妊娠発覚から1週間。希（土屋太鳳）は、仕事をセーブしながら働いていた。
子どもが生まれることの喜びをかみしめながら「プチ・ソルシエール」で働く希だが、
店の売り上げはなかなかあがらずにいた。
産休前の営業最終日、客の入りが芳しくない中、希が意気消沈しているところに
観光客らしき妊婦（本上まなみ）が現れる。
『まれ』第２２週 第128話 「出産クッサンベイビー」あらすじ
妊娠発覚から1週間。
希（土屋太鳳）、仕事をセーブしながら働いています。
漆を塗りながらにやける圭太（山崎賢人）に、
漆職人・亜美（梶原ひかり）がまるで漫画のようだと
圭太のデレデレ具合に呆れていると、
藍子（常盤貴子）はかわいいじゃないと
その様子を微笑ましく見つめている。
そんな幸せそうな家族模様に、いいなぁ子ども。。。と、
中年職人・井田（塩山誠司）は激しく羨むのだった。
希のエコー写真を見ながら盛り上がるはる（鈴木砂羽）と久美（ふせえり）は、
まかさ双子なんてねと盛り上がる２人に、
希は、人の予想の斜め上をいくからと笑う一徹（葉山奨之）。
そうこう話をていると、みのり（門脇麦）と一徹の息子・徹志がぐずり出し
あらあらと戸惑うみのりの姿に、率先して子育てを手伝う一徹。
そんな夫婦のやりとりに、
一徹は本当にいいお父さんだねと感嘆するはると久美。
それと比べて圭太は、
なにかと気が利かないところがあるから、
希のことが心配だとかなんとかと話していると、
女性陣の会話を聞く度に、
希や一徹のことが気になってしかたがない元治（田中泯）は、
世話を焼こうとウロウロするが、
そんな元治に文（田中裕子）は、
希も一徹も本当の孫ではないのだから、
あまり余計な口を挟まないようにと釘をさす。
そんな２人のやりとりにはると久美は、
自分たちも端から見ていて、
時々本当の孫なんじゃないかと勘違いすると笑う。
そしてはるは、
子どもが生まれたみのりや、
妊娠中の希が羨ましいと言うと、
一子（清水富美加）はいつまでもフラフラしていて、
結婚なんていつになるかと嘆くのでした。
その頃、塗師屋には一子がやってきていた。
一子は、子どもおめでとう！と言うと、
結婚もおめでとう！と改めて言うと、
前に「マ・シェリ・シュ・シュ」で言ったときは、
まだ人生こじらせていたから、
改めてちゃんと言っておきたかったと話す。
そして一子は、
姿勢を正して希へ向かうと
希と圭太のことは本当にめでたいと思っていると言い
改めて友達として向き合っていきたいと話す一子に嬉しそうな希。
すると一子は、母子手帳を見せて欲しいと希に言うと
自分はまだ一度もそういう物を見たことがないから
見てみたいとせがむのだった。
少し驚いていた希に一子は、
あ～元カノに見られるのは嫌なんだぁと
意地悪そうに笑って言うと、
そんなことないよと希は笑い
母子手帳を取りに奥の部屋へと向かう。
そこへ、
「こんにちは赤ちゃん」を口ずさむ圭太が
漆器組合の会合から戻ると、
一子はくすりと笑って「お邪魔してます。」と
挨拶を交わす。
そして一子は、圭太に子どもができたことを祝うと、
親方にもなるし、頑張らないとねと肩を叩くが、
なんとなく一子に対してぎこちない圭太。
そういえばと、ネットコラムの話をし、
やりたいことを見つけて活躍していて、すごいなと言うと、
圭太に「都会に流されてる」って怒られたしと笑って話す一子に
あの時の自分の器が小さかったからと圭太は言うが、
そんなことはないと一子は言うと、
昔の自分の野心は真っ黒だった、
どうしても黒い野心を追い出すことができなかった
でも、今の野心は真っ白で思い描く将来の形も見えている
真っ白になれて本当に楽になったと一子は笑うと、
真っ黒時代にいろいろと振り回してごめんと一子は圭太に謝る。
寒空の中、
試食を配る希の元に朝市帰りの文がやってくると
頑張っているなと声をかける。
産休までにもうすこし頑張っておきたいと話す希。
妊娠６ヶ月
妊娠６ヶ月半
妊娠７ヶ月
と、月日は流れ。
希は無理をしないように気をつけながら、
店を軌道に乗せようと踏ん張る希ですが、
経営は相変わらず低空飛行のままだった。
そんな中での産休前の最後営業日。
１人の妊婦が希の店にやってくる。
その観光客らしき妊婦（本上まなみ）と希は、
お互い妊娠中ということで話がはずむ２人、
「マジョレーヌ」を食べた妊婦は、
このケーキだけ本格的だと驚くと
希は本当はこの店を本格フランス菓子の店にしたいのだと言い
能登の空気とか、においとか、海や、そういうものが
本当に美味しいものなんだと気づくようになって
今ではここで店を出せたことがよかったと店への思いを話す。
すると妊婦は、
希に子どもを生んだあとはどうするつもりなのかとを訊ね
今日から半年店を一旦閉めるのだと希が言うと
女性はいろいろなことが重なりがちだよね
仕事がのってくる時期と子どもとと
妊婦はうつむきかげんにそう話すと
自分は仕事をどうするか決めきれないと言う妊婦。
そして、最後のお客となった妊婦を見送ると
希は休業の張り紙を入り口へと張る。
「休業のお知らせ
出産のため半年間休業いたします。
１１月中旬より営業再開の予定です。
今後とも「プチ・ソルシエール」を
よろしくお願いいたします。
店長 紺谷希」
希と圭太は店の前で記念写真を撮る。
2008年８月９日。
苦しそうな希の顔を見た弥太郎（中村敦夫）は心配していると
なんだか希と徹（大泉洋）の誕生日８月１０日に産まれそうな気がすると
妙な胸騒ぎがすると希は、徹の執念を感じると言いだすので
そんな馬鹿なと呆れる圭太と弥太郎。
すると弥太郎は、
そろそろ子どもの名前を決めたのかと話をふると
圭太は、やっぱり「漆」に関わる名前をつけたい考えてると言うと
希は、親の変な期待を子どもにはかけたくないと言って
自分が「希」という名前を受け入れるのにどれだけ時間がかかったかと
これまでの紆余曲折を思い出す。
少し興奮気味の希に、藍子は落ち着くように言うが
希の熱は収まらず。。。
ついに希に陣痛の予兆が来てしまう。
突然のことに慌てる一同だったが、
藍子は落ち着いてまわりに指示をすると
圭太は井田に「ゴルフボール」を持ってくるように言う。
ゴルフボール！！？？
そんな物を何に使うのかと戸惑う井田。
いよいよ、希の出産が近づきます。
『まれ』第２２週 第128話 「出産クッサンベイビー」解説
今回は 「双子の出産」について解説していきたいと思います。
【双子でも自然分娩は可能？】
双子の場合は、約6～7割が帝王切開になると言われていて、
その理由は、双子の成長に子宮の大きさが耐えられなくなることにあります。
双子の妊娠は妊娠8ヶ月の時点で、
お腹の大きさが通常妊娠の臨月とほぼ同じ大きさになり、
子宮がピークを迎えます。
そのため、双子の妊娠は早産になりやすく、
約5割ほどの妊婦が早産のため帝王切開になるのです。
それでも、特に異常がなければ双子の自然分娩は可能です。
『双子の自然分娩が可能な条件』
・２人とも頭位であること
・推定体重が２人とも2000g以上あること
場合によっては一人が逆子でも自然分娩できることもあります。
しかし、１人目が順調に産まれたとしても２人目がうまく出てこられずに、
お産の途中で帝王切開に切り替わるケースもあります。
病院の方針やお医者さんの判断、妊娠の経過、
初産婦か経産婦かによっても異なるので、
ドクターとのしっかりとした事前の相談が不可欠です。
【双子の出産費用はどれくらい？】
双子の出産にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか？
通常の出産とどのくらい費用に差があるのか調べてみました。
双子の出産には、赤ちゃんの入院費が2人分と、
管理入院や帝王切開手術が必要な場合も多いので
その費用も計算にいれておかなければなりません。
病院や妊娠の経過によっても異なりますが、
管理入院＋帝王切開手術代＋分娩代で約50～60万円、
赤ちゃんの入院費で約14万円（1日1万円×7日間×2人分）で、
およそ約60～80万円が双子の出産費用の目安。
通常の出産で必要と言われる費用は約40～50万円とすると
単純計算で、約20～30万円違うことになります。
お産１回と言う事で考えれば、やはり費用は高めですが
子どもを２回産むということを考えれば、少し経済的？？
そんなことを言っても選べるものではありませんし
やはり、早産や未熟児、母子ともにリスクが高くなることも
確かなので、安全に配慮できるなら費用は問題ではないですが。
入院も何も無く、むしろ双子妊娠しながらも仕事を続けていた希は
本当にすごいなって思っちゃいますよね。
希の赤ちゃんの誕生が楽しみです。
【ゴルフボールの解説】は→コチラ 127話 「希、双子を妊娠、圭太パパになる 解説へ」
『まれ』第２２週 第128話 「出産クッサンベイビー」感想
今回は、 もう産まれますか！！？ な 回でしたね。
妊娠発覚から翌日の放送には臨月！？
ついには産気づいてしまいました。
妊娠中は何事もなく順調だったってことですよね？
そして、その間に徹さんの行方もまったくわからないまま
希は出産の日を迎えてしまうのですか。。。
ちょっと寂しいですね。
それより、
最近一子ちゃんの帰省がやたらと多い気がするのですが
まさか。。。
今日の名言は
一子ちゃんの 真っ黒時代にいろいろと振り回してごめん です。
本当にいろいろと吹っ切れたんだなって、
こちら側も、見ていて晴れやかな気持ちになれましたね。
ついに希が産気づきました！
希と圭太の待望の赤ちゃんは
男の子か！？女の子か！？
いよいよ産まれます！！！
次回、第129話 続 「出産クッサンベイビー」お楽しみに！！！
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