テレビ対決の本番直前。
出場を決意した大悟（小日向文世）が、スタジオに飛び込んでくる。
観覧席の希（土屋太鳳）たちの前で、見事な手さばきで次々とケーキを仕上げる大悟は、
最後の一品を仕上げると、観覧席にいる希にスタジオのキッチンへ下りてくるよう命じる。
『まれ』第10週 60話 「逆転一発パンケーキ」あらすじ
撮影が始まるカウントダウン
5秒前、4、3、2、1・・・
大きな観客の歓声と共に
運命をかけた戦いが幕をあげる。
【オープニング】
私は、食のためなら命をも惜しまない
今宵も、最高の巨人を我が館へ招いた
～いでよ、巨人たち～
「叩きのめしてやる」 眠れる巨匠・池畑大悟（小日向文世）
「負ける気しません」 スイーツ界の貴公子・西園寺一真 （黄川田将也）
～料理の巨人 Titan Chef スイーツ頂上決戦～
さあ、魂の闘いを見届けよ！
料理の巨人がスタート。
主催者（山口馬木也）の対戦者紹介が始まる。
私の記憶が確かならば、
その食材は、酸味・香味・薬味、
そのすべてを兼ね備えた味覚の魔女
その名は「柚子 ゆず Yuzu」 さあ！いでよ、巨人たち！
スイーツの頂点に立つのか？ 若きスターシェフ・西園寺一真
対する巨人は
潰れかけの店の復活をかけ、勝負に挑む巨匠・池畑大悟
挑戦者紹介とともにセットへ入場する大悟と西園寺は、
キッチンへ入るとマントを脱ぎ、コックコート姿になる。
対戦者紹介のコメントに対して
えらい言われようだなと徹（大泉洋）は笑ってしまうが、
希は（土屋太鳳）、シェフ！ がんばれぇ！と
大悟へ拍手とエールを送る。
すると、司会（福澤朗）が現れ、
燃えていけ！ファイアー！と戦いのゴングを鳴らすのだった。
【巨人のルール】
◎何品作るかは巨人次第
◎ただし、時間内に完成できなければ負け
能登では、テレビに映る大悟と観客席にいる希の姿に
一同が大興奮していた。
どうですか？自信のほどは？と
司会が各陣営に回り、意気込みを聞いて回るが、
大悟は、動線に立つな！と大悟に注意される。
大悟の代わりに、陶子（柊子）が絶対、勝ちます！と
コメントすると、西園寺陣営から歓声があがる。
ああー!? 早くも出た！
西園寺の代名詞、秘技・スカイパウダーだ！
さすが、スター！ 魅せると言うのも重要な要素です。
柚子の皮が、粉雪のように舞い降りる～！と司会が
西園寺側を盛り上げると、それに対抗してか、
大悟は、測りを持ってきた陶子（柊子）へ、
計りはいらんと言って、素手で粉を掴みいれる。
お～っと！ 池畑大悟、手で分量を量っている！
これは熟練の技、ぐっと時間短縮だ！
眠れる獅子、ついに、本領発揮か～!?
希たちの応援の声。
そしてこれは。。。豆腐です！
豆腐を、お～っと、手で豪快に潰していく。
服部さん、これはどういうことでしょうか？と司会は
審査員席へ コメントを拾いに行く。
これはおそらくねぇ、豆腐をアイスにするんでしょうねぇと服部幸應（本人）、
そしてこれは、柚子が和の食材であることを意識してますねと司会、
当然でしょうねと服部が解説すると、これは面白くなりそうだぁ！と
司会は会場を盛り上げていく。
番組は終盤へと進み。
池畑大悟、最後の一品にかかっております。これは早い！！と
司会のコメントにも熱がこもる。
鬼気迫る大悟の姿に、コレ勝てんじゃないかと徹が言うと、
嬉しそうに笑う輪子（りょう）。
陶子が完成したケーキをもってくると、
五品目完成！制限時間10分以上残して、余裕のフィニッシュです！と
司会がコールするが、大悟は突然卵を割り出す。
予定にない行動に、シェフ！？と驚く陶子。
お～っと！ここで予定にない一品を作り始めたようですよ？
制限時間に間に合わなければ、その時点で負けです！と
司会が実況する。
動揺した徹は思わず輪子へ、
おたくのダンナ、何してんだよ？と声をかける
すると、大悟は観客席へ目をやると、
津村！来い！早くしろ！走れ！！と
希をキッチンへ呼ぶ。
突然のことに驚く希は慌てて前に出ていく。
おおおぉっと！？巨匠チーム、飛び入り参加ですかぁ！？と
司会も慌てふためく中、大悟は希へ、メレンゲを作れ！と指示をする。
意表をつく大悟の指示に目を丸くする希だったが、
大悟に早くしろ！と言われ慌ててメレンゲを作り出す。
突然キッチンへ出てきた希に、
能登では一同がテレビにくぎ付けになる。
できました！メレンゲの入ったボウルを希は大悟へ見せるが、
やり直せ！と大悟は指示する。
そんな大悟に希は、時間がもうないと伝えるが、
大悟はかまわず、泡立てすぎるからボソボソになる、
手に粘りつくような感触があったら、泡だて器ですくえ！
すくいあがって角が立ち、
ボウルを傾けても滑り落ちなければ完成だ！
あとは1000回練習！と、 希にメレンゲのポイントを伝え、
作り直しを命じる。
陶子からも、早く！！と指示が飛ぶ。
希は何度も何度もメレンゲを作り直すが、
大悟からのＯＫは一向にでない。
一方、西園寺陣営では、
おぉおっと！青い炎があがった！まさに、ブルーロぉーズ！
西園寺一真、完成です、まさにスターパティシエらしさあふれる三品！
司会から、残りあと10分！のコール。
メレンゲを作り続ける希の姿を隣で見つめる大悟。
能登からも、会場からも希への声援が飛び交う中、
希の手が止まり、メレンゲの角を確認すると
大悟へと見せる。
すると、よし、合格だ！とようやく大悟からのＯＫがでると
やりきった希は、思わず倒れ込む。
大悟は、最後の一品を作りだし、
司会が、5・4・3・2・1、とカウントダウンする中、
なんとか、最後の一品が完成する。
終了！とファイナルコールがなされ、
池畑大悟、ぎりぎり完成ですと司会は実況すると、
最後の一品は、ほかと比べてずいぶん素朴で可愛らしいですが、
これは何ですか？と、大悟へ聞く。
すると大悟は、メレンゲ入り、パンケーキだと答えると
あー、そうですかと司会は興味なさげに大悟陣営からはけていく。
その様子を観客席で見ていた輪子と美南（中村ゆりか）は、
あれって、そうだよね？と美南が口にすると、
輪子は、うんと頷くと、でも、どうしてと困惑しているようだった。
【審査員試食】
まず、西園寺陣営から
次に、大悟の作品の試食される。
そして、
【審査結果発表】
主催者による結果発表が始まる。
今宵、私は、魂と魂がぶつかり合う音を確かに聞いた
スイーツ界の頂点に登るのは、
西園寺一真、池畑大悟、たとえどちらが勝者でも、
私は二人を称えたい。
主催者はそういうと、勝者の名前の入った封筒を開ける。
勝者。。。
池畑大悟っ！！！
会場は、歓声と拍手が湧き起こり総立ちになり、
能登も、会場の希たちも抱きしめあって喜びあう。
さあ、巨匠、こちらへと主催者に招かれると、
勝者のマントを着せられた大悟に、
完敗です、さすが僕が憧れた、スーパーパティシエだと西園寺。
そんな西園寺に大悟が、ありがとうと言葉をかけると、
西園寺は大悟へ向い頭をさげるのでした。
会場から拍手があがる中、
主催者が、リスクをおかし、最後にもう一品加えた理由をお伺いしたいと問うが、
司会がマイクを向けるも、何も話さない大悟。
すると、業を煮やした番組側は、
さあ！来週も、至高の料理対決をお届けしよう！と
主催者が番組を締める。
はい、お疲れ様でしたとスタッフが拍手し、
お見事でしたよ、巨匠と司会が声をかけ、
大悟にマイクを渡す。
スポットライトが当たったまま、
大悟はマイク越しに希たちへ話しだした。
自分は昔、心から愛した妻を亡くし、
今の店は、その妻と一緒に作ったのだと、
世界一のフランス菓子を売る店にしようと、夢を語ったが
妻を亡くして、俺は菓子を作るのをやめたと語る大悟へ、
スタッフが、あと30分で控室へ撤収だと告げると、
ケーキをさげようとするが、そのパンケーキだけはと、
希は、スタッフを制止し、パンケーキの皿を持つ。
すると希は、これに何か、意味あるんですよね？」と
大悟へ問いかけると、自分にもう一度菓子を作らせたのは、
今の家族で、今の家族が自分を支えている、
輪子たちのために、自分は今、菓子を作ってる、
なのに、いつの間にか守りに入ろうとしていたと言い。
輪子たちに、覚えてないだろうけどと、
パンケーキのことを話そうとすると、
覚えてるよ！と美南が、大悟のもとへ駆け寄ると、
美南と輪子のために、初めて作ってくれたお菓子で、
幼い自分にも手伝わせてくれて、一緒に作った
すごく美味しかったこと覚えていると大悟へ伝えると、
嬉しそうに微笑む大悟。
その光景に涙ぐむ輪子と
もらい泣きする徹。
それを気を良くした大悟は
マイクを持ったまま続きを話し続け、
まだ続くの！？と徹は驚くと、
あの人なんか変なスイッチ入っちゃったよと
呆れるのだった。
この日を境に、希は大悟の元での修業を許されました。
希のケーキ修業は、これからが本番です！！
『まれ』第10週 60話 「逆転一発パンケーキ」解説
今回は 「パンケーキ」 について解説していきたいと思います。
近年パンケーキが人気となっていて、コンビニはもちろん
冷凍食品やパンケーキ専門店やなども増えてきました。
それではここで問題です。
みなさん、パンケーキとホットケーキの違いがおわかりでしょうか？
普段何気にパンケーキやホットケーキを食べていますが、
その違いを比べて見ましょう。
【パンケーキ】
ホットケーキと比べて甘味が控えめ、食事にも合うようなあっさりとしたケーキ
砂糖は使っておらず、水だけで作れるところも特徴です。
※砂糖は不使用ですが、水あめなどが入っているので
ホットケーキほどではないものの、多少の甘みはあります。
【ホットケーキ】
小麦粉、卵、牛乳、砂糖などを混ぜ、フライパンで円形に焼いたケーキ。
甘くて、厚みのあるのが特徴です。
パンケーキはホットケーキに比べ軽めで食事にもなりえるケーキで
欧米では、朝食として食べられることが多いケーキです。
『まれ』第10週 60話 「逆転一発パンケーキ」感想
今回は、 家族愛 な 回でしたね。
対決の終盤10分前に希を呼び出した大悟さん
粋なはからいでしたね。
ただ、この10分前と言うのがみそですよね？
ギリギリだからこそ、より必死に真剣に集中して
正確に作業に向かう必要が出てきますし、
こういう局面にこそ成長できるものなのですが
希を信用していたというのがあるにしても
大悟さんなかなかの勝負師です。
家族を思う気持ちであがり症を克服し、
撮影が終わったあともマイクで
家族愛を語る大悟さん新鮮でした。
今回の章は大悟さんの新しい面がたくさん発掘された
とても刺激的な章でした。
今日の名言は
西園寺氏の さすが僕が憧れた、スーパーパティシエだ です
西園寺氏、大悟さんに憧れていたんですね！？
衝撃が走った一言です（笑）
注目を集めたテレビ対決も勝利に終わり
希の修行も許され、本格始動。
次回は、希の修行と恋の大波乱の予感がする
バレンタインシーズンが到来！！！
次回、第61話 新 「泥沼恋愛チョコレート」お楽しみに！！！
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