『まれ』21話「藍子vsしおり女の闘い、元治と文、幸せのアルバム」

哲也(池内博之)一家の部屋での会話を聞いた希(土屋太鳳)と、
藍子(常盤貴子)の怒りがおさまらず、藍子はしおり(中村優子)と、
口論をしてしまい、赤の他人のくせにと言われてしまう。
翌日、哲也たちは、元治(田中泯)と文(田中裕子)に見送られることなく
能登をあとにするが、昔のアルバムを見つめる文の姿を見た希は。。。

『まれ』第4週 21話 「さよなら桜もち」あらすじ

哲也たちの部屋から、妻・しおり(中村優子)と娘たちの会話を、
廊下で聞いてしまった希(土屋太鳳)と藍子(常盤貴子)は、
怒りがおさまらない

夕食を食べる希たちの様子がおかしいこと気づいた徹(大泉洋)は、
恐る恐る、どうかしたんでしょうか?と希と藍子に聞くも、すると一徹が、
触れるとやけどをするから触らないでいいと言うと、不可解な雰囲気が、
食卓を包み込む。

しおりは、哲也(池内博之)が同級生に会いに行っており、
夕食に間に合わなかったことを文(田中裕子)に詫びるが、
文は、お客さんのご都合で結構ですと言うと、しおりは娘たちに目配せし、
娘たちは、あからさまに文へ甘えだした

食事の後、我慢ができなくなった希は、部屋を飛び出そうとするも、
藍子に呼び止められ、止めても無駄、ひと言ってやるんだと息巻くと、
私も一緒に行くと言って藍子も行こうとするが、そこへ突然、ドアが開き、
相談があると、しおり方からやって来たのだった。

驚いた希だったが、こちらも話があると言い、しおりを部屋へ招き入れる。

部屋に入ると、しおりは一方的に話し続け希に話す隙をあたえない
そんな様子に藍子は、ようするに、出て行けと言っているわけですね、
続けて、住んでしまえばこっちのものなんですものねと言うと、一徹も、
田舎は壁が薄いから全部聞こえるんですよと、しおりに教える。

するとしおりは、少し考えた後、本当に邪魔よね、彼方たちと開き直る。

一人息子が田舎に帰ると言えば泣いて喜んで、
多少の事には目をつぶるのが普通なのに、
中途半端に希たちがいるから、変に強気になって、
こっちはいい迷惑だと言い放つち、反論する藍子に対しても、
何が目的で居座ってるののかと言うと、『赤の他人』のくせに!と言われ、
藍子は言葉に詰まってしまうのだった。

こちらにも事情がなければ、こんな田舎で同居なんかするものかと、
声を荒げると、そこへ哲也が帰ってきて、そんな風に考えてたのかと、
しおりを見る。

しおりは、私ばかり悪者にしないでと言うと、騒ぎを聞きつけた娘たちも、
自分たちもこんなところへは来たくなかったと言い出した。

そこへ文が入ってきて、もういい、お客さんたち明日もう帰ってくださいと、
覇気なく言うと、部屋を出て行ってしまった。

台所で一人洗い物をしている文を見つめる元治。

文へひどいことをしてしまったと布団に入り天井を見つめる藍子、
自分たちが出て行った方がいいのかもしれないと漏らすと、
徹も、かなり金に困っているんだろうと漏らすが、
希だけは納得がいかない様子。

そんな希に藍子は、『赤の他人』自分たちは、本当の家族じゃないと、
希に言い聞かせると、希はそんなことわかってると涙するのだった。

翌日、市役所でも希は文や元治のことばかり考えていたが、
そこへ新谷(山本圭祐)がやってきて、また典子がコンサートの件で、
ここへやってくると言うと、希に再度、安請け合いするな
規則以上の事は協力できないのだと強く言い聞かせるのだった。

しかし希は、コンサートが山田典子、芸名:京極ミズハ(内田慈)が、
地元に馴染むきっかけになるかも知れないと新谷へ訴えるが、
それはそうだが、個人のコンサートの手伝いなどできる訳がないと
断られてしまう。

そこへ、手はあると話に割って入ってきたのが、
裏市長と呼ばれている清掃員、若林キミ子(根岸季衣)だった。

キミ子は、第9回「春だよ!まーんで大漁祭!」のステージへの出場なら、
市主催なので協力できると、希にアドバイスをする。

すると希は、断るところは断るのでやらせて欲しいと頭を下げると、
キミ子は満足そうにうなずくのだった。

そうこうしている間に、典子がやってきた。

典子は、イベントでの演奏承諾し、あとの準備は市役所で全部やってと、
また無理を言うが、希は市役所は協力しかできませんときっぱりと断ると、
じゃあ、個人的にやってと、今度は希個人に頼むのでした。

あの「桜餅」も観客へ振舞いたいので用意するように言うと、
典子は行ってしまい、新谷も諦めたように、希に個人的に手伝うよう言う。

希が、桶作家へ帰ると、哲也たちはもう帰っていなくなっており、
哲也たちは、文たちに見送られることもなく能登をあとにしていた。

一家が去ってから、昔のアルバムを開く文の姿を見た希は、
出て行くのは自分たちのだと感じ、藍子と徹へその意思を伝えると、
徹は8年目のチェックアウトかと寂しそうに言うのだった。

『まれ』第4週 21話 「さよなら桜もち」解説

今回は 桜餅 について解説していきたいと思います。

桜餅は、桜を模した和菓子で、餅を塩漬けした桜の葉で包んだ和菓子で、
春の季語でもあります。

桜餅には、『長命寺桜餅』と『道明寺桜餅』の二種類があり、

長命寺桜餅』は、関東でよく見られる桜餅で、小麦粉や上新粉に砂糖を加えた生地を
クレープのように薄く焼き、中にあんを包んだものです。

江戸時代の向島の隅田川沿いにある寺、長命寺の門番の山本新六が、
桜の葉を塩漬けにして、餅を包んだことが桜餅の始まりと言われています。

一方『道明寺桜餅』は関西方面でよく見られる桜餅で、
道明寺粉を蒸して餅を作り、それにあんを詰めたものです。

道明寺粉とは、もち米を一度蒸して、乾燥させ、砕いたもので、
道明寺は大阪にある寺の名ですが、桜餅の発祥地ではなく、
「道明寺粉」を道明寺の尼が作ったと言われているため、
そう呼ばれています。

まれに出てくるのは『長命寺桜餅』でしたね。

『まれ』第4週 21話 「さよなら桜もち」感想

今回は 人の優しさにつけこむ? な回でしたね。

もうなんだか人間不信になってしまいそうです。

家族どうしで騙したり、他人に面倒ごとを押しつけたり、
人の優しさや思いやりにつけこむような出来事が多くて
元治さんや文さんが可哀想で仕方ないです。

しおりさんすっごい性格怖いし!!
哲也しっかりしてよ!!ってなります。

希も、人が良すぎて典子にいいように使われてますし。。。
いつかキレるんじゃないかと心配です。

今日の名言は
徹さんの 8年目のチェックアウトか です。
とても寂しい言葉ですが、徹さんらしい洒落っ気がいかされてますね。

第9回「春だよ!まーんで大漁祭!」は無事開催されるのか!!?
津村一家はこの先どうするつもりなのか!!?

次回、第22話  続 「さよなら桜もち」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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