『まれ』98話「徹倒産の危機、家族と夢の間で揺れる希」

安西(六角精児)の逮捕でざわめく「天中殺」では、様子のおかしい徹(大泉洋)
藍子(常盤貴子)が問いただすと、安西の会社を保障人に銀行から5,000万もの
借り入れをしていると白状した徹。突然の借金、倒産の危機に希(土屋太鳳)は、
フランス行きを諦めようとするが。。。

『まれ』第17週 98話「究極選択パリブレスト」あらすじ

安西(六角精児)の逮捕でざわめき出す「天中殺」
青ざめている徹(大泉洋)。

パソコンで安西のニュースの詳細を確認した大輔(柳楽優弥は、
安西の容疑は【粉飾決算】で、会社の収益を実際より良く報告し、
自社の株価を値上げを図ったのだろうと希たちに説明している中、
携帯に着信が入り慌てて外へ出て行く徹。

相変わらずせこいことしてる男だと藍子(常盤貴子)が憤慨していると、
輪子(りょう)は藍子がそんな事を言うのは珍しいと驚く。

安西は頭のてっぺんからつま先まで一つも信用できない、
詐欺師のような男と話す藍子に、
昔、安西が能登へ来た時には、圭太が騙されてしまい、
輪島塗の職人を何人も引き抜いたのに、
新しいビジネスが思ったより売れないと言ってさっさと引き揚げてしまった、
輪島の人間はもう誰も相手にしないと希(土屋太鳳)は言い切り、
同意を求めようと、ねぇお父さん???徹へと振り返るとそこに徹はいなかった。

外での電話から戻ってきた徹は、安西の会社は順調そうだったのに
逮捕されるなんて驚いたと平静を装う徹だったが、
その徹の言葉に、大輔は安西の会社をしっているのか?と訊ねる。

知ったような口振りだったと美南(中村ゆりか)、
横浜へ来てからも付き合っていたのかと詰め寄る藍子。

知らない!と、とぼける徹のもとにひっきりなしに鳴る携帯

バツの悪くなった徹はもう寝ようと言って、2階へあがろうとするが、
藍子に引き止められ、強く問いただされると、
徹は安西の会社保証人にして起業資金を借りたと白状する。

保証人の会社(安西)が逮捕されたら、その借金はどうなるのかと心配する希に
徹は、だぶんすぐに返済を求められると思うと答えると、
藍子は激怒して、詐欺師の安西を信用してお金を借りたのか?
3年かけて育てた大事な夢を、あんな男の力で叶えていたのかと怒る藍子に、
実際上場していたから詐欺師だとは思わなかったと徹が言うと、
安西は保証人になるかわりに【株式交換】しろといわなかったかと大輔は徹に訊ねた。

そうやって、お金を使わずに子会社を増やして自分の会社を大きくする手口があり、
それがきっと安西の思惑だったのではないかと言い
それはいうなら、詐欺のようなものだと説明する大輔。

やっぱり詐欺じゃないか!!
徹は詰めが甘い過ぎる!と怒る藍子と希に対し、
そうでもしないと銀行が5,000万も貸してくれないだろう!と吐露してしまう徹。

5,000万!!!???

あまりの金額の大きさに周囲は驚き、藍子は卒倒してしまう

自分で何とかするから心配ないと言い、
徹は希に心配しないでフランスへ行く準備をするように言うと、
貸してくれるあてを探してくると言って店を後にする。

能登にいる一徹(葉山奨之)のところへ希からの電話が入る。

一徹は、騒動の経緯を聞いて、わかった、と言うと、
りあえず希は気にせずフランスのことを考えるようにと伝え電話を切ると、
一徹の横で心配そうに見つめるみのり(門脇麦)。

もっとちゃんと会社概要を確認しておけば良かった
まさか安西が絡んでいたなんてと悔やむ一徹だった。

その夜、徹も安西の被害者なのだけどと藍子は言い、
少し言いすぎたと気にやんでいる様子だったが、
このことは徹と2人で何とかるすから、
希に気にせずフランスへ行くようにと希に言う。

翌朝、パスポートの用意ができているか?と確認する大悟(小日向文世)に、
今家が立て込んでいてと話す希。

徹の会社の倒産と希のフランス行きは別問題だと言い、
行く気がないなら先方へ断る!と大悟が言うと、
希は慌てて、もう少し考えさせて欲しいと大悟へ頼み込む。

その日、珍しく輪子に頼まれたと言って、大輔が店へケーキを買いに来た。

暗い顔をするまれに大輔は、徹のことは自分に任せて、
希は、安心してフランスへ行くよう勧める大輔。

徹の会社を救ってくれるのかと喜ぶ希に、
自己破産】手続きはプロだからとさらっと言う大輔に
肩をがっくり落とす希。

やっぱり日本へ残ろうかと悩む希に大輔は、
希が居ても何もデキないでしょう?
それに、もし自分のせいで娘がフランスに行けなくなったりしたら、
親としては嫌だと思うけど?と大輔に言われた希は、はっとする。

「天中殺」へ帰って来た大輔。

輪子は大輔の買ってきたケーキを取り分けながら、
頼んでもないのにケーキまで買って希にアドバイスするなんて、
いじらしいねと笑うと、俺は尽くすタイプだからねと明るく振る舞う大輔。

そんな大輔に、輪子は大悟が喜ぶよと嬉しそうに言うと、
希が店に来てから店を閉めてしまうことも減ったし、活き活きとしている。

大悟というパティシエは完成されていると思ったけど、
相手がいれば変わるもんだねと輪子は嬉しそうに話す。

いいんじゃない?息子に期待できないなら
そういうのもと言う大輔を心配そうな複雑な表情で見つめる
輪子と高志(渡辺大知)。

その夜、希は藍子にフランス行きの決意を伝え
圭太(山崎賢人)に承諾を得るために携帯を手に取ると、
そこへ圭太の携帯から着信が入る。

その電話にでると、相手は亜美(梶原ひかり)だった。

亜美は慌てた様子で、圭太が倒れたと希に告げると、
希にすぐ帰ってきて欲しいと言うのだった。

『まれ』第17週 98話「究極選択パリブレスト」解説

今回は 「株式交換」 について解説していきたいと思います。

株式交換とは完全親会社の関係を作り出す手続のひとつです。

既存の会社が完全親会社(他の会社の株式の100%を保有する会社となる)
この場合のことを株式交換と言います。

【株式交換例】
例えば、安西が徹の会社を100%支配したい場合、
会社の株主である徹からその保有する社株をすべて受け取り、
対価として安西社株を交付しする。

徹は安西社の株主となって、徹の会社は株式交換によって
安西社の完全子会社となるわるのです。

この場合の徹の会社を株式交換完全子会社、
安西の会社を株式交換完全親会社と呼びます。

いわば、安西は労せずに子会社を設立、徹さんは社長でなく
安西の会社の株主になってしまうわけですね。

徹さん、会社にとって株式って大切なんですよーー!!
なんで全部渡しちゃうかな;;;

『まれ』第17週 98話「究極選択パリブレスト」感想

今回は、 久々の問題児徹復活!な 回でしたね。

本当に、本当に!!!

このままうまく行くって期待してたのに!

徹さぁ~ん(泣)

5,000万なんて過去最大の金額ではないですかね?
もう、残念でしかたがないです。

そして、圭太が倒れたと亜美から連絡が入ってびっくりしましたね。

疲れきっていたのはわかっていましたが、
とうとう圭太もダウン。

塗師屋を一人で切り盛りして
無理が祟ったのでしょうね。。。だぶん。

今日の名言は、
輪子さんの

大悟というパティシエは完成されていると思ったけど、
相手がいれば変わるもんだね

です。

輪子さんの大悟さんへの愛の深さが伝わってきます。

亜美からの電話で圭太が倒れたと聞かされた希
フランス行きはどうなるのか!!??
圭太の容態は??!!
徹の借金問題は!!???

次回、第99話  続 「究極選択パリブレスト」お楽しみに!!!

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