『まれ』36話「幸枝とジュリアン、希の巣立ち」

希(土屋太鳳)の幸枝(草笛光子)仕込みのキャロットケーキを食べた
藍子(常盤貴子)は、母との記憶を思い出し、頑なだった気持ちが和らいでいた
再び幸枝が桶作家を訪れると、20年分の思いを手紙で渡し、2人は和解する。
ケーキの奥深さに感動した希は、大きな決断を藍子に伝える。

『まれ』第6週 36話  「母娘キャロットケーキ」あらすじ

希(土屋太鳳)の幸枝(草笛光子)仕込みのキャロットケーキを食べた
藍子(常盤貴子)は、幼い頃の母との記憶を思い出し、
頑なだった母への気持ちが和らぐのだった。

突然、徹(大泉洋)が、幸枝は体の具合が悪いのでは?と言だす。

幸枝らしくない気弱な事を言い、
希にケーキを託すみたいだったと言う徹。

その言葉に驚いて外に飛び出そうとする藍子(常盤貴子)だったが、
そこへ「Bonsoir!」と幸枝が帰ってくる。

幸枝はごめんなさいと言うと、飛行機が遅れてと話し出す。

飛行機?と驚く一同のもとへ、幸枝が連れて来たのは
幸枝の夫のジュリアン(サントス・アントワーヌ)だった。

Enchanté tout le monde,
Je suis enchanté de faire votre connaissance la seule famille Tsumura

“はじめまして、津村家のみなさんに会いできて光栄です”

と、ジュリアンが言うと、幸枝は、後で読んでと藍子に手紙を渡す。

幸枝は希のキャロットケーキを食べ、35点!と言うも、
ありがとうと希に礼を言うと、藍子は、素晴らしい家族を手に入れたと、
嬉しそうに言うと、そこへジュリアンが、フランスに忘れ物をしただろうと、
幸枝にある物を持ってきた。

それは、20年前のパーティーの招待状だった。
いつもこれをそばに置いていて、幸枝のお守りだと言うジュリアン。

幸枝の手紙を読む藍子。

幸枝の手紙
藍子、これは私の35年分の言い訳です。
幼いあなたとの別れは、本当は、身を切られるように辛い事でした。
後悔で眠れない夜。いつも、あなたを想っていました。
藍子、これだけは信じてほしい。
あなたを生んで、あなたに会えて、
私は、とても、とっても、幸せでした。」

藍子の瞳からはとめどなく涙が溢れる。

希が夕飯に幸枝を呼びに来ると、幸枝は希のお菓子ノートを見ていた。

まさか、こんなところにいたなんてねと、幸枝が言うと、
希は不思議そうな顔をするが、幸枝はこの人形(魔女姫)が自分の失くした
キッチン・ウィッチだと話し出す。

14年前、徹がこの人形を見つけたのは、海外のアンティークを扱う店で、
幸枝を応援してくれた人形が、はるばる海を越え、希のもとにやって来た。

幸枝は、この絵を見た時、
どうして自分が能登に呼ばれたか分かったのだと言う。

道を見失っている自分の孫のために、この「魔女姫」が幸枝を呼んだのだと、
言うと、本当はフランスから逃げてきたのだと言う幸枝。

年をとり、腕に自身がなくり、迷ううちに店もうまくいかなくなり、
もう消えたいと思ったとき、何故だかどうしても能登に来たいと思い、
そして、ここで、をもらったと幸枝は言う。

幸枝はパティシエに戻ると決意し、希にいつか自分の店へ来なさいと言うと、
世界一のケーキを食べてもらうと張り切るのだった。

希は、しまっていた箱から「魔女姫」を取り出しすと、幸枝に渡し、
「魔女姫」を手にした幸枝は愛おしそうに「魔女姫」に頬をよせ泣き出す。

”幸枝さん。また会えましたね。ありがとう。”(魔女姫の声)

幸枝は希に、あなたが持っていなさいと言って、希に人形を手渡す。

希、さあ、あなたはどうするの?”(魔女姫の声)

港へ飛び出した希は、海に向かって気持ちを爆発させるかのように、
大きな声で叫ぶのだった。

廊下で藍子と鉢合わせた幸枝は、右手を藍子の頬に当てると、
すっと横を通り過ぎていく。

海の見える丘で、希が一人でいると、藍子がやってきた。

藍子は、話があるから、呼んだのだろうと言うと、
言いたいこと全部言うように希に諭すのだった。

希は、ずっと、ケーキはすごいと思っていたと言うと、
ケーキとは人の心で、作った人や食べた人の記憶であり、
それがケーキの力だと希は言うのだった。

藍子は、希がパティシエになりたいと思っていたことには、
気づいていたと言う。

それでも、希にパティシエにはなってほしくなかったと話すと、
藍子は正直、このところ希のことを裏切り者だと思っていたと謝る。

希は、藍子を置いていけないと思っていたが、本当は藍子のためではなく、
自分が藍子のそばにいたかった、藍子の喜ぶ顔をたくさん見たかったと言うと、
だけど、それでも自分はもう人を応援するより、自分自身でやりたいと、
思ってしまった、人の心を動かせるような、誰かの記憶に残るような、
そんなケーキを作りたくなってしまったと、藍子へ伝える希。

そんな希に藍子は、嬉しい、希がそんな風に考えるなんて、嬉しいと言うと、
自分は大丈夫、今までありがとう

もう、お母さんを捨てなさい、自分のことだけ考えて、
思いっきりやりなさいと言う藍子。

たまらず、希の瞳から涙が溢れる。

涙ながらに希は言う。

能登を出ないといけない、給料は安いから、仕送りもできないと思う、
モノにならないかも知れない、一生駄目かも知れない、それでも、
パティシエになりたい、行かせてください!と希が言うと、藍子は、
行いっといで!と背中を押すのでした。

藍子は、希を強く抱きしめるのでした。

『まれ』第6週 36話 「母娘キャロットケーキ」解説

今回は 「ジュリアン(サントス・アントワーヌ氏)」 について解説していきたいと思います。

1969年4月2日、フランス・マルセイユ生まれ(46歳)

フランス国内でMOF(フランス国家最高職人)の称号を持つ、
フランス・コルドの「パティスコル」、エクスアンプロヴァンス「レドレール」、
スイス・ローザンヌの「モジェニエ」、などで最高レベルの修行を積んだ後に来日、
現在、東京・千川でお菓子教室・パティスリー『エコール・クリオロ』など、
幅広く運営されているランス人パティシエ。

奥様は日本人の方、日本語がお上手なのも納得ですね。

東京に4店舗、兵庫県神戸市に1店舗があり、
ネットショッピングでの取り寄せも可能。

現在、スタッフを募集されているとか。。。
気になった方はぜひ応募してみてはいかがでしょう???(笑)

『まれ』第6週 36話 「母娘キャロットケーキ」感想

今回は、 フランス人が出てきた!!な 回でしたね。
びっくりしました、幸枝さんが帰って来たのもびっくりですが(笑)

旦那様がフランス人とは聞いていたものの、
まさか本物のフランス人が出てくるなんて、
そして、その方がサントス・アントワーヌ氏で驚きました。

年齢差は。。。まぁいいですかね
今はそんな時代でもないですしね!!

フランスから忘れ物を届けにくるなんて
それにも驚いてしまいました!

今日の名言は
藍子さんの お母さんを捨てなさい です。
すごい言葉だと思います。

次回からは新しい章に入ります。
これから希にどんな出来事が待っているのか!
希のパティシエへの道のりに期待大!!!

次回、第37話  新 「横浜激辛プチガトー」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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