『まれ』58話「夢嫌いの希は過去のもの、藍子漆をはじめる」

若手パティシエの挑発に大悟(小日向文世)は、テレビ対決に出場することを決意
お題が決まり、レシピの考案に苦しむ大悟の姿を目にした希(土屋太鳳)は、
改めてプロの厳しさを知る。
一方で、自身はメレンゲ作りの練習に明け暮れるが一向に上達しないまま、
ついにテレビ対決の日を迎える。。。

『まれ』第10週 58話 「逆転一発パンケーキ」あらすじ

テレビ対決のお題は、「柚子」に決まり。
制限時間は1時間、大悟はメンツにかけて、アイディアを絞り出している。

希たちが見守る中、作り上げた試作のケーキを試食するが、
納得できず、ルセットを破り捨てる大悟(小日向文世)は、
テーブルを叩き、苛立ちを募らせる。

プロとはこんなにも苦しむものなんですねと希(土屋太鳳)が言うと、
そーですよと浅井(鈴木拓)、あなたもたまには苦しんだら?と陶子(柊子)が言うと、
3人はただただ見守るしかなかった

メレンゲの練習をしようと部屋に戻ってきた希は、
ちょうど、会社の資料を取りにきた徹(大泉洋)と出くわすと、
すれ違いざまに、お父さん、ありがとうと言うと、
驚く徹。

雑誌テレビ対決も、徹のお陰だと希が言うと、
ひよっとして俺、役に立っちゃった?と嬉しそうな徹
立った!と希は嬉しそうに親指を立てる。

そうしたら、能登へ報告するか?と徹は言うと、
お父さんもなかなか、がんばっているよ的な報告を藍子にしろと、
徹は暗に希に伝えると、藍子にに褒めてほしいのだろうと希は悪戯に笑う。

ちがうよ!向こうが心配しているかもしてないから、
連絡したほうがいいかなぁと思って、と誤魔化す徹は、
もしかしたら寂しくて落ち込んでいるかもしれないじゃないかと強がる。

そんな素直でない徹に、自分で電話すればいいという希が突き放すと、
それは駄目だ!離婚してんだから、そこはけじめだよと言って、またも強がり、
めんどくさいねーと希に呆れてしまう徹。

しかたなく、希が能登へ電話をかけると、電話先へ出たのは文(田中裕子)。

藍子はいるかと希は文に聞くと
藍子(常盤貴子)はアルバイトに行っていると、希に伝える。

その頃、藍子は弥太郎(中村敦夫)の職場にいた。

漆職人・京子(田根楽子)に指導してもらいながら、
漆を塗る藍子のもとに希からの電話が入る。

電話に出た弥太郎は、
藍子にアルバイトにきてもらって助かっていると言い、
希は、藍子が漆にかぶれてないかと心配すると、
弥太郎は、どれどれと言って藍子の手を取り確認すると、
大丈夫やといって藍子の手を撫でる弥太郎

そこへ、漆職人・亜美(梶原ひかり)が、
圭太(山崎賢人)へお茶を入れるよう指示すると、
藍子は自分が一番の新人だからとかわりに行こうとするが、
亜美と、同じく職人の井田(塩山誠司)にとめられる。

亜美の、そして、みんなの恩人希の母である藍子に
そんなことはさせられないと全員で藍子を止めると、
雑用係から抜け出せない圭太不満をもらす。

そこへ、塗師屋組合の男たちが、
弥太郎のところへ美人が入ったと聞きつけわらわらと見にくる。

そんな野次馬を、いかんいかんと言って、
せっせと追い返す弥太郎の後ろで
私ここです!と言って手を挙げて挨拶する藍子

電話先のにぎやかさに、藍子が本当に楽しそうだと喜ぶ希から、
電話を代わってた徹は、藍子に手出すなよ!と弥太郎へ釘を刺すが、
何が駄目なのか、自分も藍子も独身だから問題ないと動じない弥太郎。

何を話してるんですかと、藍子が電話を代わったのを知ると
徹は慌てて希に代わる。

漆は面白いねと藍子は言い、ここに居ると決めたからいろいろ試しているところで、
自分探しをしているのだと言うと、しっかり根っこ張って、土の人になりたいからねと、
前を向いている藍子の様子に嬉しくなる希。

それとは逆に少し落ち込んだような徹は、
根っこかぁと言うと、
何かを思うかのように徹は少し考え
資料を持ち会社へと意気込んでいくのだった。

テレビ対決の前夜。

「天中殺」の厨房でメレンゲの練習に励む希の奥で
輪子(りょう)に大悟の応援いくかと確認をする美南(中村ゆりか)。

一応ねと答える輪子は、楽しみにしている希に、
あのさぁと輪子は何かを言いかけてやめると、
後片付けを希に頼むと2階へあがっていく。

美南は、練習の材料費けっこうかかってるのではないかと、
希のお金のことを心配するが、希は近所の豚カツ店で分けてもらっていて、
卵の白身をもらう代わりに、作ったお菓子をもらってもらっているという。

そこへ、陶子がホームページの原稿を持ってくると、
まだ練習してるのか?諦めが悪いと言われてもめげずに、
陶子に、自分のメレンゲはどうか?と見てもらおうとする希。

教えてくださいよと懇願する希に
陶子は、希が嫌いだとはっきり言うと、
希の気に障る所を説明し、正しすぎて気持ち悪いと言い放つが、
希には何を言われているのかわからない。

ちょっとわかる、夢に向かって頑張っている姿がちょっと
胡散臭い?偽善ぽい?と美南が言うと、
そんなこと言われたの、初めてですよ!と慌てる希は
ずっと、『夢嫌いの希』と言われていたと話すが、
2人とも ウソでしょ?と信じない。

安定第一で、公務員になったぐらいで、ずっと夢を諦めて生きてきたから、
もう、諦めたくないんですと 希が言うと、美南は希の手をとり、
これから、希ちゃんって呼んでいい?自分も美南ちゃんでいいからと言うと、
瞳を輝かせて希を見つめる美南。

ホント、そう言うのやめてとうんざりする陶子に
絶対諦めない人が、大悟の店を応援してくれるなんて嬉しいと言って
喜ぶ美南。

希は、大悟のことが嫌じゃないのか?と美南に聞く
それは、自分もずっと不思議だったと陶子が席を詰めてくる。

嫌じゃない、そりゃ寂しい時もあるけど、
大悟のケーキ好きだし、ケーキ作ってる大悟も好きだしと、
美南が嬉しそうに話すのを見た希と陶子は、
なんだか自分ごとのように嬉しくなるのだった。

そのあと、一人明け方まで練習していた希の様子を
大悟は、店の外から見ていたのでした。

テレビ対決当日。

いよいよテレビ対決の日、テレビ局にやってきた大悟たちの横を
ネタ合わせしながら歩くナイツを見て、喜び浮き足立つ希と美南。

スタジオに入ってきた大悟に、対戦相手の西園寺(黄川田将也)が近づいてきて、
スタッフが西園寺の紹介をすると、お手柔らかにと握手を求める西園寺に、
握手もせずに、叩きのめしてやる!と大悟。

いいねぇ~2人ともその調子で本番もお願いしますよと
プロデューサーは大喜び。

能登では、いつものご近所メンバーが、桶作家のテレビの前に集まっていた。

そこへ、弥太郎も合流し、元治(田中泯)がお前まで何しに来たと牽制すると、
弥太郎は、ウチの藍子さんの娘の晴れ舞台だから見に来たのだと言うと、
誰がウチの藍子さんだと言って、元治は藍子を渡さないぞと言わんばかりに抱きしめて見せる

そんなお茶目な元治にみんなが笑い、ご馳走に、クラッカー、
慎一郎(ガッツ石松)の希コールで桶作家はパーティーのような大盛り上がり

池畑大悟先生、カメラテスト入りまーすとスタッフの声。

カメラテストで適当に動いてくださいと指示されるも、
微動だにしない大悟

動かない大悟に、テレビスタッフは、
じゃあ、そこのボウル、手に取ってもらえますか?と指示を出すと、
ボウルを手に取ろうとした大悟は、台の上の道具を床にぶちまけてしまう。

そんな大悟の姿に、やっぱり駄目だったかぁと輪子はいうと
少しはましになってるかと思ったけどとため息をつくと、
落としたボウルを拾おうとした大悟は、バランスを崩し床に倒れ込んでしまう

『まれ』第10週 58話 「逆転一発パンケーキ」解説

今回は 「メレンゲ作りのコツ」 について解説していきたいと思います。

前回はメレンゲの概要をお伝えしましたが、
今回はメレンゲの作り方のコツについてお伝えします。

【準備】

  • ボウルは油分や水分が残っていない乾燥したものを使う
  • 使用する卵は新鮮な、白身のぷるっとたものを使う
  • 冷蔵庫から出して使う場合はすぐに使うこと、温度差で卵状態がかわるので注意。

【作り方】

  • 最初は卵白のみで5分立くらいになってから、砂糖を2~3回に分けて加える
  • それでも駄目なときは泡立てる前に、ほんの少量の塩を親指と人差し指で
    ひとつまみ加えてから5分立てにして砂糖を加えていきましょう。

*ただし、塩を入れると若干は味がつくのでその点だけ留意願います。
*レモン汁でも代用可能

『まれ』第10週 58話 「逆転一発パンケーキ」感想

今回は、 あれれ? な 回でしたね。

なんだか少し、陶子さんと希の距離が近づいてきました??
ちょっと和気藹々な雰囲気に個人的にうれしく思いました。

そして、藍子さんに褒めてもらいたい徹さんのめんどくさい感じも
弥太郎さんに釘を刺す姿も可愛かったですね。

すごく微笑ましかったです。

藍子さんも、能登で自分探しをはじめて
明るく楽しく前向きな姿も素敵でした。

能登で「土の人になりたい」という気持ちに本腰が入ったみたいですね。

今日の名言
陶子さんの 正しすぎて気持ち悪い です。
なるほど、正しすぎても気持ち悪いんですね。。。と、
はい、気をつけます勉強になりました!

テレビ収録のカメラテストがはじまり
いよいよ本番目前!!!
カメラテスト中、大悟の様子がおかしい
輪子のやっぱり駄目だったかは何を意味するのか!!??

次回、第59話  続 「逆転一発パンケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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