ)の薬は?さいふは持ったかと、あれやこれやと心配しながらも、無理をしないようにと声をかけ、旅立っていく藍之助を見送り、藍之助は大阪へ着くと、白岡家に間借りしながら加野銀行の行員見習いとして修行をはじめます。

新次郎、社長を辞める

そして、1894年(明治27年)・夏。

このころ東京では缶詰が人気を集めはじめ、炭鉱業も紡績(ぼうせき)業も繁盛し、日本中が好景気にわいていました。

あさがこの好景気がいつまで続くのかわからないと心配していると新次郎(玉木宏)は「せやなぁ。せやけど、わてもう辞めてしもたさかなぁ。」と、紡績(ぼうせき)会社の社長を辞めたことをあっさりとあさに告げる。

目を見開いて驚くあさに新次郎は、よくよく考えてみて自分の進む道はこれではないと決断したと話し、これからは家業の加野銀行の相談役としてみなの愚痴を聞いて回ると言う新次郎は「相談役。これこそがわての道だす!」と、またフラリとどこかへと出かけて行ってしまう。

4番のふやけた若布(わかめ)

そのころ加野銀行では、頭取の榮三郎(桐山照史)と支配人・平十郎が近頃増える閻魔紙(えんまがみ)に頭をかかえていると、閻魔紙(えんまがみ)4番のふやけた若布(わかめ)・成澤泉(瀬戸康史)があさを訪ねてやってきます。

あさはいないと門前払いすしようとするも、成澤は朝5時から昼にいたるまで店の前で待ち構えていたと話し、あさに会わせたくない平十郎の意図を察すると、困難があればあるほど燃えると目を輝かせ「これで諦めたとは思わないでいただきたい。」と啖呵(たんか)をきります。

そこへ店を出ようとするブラウス姿のあさを見つけた成澤は、あさを呼び止めると話を聞いて欲しいとしつこく詰め寄り、何とか強引に話の場まで持っていくことに成功する。

あさはこのとき、まさかこれが運命の出会いとなろうとはまだ少しも気づいていませんでした。

『あさが来た』第19週113話「みかんの季節」解説

今回は「佐神社(すさじんじゃ)のお守り」「陀羅尼助(だらにすけ)」について解説していきたいと思います。

佐神社(すさじんじゃ)のお守り」とは
和歌山県有田市千田(ちだ)にある素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る神社で、海上安全の神様としてあがめられています。

はつは、船に乗って大阪へ向かう藍之助の身を案じて、佐神社(すさじんじゃ)のお守りを持たせていたのですね。

陀羅尼助(だらにすけ)」とは
オウバクを主成分とする、下痢止めや食欲不振、腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、二日酔など胃腸薬としても用いられる伝統薬で、黒く小さな粒上の形状と、強い苦味・独特のにおいが特徴的です。奈良・和歌山には今も歴史ある製造販売元が残っています。

・フジイ陀羅尼助丸(奈良・吉野山)
・陀羅尼助丸(奈良・大峰山)
・大師陀羅尼助・大師陀羅尼錠(和歌山・高野山)

【成澤泉について】→コチラ 第102話「最後のご奉公」解説へ

『あさが来た』第19週113話「みかんの季節」感想

今回は、どこから見ても不審者・成澤泉な回でしたね。

成澤泉の登場のしかたもう少しいい方法はなかったのでしょうか?

アメリカ留学で金銭使い果たしたとして、みすぼらしくなったというのはいたし方ありませんが。。。女子行員を見つめて嬉しそうにしているだけっていうのは、ただの不審者でしかないじゃないですか!!もう少し何か。。。ねぇ!?

あのあさでさえドン引きだったじゃないですか!!(笑)

今日の名言は
成瀬さんの「これで諦めたとは思わないでいただきたい。」です。
説明もなにもなく、意図することがわからないただの不審者にこんなこと言われたら、そりゃあ平十郎さんもタジタジしちゃいますよ。怖いですもん。(笑)

あさと成澤泉の運命の出会いとなりましたが、果たしてこのふたりはちゃんと話し合うことができるのでしょうか!?
次回、『あさが来た』第114話「みかんの季節」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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