『まれ』121話「希と圭太の決意、ケーキ屋と女将両立」

希(土屋太鳳)が店を開くために必要な参考資料をまとめ上げていた徹(大泉洋)。
徹の熱い思いを知った希は、「まいもん食堂」でケーキ屋を開くことを決意する。
塗師屋の女将としての仕事とパティシエとの両立するために、経営方法や時間割り、
開業に必要な資金などを計算してくが。。。

『まれ』第21週 第121話 「復活マルジョレーヌ」あらすじ

突然、誰にも何も言わず置き手紙だけを残して出て行った徹(大泉洋)に怒る希(土屋太鳳)だったが、
徹がまとめ上げた企画書読んだ希は、徹の自分への深い愛情にやっと気づくことができた。

翌朝、いつも通りに女将の仕事をしていた希は突然、
何かに突き動かされるように塗師屋を飛び出すと自転車を飛ばし、
誰もいない「まいもん食堂に駆け込む

すると、希の頭の中に徹の声が聞こえてくると、
徹の思い描いたケーキ屋のコンセプトがイメージ化される。

本格フランス菓子アット能登
風光明美な能登半島
新鮮な魚介や伝統工芸を堪能したあとに
ふらりと入った裏通りのひなびた店。

そこであなたを待つのは
伝統的なフランス菓子の修業を積んだ魔法のパティシエ

とろける舌触り
奇跡のような美味しさ
パリのパティスリーに迷い込んだような空間で
あなたは思いも寄らない本場フランスの味に出会うだろう。

あなたはいつしか日常の悩みを忘れて
幸せな笑みを浮かべている。

希!世界一のパティシエになれよ!

希を追いかけて来た圭太(山崎賢人)は、
徹の企画書を見て、徹の熱い想いと希の夢への気持ちを思った圭太は
横浜でもフランスでも修業に行っていい!パティシエに戻れ!と言と、
希は、泣きながらパティシエに戻りたいと言うが、
それでも自分は圭太と一緒にいたいと言う希。

圭太といるとどんな些細なことでも幸せで、どんなことでもがんばれる
徹はそれをわかっていて、この企画書を自分に残してくれたんだと思う、
これはきっと、夫婦も夢もどっちもやってみろと言う徹のメッセージだと
希は話す。

塩田で仕事をする、一徹(葉山奨之)元治(田中泯)のもとへ、
みのり(門脇麦)が弁当を持ってやってくる。

昼食の弁当を広げながらみのりは、
子供が生まれるまでに戻ってきてくれたらいいねと一徹に話していると、
一徹は、みのりに実は自分も徹が出て行くところを見ていたと話す、
その言葉にみのりは、なぜ引き止めなかったのかと一徹に聞くと、
一徹は、徹の背中が止めるなと、そう言っているように思えた
みのりのお腹に手を当て、何かを考えるかのように話す。

その夜、塗師屋では
徹の企画書を参考にケーキ屋と女将の仕事の時間割りを考えていた希は、
これなら、なんとかなるかもしれないと嬉しそうに圭太に話す。

すると圭太は、希にケーキ屋をさせてやりたいと、
希の気持ちと自分の想いを弥太郎(中村敦夫)へ話し、
希がケーキ屋をすることへの許しを請うていた。

しかし弥太郎は、一つの家の中で、夫婦がそれぞれ夢を追うというのは
並大抵のことではない、ましてや、2人とも職人と言う難しい仕事で、
希は要領よく妥協するということができない娘だ、
パティシエと女将の仕事にまともにぶつかって希が壊れてしまうかもしれない
それを支えてやれるのか?圭太の度量がさらに試されるのだぞと、
圭太へ念を押す。

翌朝、布裁ちをする希のところへ
希がパティシエに戻ろうとしていると聞きつけた弥太郎(中村敦夫)が現れる。

直美は自分は女将とケーキ屋の両立には反対だと言う直美だったが、
店をするのにいくらくらいかかるのか?と希のが気になるようだった。

店をするためのお金の計算をしていなかった希は
直美の問いにポカンとしてしまう。

その頃、桶作家では
徹の失踪が、希のパティシエに戻る良いきっきけになった、
徹も最後には役にたったなと言う文(田中裕子)は、ところでと、
気持ちの整理ができたのか?と、藍子(常盤貴子)に今の気持ちを訊ねる。

自分だったら、日本中を一生かけてでも徹を探し出して、
目の前で離婚届けに判を捺してやる!と話す文に対して
希と一徹もいるから。。。と話す藍子だったが、
もう2人とも結婚して自立しているだろう?と文は言うと、
藍子もそろそろ、ひとりの人間として
自由に生きることもゆっくり考えてもいいんじゃないか?
そうしないと時間はあっという間に過ぎてしまうのだぞと
藍子を諭すのでした。

直美に店の費用のことを言われ、我にかえった希は、
その夜、慌てて必要経費の計算を始める。

あれもこれもと言って計算した結果、
叩き出された金額は、10,003,000円。

1,000万!!!??

その金額に驚愕した希は、思わず倒れ込んでしまうと、
もっと経費を削らなければと必死に電卓と戦うのでした。

『まれ』第21週 第121話 「復活マルジョレーヌ」解説

今回は 「ケーキ屋出店費用」 について解説していきたいと思います。

希の計算では、
「まいもん食堂」でケーキ屋を出店するのに必要な経費は
10,003,000円となっていましたが、この金額。

みなさまは高いと思われましたでしょうか?

と、いうことで、ざっくりとではありますが、
ケーキ屋さんを出店するにはどのような費用がかかるのか?

今回は、輪島塗のお皿を使うと言う事から
イートインもできるカフェ併設と想定して
調べてみました。

 

店舗初期費用 100~300
店舗の外装・内装 200~400
厨房の設備費など 100~300
その他(備品) 100~200
開業経費 50~70
初期仕入れ費用 10~50
合計 560~1,320万円位

ピンキリではありますが、一般的に飲食店を開業するには約1,000万と言われます。

徹の計画では改装費用を100万で押さえたいと言っていたかと思うので
少し押さえたとしても、間を取ったとしても、600~700万

そこへ希の希望するケーキの展示販売用冷蔵庫や、
製菓室(厨房)用の冷房設備チョコレートをテンパリングする大理石の台など
こだわったとして、やはり1,000万近くにはなるかと思います。

この他にも、店が起動に乗るまでの(約半年~1.2年)間の仕入れや光熱費、
人件費などを考えると、1,500~2,000万くらいはみておけたら万々歳でしょうか?

リサーチしたところの飲食店全体での開業を見ると
器具などを新品で揃えると約1,200万円ほどを用意されている方が多く、
今流行りの「居抜き」という、前の店舗の設備そのまま使うような形式ですと
うまくいけば100~200万からの安定までの運転資金で、総額700~800万
いうところでしょうか?なかなこんなうまくいくケースは希ですが、
希ならやってのけるかもしれませんね。

希だけに。。。(笑)

どんな業界も開業するとなるとたくさんの準備が必要なんですね。

『まれ』第21週 第121話 「復活マルジョレーヌ」感想

今回は、 夢膨らむ な 回でしたね。

先週とは、うってかわって
徹さんの気持ちが全面的に受け入れられた回でしたね。

お店の必要経費の計算も忘れるくらい
ケーキ屋オープンに夢膨らむ希
本当に嬉しそうでしたね

これも全部圭太くんのおかげですね
ありがとう!!圭太くん!
なんていいお婿くんなんでしょう!!!
徹さん、帰ってきたら褒めてあげてくださいね!

本当に圭太くんがどんどん男として大きく成長している感が
ここ1~2週間で感じられていませんか?

希と一緒に生活するだけでコレほどまでにかわるものなのですね。

大切な人がそばにいるってすごいパワーですね!!

今日の名言は
一徹くんの 徹の背中が止めるなと、そう言っているように思えた です。
やっぱり息子は父の背中や想いをちゃんと見て感じて理解してるんだって
すごく感じました。

いよいよ、ケーキ屋をすると決意した希でしたが
莫大な経費に気が遠くなってしまいました。

電卓と戦う希。
お金の工面ほどうするのか!?
希のケーキ屋は本当に実現するのか!!??

次回、第122話  続 「復活マルジョレーヌ」お楽しみに!!!

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