『まれ』99話「希と圭太はふぅふぅ、一徹の2000万にびっくりな徹」

圭太(山崎賢人)が倒れたと聞き、希(土屋太鳳)は能登へ飛んで帰る。
そこで希は、弥太郎(中村敦夫)が脳梗塞で入院し、絶対安静の状態で、
圭太が塗師屋を一人で切り盛りしていたと亜美(梶原ひかり)から聞かされる。
一方、徹(大泉洋)は銀行に融資を断られ続け、行くあてもなく途方に暮れていると
そこへ一本の電話が入ってくる。。。

『まれ』第17週 99話「究極選択パリブレスト」あらすじ

圭太(山崎賢人)が倒れたと聞き、持つ物もとりあえず、
希(土屋太鳳)は能登へ飛んで帰ってきた。

塗師屋 紺谷へ駆け込んで来た希は、井田(塩山誠司)案内され
圭太のもとへかけよると、仕事をしていたら、急に圭太が倒れ、
医者に診てもらったところ、過労から肺炎になりかけていて
危なかったのだと井田は希に説明する。

なんでこんなになるまでと心配する希に、
弥太郎(中村敦夫)が脳梗塞で入院し、絶対安静の状態で、
代わりに圭太が塗師屋を1人で切り盛りしなければなく
休む暇もなかったのだと亜美(梶原ひかり)は説明すると、
井田も亜美も今は手が話せないと言って仕事へ戻っていく。

亜美から看病を代わった希が、
お粥持ってくると圭太が目を覚ます。

目覚めた圭太になぜ黙ってたのかと説教をする希に
言ったら希が慌てて戻ってくるからと気づかう圭太だったが、
家族だったら戻ってくるのは当たり前だと言う希は、
はいっとお粥を手渡す。

こういう時は、普通食べさせてくれるものだろうと圭太が不満そうに言うと、
希は少し気恥ずかしそうに失礼しますと希は言って、お粥を圭太の口へ運ぶ

食べている途中でまた寝てしまう圭太を愛おしそうに見つめる希。

翌日、希が弥太郎の見舞いに病室へ来てみると
弥太郎は点滴を抜いて逃げ出そうとしていた。

驚いた希が必死に弥太郎を止めていると、そこへ文(田中裕子)がやってきて、
子どもじゃあるまいし、おとなしく寝ていろ!弥太郎をベッドに縛り付ける

ここは自分が見るから、塗師屋の方を見るようにと希は文に言われ、
よろしくお願いしますと言って希は病室を去る。

その頃、銀行に融資を断られた徹(大泉洋)は、河辺で落ち込み、
手元にあるポケットティッシュの融資案内を見つめていると、
一徹(葉山奨之)から電話が入る。

また安易にお金を借りようとしていたんじゃないか
徹へきつい一言を投げつける一徹だったが、
今、2,000万くらいなら貸せるから、
送金するのでそれで何とかしろと徹へ伝える。

驚く徹。

しかし、子どもには迷惑かけたくない、
一徹は一徹の家庭を守って欲しいと言うと
徹は電話を切ってしまう。

弥太郎不在の塗師屋では
蒔絵師 葛西(星田英利)と圭太が、
激しく口論していた。

蒔絵のデザインが違うと何度も書き直しばかりで怒る葛西は、
何が駄目で、一体何がやりたいのか!?と圭太へ詰め寄るが
圭太は答えられない。

すると葛西は、塗師屋がわからないもの
蒔絵の自分が作れるわけがないだろう!
そんなに気にいらないのなら、デザインは自分で書けばいい
お前には塗師屋は無理だと言い放ち、葛西は怒って去っていく。

落ち込む圭太のもとへ希がやって来ると、
大悟(小日向文世)が困っているだろうから早く横浜へ帰るように言う圭太。

そんな圭太に希は、今は店も落ち着いていて、
大悟がフランス修業に行けと言ってくれているくらいだからと希は言い、
フランス行きと徹の借金のことを圭太に話すのだった。

その話しを聞いて尚更帰るようにと言う圭太に、
今の圭太を置いて帰れるわけないと希と口論になるが、
まだ体調の良くならない圭太は、口論中に倒れてしまう。

横浜では、
ただいまと帰ってきた徹が、自己破産すると藍子へ伝えていた。

自己破産して、また1から出直すと言う徹の言葉に、
そうだねと言いながらも、少し複雑な表情を浮かべる藍子だった。

口論中に倒れてしまった圭太は、
希に支えられ、落ち着きを取り戻し、
今は自分も気持ちに余裕がなく
気づかってやれなくて申し訳ないと言うと、
今、仕事を受けているのも
フランスのディニテと言う有名ブランドで、
コラボの提案をしていることを希に伝える。

だが、今その仕事もキャンセルされそうになっていて、
切迫しているとも圭太は言う。

今手がけているのは、磁器に漆を塗る「陶胎漆器」。

海外では日本と違い空気が乾燥していて、
従来の輪島塗では乾燥で割れてしまうが、
磁器に漆を塗る「陶胎漆器」であれば、
乾燥を心配する必要なく
輪島塗を海外に広めるられると圭太は希に話す。

磁器に漆を塗る技術はもう失われていたが、
弥太郎が何年もかけて、やっと実現にこぎつけた、
あとはサンプルを作るだけの段階にきているのに
弥太郎が倒れ、自分が引き継いだものの、
蒔絵師にデザインを何度もしてもらっても、
先方がデザイン案にうんと言わず
なぜ気に入ってもらえないのか、
理由がまったく自分にもわからない
頭をかかえる圭太。

弥太郎の容態も芳しくなく、
今無理をさせると、脳梗塞を再発させてしまう
医者からも言われている。

弥太郎へは相談できない、
しかし、「陶胎漆器」は弥太郎の悲願だ、
本当に今一番悔しい思いしているのは弥太郎なんだと
圭太は熱い想いを語ると、
希のフランス行きを聞いて、
自分もやる気が出た、
思いっきりフランスで勉強して来い
圭太は希に言うと、また仕事をはじめるのだった。

『まれ』第17週 99話「究極選択パリブレスト」解説

今回は 「陶胎漆器」 について解説していきたいと思います。

一般的に漆器と言えば木に漆を施してあるものが思い浮かぶと思います。

その一般的な漆器を“木胎”と言い、
それに対し、陶磁器に漆を施し装飾したもの
陶胎漆器』と言います。

日本でも幕末から明治くらいにかけて、
輸出用として陶胎漆器がつくられたという文献が残っていて
当時でもやはり、海外の乾燥に“木胎”の漆器は負けやすいとのことで、
”木胎”ではなく”陶胎”にして、乾燥した地域でも使いやすいものを
輸出用に作っていたようです。

この技術は、奈良時代にほぼ消滅してしまったものですが、
陶胎漆器』は、漆器とも陶器とも異なる独特の風合いと
きめ細やかな肌ざわりを持った独特の器です。

現代でも『陶胎漆器』作っておられる方もいらっしゃいます。

陶胎漆器』ちょっと気になりませんか?

『まれ』第17週 99話「究極選択パリブレスト」感想

今回は、気遣いすぎ? な 回でしたね。
なんなんだろう。。。
肝心なことをいつも話せていないこの2人

変に気を使いすぎている気がしますね。

希が圭太にお粥 ”あ~ん” する
初々しい姿が微笑ましかったのですが
この2人、まだ恋人気分ですね(笑)

夫婦にも家族にも慣れていないのかも???

今週のこの章はもしかすると、
希と圭太が”本当の夫婦”になるための
お話しなのかもしれませんね。

と、言うことは。。。フランスロケないかもしれません。

そして、今回みなさんも驚かれたでしょう
一徹の2000万なら貸せる発言!!!
いつもながら、一徹くんには驚かされます。

デイトレードがすごいのか
一徹くんがすごいのか
一般人には驚愕の数字でしたね(笑)

今日の名言は、
葛西さんの

塗師屋がわからないものを
蒔絵の自分が作れるわけがないだろう!

です。

まさしくその通りですね、目的やイメージもなく手放しで作れと言われて
クライアントの意思通りにできるわけがないです。
圭太は希とも取引先とも意思疎通ができていないのかも?

弥太郎不在の塗師屋
必死に役目を果たそうとする圭太ですが
もうしれも限界が近づいています。

フランス行きの返事も急がれる希。

希のフランス修行は!!??
圭太の『陶胎漆器』は完成するのか!!??
徹は本当に自己破産してしまうのか!!???

次回、第100話  続 「究極選択パリブレスト」お楽しみに!!!

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