『まれ』119話「迫りくる危機と対峙する徹、そして人生最大の決断」

外裏村で起こった一連のイタズラは、徹(大泉洋)を狙った犯行だったことが判明する。
犯人は、徹だけでなく、その家族も全員を不幸にすると脅迫めいた文章と送りつけ、
家族への危害を恐れた徹は犯人を思い止めさせようと、一徹(葉山奨之)が心配する中
一人で犯人と対峙することを決意をするのでした。

『まれ』第20週 119話 「男たちのウィークエンド」 あらすじ

雨の降る「まいもん食堂」では、
徹(大泉洋)と一徹(葉山奨之)が脅迫メールについて話していた。

徹は相手に会いたいと返信をし、今晩メールの相手と会うと一徹に話すと、
こういう事は警察に任せたほうがいい、普通じゃないと心配する一徹。

しかし徹は、直接話たい、もし会社の人間なら、自分が悪いのだからと言い、
なら自分も一緒に同席すると徹の身を案ずる一徹だが、
徹は一人で会うと決意は固かった

自分がなんとかするから、誰にも言わないでくれ、と徹は言うと、
藍子(常盤貴子)にも希(土屋太鳳)にもと一徹に口止めをするのでした。

その頃塗師屋では、
自分が女将の仕事すると言っていたのに姿の見えない徹を希が探していた。

するとそこに、みのり(門脇麦)から電話がかかってくると、
今夜、高志(渡辺大知)がテレビに出ると言うみのりの言葉に
すげー!!!と喜ぶ希と圭太(山崎賢人)。

「まいもん食堂」でメールの相手を待つ徹。

その頃桶作家では、
テレビの前に一同が集まる中、一子(清水富美加)が帰ってくる。

いよいよ、テレビ番組が始まり、司会者が高志のバンドの紹介をはじめる。

続いては、期待の新星、
長らくメジャーの誘いを断り続けて
ライブのみで活動してきたロックバンドlittle voice
満を持しての登場です!!

クラッカーや太鼓で大盛り上がりの桶作家。

涙のふたり

あなたのことを 嫌いになれずに
わたしだって いつもいくじなし、バカ
もしも もしも 時間が巻き戻せるというならば
タイムマシンが手に入るならば
ねぇ またはじめに戻って 言いたいんだ
あなたが好きだよ
ダメですか?

泣かないで、泣かないで
やっぱり一緒にいたいよ
強く優しく抱きしめて
ずっとずっと はなさないで

 

一徹は、歌の途中で席をはずし外へと出て行く
その様子がおかしいことにみのりは気づく。

「まいもん食堂」で徹が待っていると、戸の開く音がする。

徹が振り向くと、
そこに立っていたのは元社員の山口(池田一真)だった。

驚いた徹は山口へと歩み寄ると、
どうして。。。と悲しそうに理由を訊ねる。

迷惑をかけたのはわかっている、だけど
新しい仕事も決まったと言っていたし
遊びにも来てくれたのになんで。。。と困惑する徹。

そんな徹に山口は、
この就職難に仕事なんて見つかるわけがないじゃないですかと言うと、
手にしたビニル傘をカツカツと物にあてて苛立ちを押さえながら理由を話し出す。

最初は徹も被害者だと思ったいたから、
みんな仕事が決まったとウソをついたし、遊びにも来た。。。
でも、ここ能登へ来て気持ちが変わった

妻は愛想尽かして、娘を連れて出て行ってしまったのに
人の家族は壊しておいて自分は娘の店をプロデュースですか?
あなたも報いを受けてくださいと静かに言う山口。

すると山口は、携帯を開き徹の家族を盗撮した写真を眺めながら
娘さん本当にかわいいですね、奥さんも美人だし。。。
そういえば、もうすぐお孫さんが生まれるんですってね。。。
男の子かなぁ、女の子かなぁ。。。と不気味に話す。

恐怖を感じた徹は、
すまなかった!!家族のことも、仕事のことも全然知らなかった!
本当に悪かった!自分はどうなってもいい、何をされても構わないから!
家族だけには手を出さないでくれ!!!と床に手をつき山口に懇願する徹

そんな徹を振りきって去ろうとする山口を必死に引き止める徹は、
悪かった、本当に悪かった!オレには何をしてもいい!どうなってもいいから!
家族だけには手を出さないでくれ!!
こんなに酷いことになっているなんて本当に知らなかった!!
どうしたら許してもらえるのかと必死にすがりつくのでした。

やりとりを食堂の外で一徹はただ見つめるしかできずにいた。

一子による「幸せの形」インタビューが行われていた桶作家に
徹が帰ってくると、希が「家族幸せの形」について話している。

徹が帰って着たのを知った一同は、
徹へ「家族の幸せの形」は?と訊ねると、
少し戸惑ってしまう徹。

家族幸せ」その言葉に徹は思わず涙がこみ上げてくる

突然の徹の涙に周りは、また家族の事となると徹は弱いな笑うので、
徹はごめんごめんと笑って誤魔化すのでした。

元治、文、藍子、圭太に希が次々と
上を向いて歩こう」を歌い
思いつめた表情の徹をよそに
桶作家での楽しい時間は過ぎていくのでした。

翌日、必死に何かを探し回る藍子の姿があった。

藍子、希、一徹。

ごめんな、お父さんは一人になります。
バカなオレはこうなるまで
自分がたくさんの人から家族を奪い
人生を壊してきたことに気付けませんでした。

話せばきっとお前たちは
こんなオレをかばってくれると思うから
黙って行きます。

ごめん。

残された手紙を読み終えた希は慌てて
塗師屋を飛び出していくのだった。

『まれ』第20週 119話 「男たちのウィークエンド」 解説

今回は 「涙のふたり」 について解説していきたいと思います。

この曲は、『まれ』第13週 78話「運命カカオ64% 【解説】」
高志が希と圭太の中を取り持つように?作曲し
付き合うきっかけとなった「ラブソング」です。

前回は、希と圭太の思いがメインで描かれていたようでしたが、
今回は曲の2番にあたるのでしょうか?
歌詞が変わっていました。

では、前回の「涙のふたり」1番の歌詞はこちらです。

不安な夜がぼくを駄目にした
きみに気持ちも伝えられないよ
もしも もしも 世界が君の敵になっても
たとえ隕石が堕ちたとしても
もう悲しませたりしないよ、ずっと
嘘つけなくてさ
ほんとごめん

泣かないで泣かないで
死ぬまで一緒にいたいよ
強く優しく抱きしめて
ずっとずっと はなさないで

今回の高志が歌いあげた歌詞は、
自分と藍子のことなのか?
それとも、
一子と洋一郎のことなのか?
とても気になるところです。

『まれ』第20週 119話 「男たちのウィークエンド」 感想

今回は、 違うんだよ山口くん!   回でしたね。

犯人は山口くんでした。
そして、みんな就職していたというのもウソでした。

そうなっちゃったかぁ。。。と、
予想はしていたものの
はやり、ショックでしたね。

山口くんの行動は、一方的なようでもありましたが
仕事も家族ともうまくいっていないところに
徹さんがあまりにも幸せそうに見えたのでしょう。

徹さんも自分の否も重く受け止め
しかも、家族を危険にさらしたくない思い
ひたすらに頭をさげ続けていました。。。

徹さんの家族への思いがひしひしと伝わって
すごく胸が締めつけられるようでした

徹さんもついこないだまで
打ちひしがれていたんだよって
ただ、徹さんの家族が懐深くて
絆が深くて。。。特殊なんだよって
山口くんに言ってあげたかったです。

今日の名言は
一徹くんの ならオレも一緒に です。
父・徹のピンチに息子・一徹が心配するこの場面
大人になった父と息子のドラマでは普通のやり取りかもしれませんが
この親子の場合だと、また少し受け取る気持ちが違いますね。
徹さん、本当に一徹くんに愛されてます!!

元社員・山口の恨みを知った徹は
希たちに何も言わずに突然、姿を消してしまいました。

山口の復讐はこれで終わったのか!?
徹はどこへ行ってしまったのか!!??
ただ一人真相を知る一徹の行動は!!!???

次回、第120話  続 「男たちのウィークエンド」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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