あさが来た 58話 あさとはつ姉妹のお琴

大阪での最後の日にはつ(宮崎あおい)は藍之助(南岐佐)をつれて
加野屋へ泊まりにやってくる。久しぶりにあさ(波瑠)と姉妹だけの時間を過し
ふたりの話はいつまでも尽きないでいた。そんななか新次郎(玉木宏)は
息を切らせあるものを抱え大慌てでやってくる。それを見たあさとはつは。。。

『あさが来た』第10週58話「お姉ちゃんの旅立ち」あらすじ

大阪最後の日。

はつ(宮崎あおい)は藍之助(南岐佐)をつれて
加野屋に泊まりにやってきました。

遊びにきた藍之助に新次郎(玉木宏)は
最後に「お父ちゃん」と呼んで欲しいと
頼んでみるもあっさりと藍之助に断られ
しょんぼりと肩を落とす新次郎。

新次郎が藍之助と戯れていると
血相をかいた亀助(三宅弘城)が
「例のお三味線の。。。」と
言いかける亀助に新次郎は
シーっと口止めすると
慌てたように出かけていく。

そんな新次郎の姿にあさはまた新次郎が
三味線へ遊びに出かけたと思いムッとして
三味線の美人師匠・美和のことを口にすると
気にしていないと言いながらすねるあさの姿に
はつは素直にヤキモチを妬けばいいのにと笑う。

実はそのころ当のお師匠さん
美和(野々すみ花)の姿は
寄合所にありました。

美和はひとりで寄合所にくると
五代(ディーン・フジオカ)に大阪商人が
集まり商いの話しをし合える場所をつくる
その手伝いをさせて欲しいと五代に進言する。

「うちも誰かさんみたいに
ファースト・ペンギンになってみたいんです。」
美和はそう言って笑います。

久しぶりに姉妹だけの時間を過ごし
はつはあさに五代との関係を訊ねると
あさは「憧れ」と答える。

いろんなことを知っていて思慮も広く
どんどんと大きな会社をつくってしまう
そんな五代友厚のように自分もいつか
この加野屋を大きくしたいとあさは
大きな夢に瞳を輝かせます。

ふたりの話がいつまでも尽きない様子に
長年お付きをするふゆ(清原果耶)と
うめ(友近)のふたりも嬉しそうな表情。

それからもふたりの話は
父や弟の断髪の話
みかんや大根の話など
途切れることなく続くのでした。

一方、新次郎は亀助を供につれ
大阪の町中をものすごい剣幕で
走っていた。

そのころ加野屋では藍之助が
あさのそろばんに興味を持ち
器用にパチパチと弾く様子に
商売ごとが好きなのかも知れない
さすが山王寺屋と今井の子どもだと
あさとはつの顔はほころびます。

そしてあさはおもむろに
自分の琴を取り出してくると
はつに弾いてほしいと申し出る。

はつはこの琴はあさの琴で
ましてや今の百姓の手をした
自分が弾けるものではないと
断ってしまう。

そのとき、息をきらせた新次郎が
あるものを担いで帰ってくる。

それははつの嫁入り道具
あさといつも一緒に弾いていた
大切なはつの琴そのもの。

あの夜、惣兵衛(柄本佑)が新次郎に話した
大阪での心残りとは「はつの琴」を手放して
しまったことだった。

山王寺屋を潰した際に仕方なく売ってしまったが
もう一度はつに大好きな琴を弾かせてやりたいと
惣兵衛はずっと考えていたのでした。

あれから新次郎は大阪中の三味線
琴屋をまわって探してようやく先ほど
見つけたのだと新次郎ははつへ話す。

亀助が新次郎に話していた三味線とは
三味線屋ではつの琴を見つけたという
意味の言葉だったのです。

はつは懐かしそうに自分の琴に手を触れ
もう一度この琴に会えるなんてと喜び
心から礼を言うはつの姿に新次郎は
「ただふたりの琴が聞きたかっただけだ」と
笑うのでした。

そして、あさとはつは10年ぶりに
ふたりで琴を弾きます。

そんな琴の音色を加野屋の店先で
惣兵衛も耳を傾けてる。

日も暮れ
はつはとうとう大阪最後の夜を
向えようとしていました。

新次郎はひとり部屋にいるはつに
和歌山へ持っていってほしいと
琴を託します。

するとはつはずっと気になっていたことを
新次郎に訊ねる。

「あさを選んだ理由」はなんだったのですかと。

『あさが来た』第10週58話「お姉ちゃんの旅立ち」解説

今回は「藍之助が食べていたお菓子」について解説していきたいと思います。

藍之助が食べていたお菓子」は
「六方焼き(ろっぽうやき)」や「六宝焼き」と呼ばれる
きんつばににた和菓子で
きんつばとの違いは周りを覆っている生地に
卵が入っていてカステラ状なことです。

石川県や福井県など北陸地方や
近畿地方を中心によく食べられていて
九州・大分の銘菓でもあります。

もしかするとあの藍之助が食べていた
「六方焼き(ろっぽうやき)」は九州産かも
しれませんね。
【今井の父と弟の断髪エピソード】→コチラ 第48話「京都、最後の贈り物」へ

『あさが来た』第10週58話「お姉ちゃんの旅立ち」感想

今回は、はつのお琴が好きな惣兵衛さんな 回でしたね。

今日藍之助くんの顔を見て私は驚きました。

はつと惣兵衛さんの子どもなのに
藍之助くん「ぱっちり二重」!!!

そんなことはどうでもいいですかね?(笑)

惣兵衛さんの大阪での心残りは
「はつに琴」だったんですね!

そういえばずっとはつに大好きな琴を
弾かせてやれないとずっと気にしていました。

一度手放した琴を探すなんて
とても難しいことだったでしょうし

質流れ?と言えども琴を買い戻すなんて
それなりにお金も必要だったのではないかと
思いますが。。。

そこはやっぱり新次郎さんのおこづかいでしょうか?

惣兵衛さんも新次郎さんも粋なことしますね!

今日の名言は
美和さんの
うちも誰かさんみたいに
ファースト・ペンギンになってみたいんです。」 です。
ちょっと意表をついてしまいましたでしょうか?
それでもこれは五代友厚への大っぴらアピール!?と
驚いてしまったのでえらんでみました(笑)

いよいよ、はつの大阪最後の夜がやってきます。
「あさを選んだ理由」を聞かれた新次郎は
一体なんと答えるのでしょうか!!?
次回、『あさが来た』第59話「お姉ちゃんの旅立ち」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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