『まれ』85話 「希、圭太入籍、みのりの手作りケーキ」

希(土屋太鳳)は年季明けのあいさつを立派に成し遂げた圭太(山崎賢人)と、
その夜、桶作家でみのり(門脇麦)たちに、結婚と年季明け祝いわってもらい、
両家の許しを得て、結婚できることとなった。
紺谷希としての初日、希はオリジナルケーキの予約をうけるのだが。。。

『まれ』第15週 85話 「下克上駄菓子ケーキ」あらすじ

希(土屋太鳳)は年季明けのあいさつを立派に成し遂げた圭太(山崎賢人)と、
桶作家へ戻ると、結婚行進曲とともに、みのり(門脇麦)と一徹(葉山奨之)が、
手作りのウエディングケーキを持って登場する。
みのりの手作りイチゴショートケーキの上には、洋一郎(高畑裕太)が頑張った
ハートの羊羹がのっていて、みみりたちの精一杯の気持ちが込めれられていた。

洋一郎は俺が作ったんだ、ハートいいだろうと嬉しそうに話すと、
ビデオ撮影撮りながら、誰よりも1番喜んでいるようだった。

初めての共同作業、ケーキ入刀に盛り上がる一同。

文文(田中裕子)がこれからは紺谷希だと笑うと、藍子(常盤貴子)も、紺谷希、
似合ってると喜び、少し恥ずかしそうな希に、どうぞ紺谷希さんと言って、
みのりは、ケーキ渡していた。

今後はどうするのかと聞く一徹に圭太は、この先、一年間はお礼奉公があるから
結婚式や新婚旅行はだいぶ先になると思うと圭太は答える。

ささやかな結婚のお祝いではあったが、周りからの温かい心遣い
希と圭太は心から喜び楽しむのでした。

二階の部屋。

希とみのりが布団をひいていると、みのりが一子(清水富美加)もお祝いしてると思うよ、
一子はあの性格だから、素直におめでとうと言うのは照れくさいだろうけどと、
一子のことを気にしている希に声をかける。

希は、みのりの気遣いに心が安らぐのだった。

そこへ藍子がやってきて、圭太は帰ったのかと聞くと、
今日くらいは泊まればいいのに、相変わらず圭太は真面目だねと藍子が言うと、
後ろから一徹が現れ、藍子と希を2人きりにしてくれたんだろうと言うと、
みのりと一徹も席を外し、希は藍子と2人きりになる。

すると藍子は、希にコーヒーでも飲む?と声をかけると、
今自分がハマっていると言う、珠洲のコーヒーを入れだす。

ふと、希が、この部屋こんなに広かったっけ?と言い、藍子に寂しくない?と聞くが、
藍子は全然と答え、この部屋にいると幸せな気持ちになると言うと、ここに来て、
いろいろなことがあって、いっぱい笑って楽しかったねと懐かしむように言と、
藍子は、希のお母さんで良かった、一徹のお母さんで、徹(大泉洋)の奥さんで良かった、
本当に産まれてきてくれてありがとうと伝える。

希も、こちらこそ、お母さんの娘で良かった

本当にお世話になりました

頭さげ、巣立っていく娘の姿に胸が熱くなる藍子なのでした。

翌朝、希と圭太は市役所に来ていた。

そこでは、博之(板尾創路)が2人の周りをぐるぐる回りながらの小言が始まっている。

馬鹿なやつだ、うまいこと絶対女将をさせられてこの結婚を後悔するうんぬんと、
いつもの博之節が炸裂していると、そこへ、博之は往生際が悪い!と声が聞こえる。

やってきたのは裏市長で清掃員のキミ子(根岸季衣)。

弥太郎(中村敦夫)がややこしいことを言ってきたら、お前がかばってやればいいと一喝すると、
なんだかんだいいながら、博之は石川県中の結婚式場の値段を調べて回っているのだと言い、
素直ではないと博之のことを笑うキリ子。

ばつが悪そうに慌てる博之に希は、紺谷課長と言って、婚姻届の証人サインを貰おうとするが、
今は部長だ!と博之に怒られてしまう。

事前に、希の母・藍子にはサインと貰っているから、あとは博之のサインだけだと、
圭太は婚姻届を取り出すが、そこには藍子のサインは無かった

驚く圭太に希は、藍子はサインをしないと言うと、藍子が結婚に反対なのかと、
圭太は慌てる。

「横浜の喫茶店」
そこには、圭太と希、徹の姿があった。

お父さん希さんと結婚させて下さい!と言う圭太に、びっくりする徹に圭太は、
まだ、正式に挨拶していなかったのでと、申し訳なさそうに言うのだった。

オレがサインしていいの?と婚姻届を手にした徹は驚くが、
希は、藍子が徹にしてもらえと言ったのだと伝えると、
徹は嬉しそうに、藍子に言われたらむげにはできないなと言って、
サインをしようとする徹だったが、手が止まってしまう

驚く希と圭太に徹は、気持ちでは許してるが体が言うことを聞かない、
自分の体が納得できるような言葉をくれと圭太に言う徹。

圭太は必死に希に対する思いを、次々と言葉にし、
そしてその声は大きく店内に響き渡るのだった。

やっとの思いで婚姻届にサインをした徹は燃え尽きていた。

愛する娘を嫁にやらなければならない、その切ない徹の思いは、
サインの小刻みに震えた文字に大きく表れていたのだった。

よし、よし、と嬉しそうに指差し婚姻届のチェックする2人。

「天中殺」
無事に区役所へ婚姻届を提出し、喜ぶ2人。

圭太は店の前で結婚指輪を渡そうとすると、突然、大輔(柳楽優弥)が横から指輪を奪い、
幸せになろうね、と希の指にはめてしまう。

びっくりする2人を気にもせず、大輔はお祝いはじめるよと希の手を引いて店に入っていく。

お祝いの席では、酔っ払った弥生がモノマネをしだし、輪子(りょう)の酒もすすみ、
圭太は大輔と目が合うと睨み合ったり、店内は大いに盛り上がるのだった。

翌朝、「マ・シェリ・シュ・シュ」では紺谷希としての新しい生活がスタートしていた。

相変わらず大盛況の店は大忙し、目も回るような仕事に追われていた希だったが、
大悟(小日向文世)から、オリジナルケーキのオーダーが入ったと伝えられ、
希もその打ち合わせに参加するようにと言われるのだった。

ケーキの注文主は榊原良治。

榊原は妻に離婚されそうなのだと言って悲壮な顔をしている。

先週、何気なく家計簿を見ると、そこには離婚届が挟まれていて、
妻に不満があるなんて全く気づかなかったと言い、
今度の妻の誕生日にケーキをプレゼントして、
離婚を考え直してもらおうと思って依頼しに来たのだと言う。

そんな榊原に大悟はくよくとするな、任せていけと言うと、
次々とオリジナルケーキのデザインを描きあげ提案していく。

その大悟の姿に瞳を輝かせる希は、いつかは自分も大悟のようになりたいと思うのだった。
その日の店の売り上げの1番は、希の「レ・キャトル・サン・クー」。

店の売り上げを計算していた希は驚いたが、こんなこともあるんだねと、
素直に喜んでいたこのときの希は、この先にどんな騒ぎが待ち受けているのか
まだ知らないのだった。。。

『まれ』第15週 85話 「下克上駄菓子ケーキ」解説

今回は お礼奉公 について解説していきたいと思います。

親方の認められて、ようやくひとり立ちを許されて年季明けとなった職人は。
その後、今までの御礼返しとして「礼奉公(れいほうこう)」を行います。

礼奉公(れいほうこう)とは、
年季が明ければ弟子時代とは違い、
通常の職人としての報酬を受け取れるようになるが、
年季明けの儀式や、これまで面倒をみてくれたことへの御礼を込め、
年季明け後の1年間通常より安い報酬で親方を手伝いをするのが慣わしです。
これを「礼奉公(れいほうこう)」と言います。

『まれ』第15週 85話 「下克上駄菓子ケーキ」感想

今回は、 本当にハッピー な回でしたね。
希ちゃん、圭太くん、本当におめでとう!!

紆余曲折ありましたが、
何とか無事に結婚にたどり着いたこの2人。

本当によかったです。

できることなら、もう何も起きてほしくはありませんが!

出てきました、謎の男・榊原良治(船越英一郎)

もう、船越さんというだけで事件の匂いがします(笑)

また何かありそうですね。
もう、今からハラハラしっぱなしです。

今日の名言は
藍子さんの 産まれてきてくれてありがとう です。
これ以上の言葉はないでしょう。

謎の男・榊原良治とは?
オリジナルケーキはどうなる???

次回、第86話  続 「下克上駄菓子ケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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