『まれ』149話「徹は生きている!一徹の決意と圭太、父・博之との和解」

徹(大泉洋)が生きていると知った一徹(葉山奨之)は、
意を決して藍子(常盤貴子)にそのことを伝えると、
一徹はこれまで打ち明けられなかった父への想いを口にし、
1人徹を探しに埼玉に向かうのだった。。。

『まれ』第25週第149話「秒読みコンクールケーキ」あらすじ

藍子(常盤貴子)を2階へ呼び出した一徹(葉山奨之)は、
大輔(柳楽優弥)から聞いた一部始終を藍子へ伝えると
藍子は徹(大泉洋)を探しにいこうと飛び出そうとするが、
一徹は藍子を引き止め、
自分が徹を探しに出ると言いだす。

しかし、藍子は一徹には家族がいるからと
制止を振り払い飛び出そうとすると、
一徹が今まで誰にも話さなかった
徹の失踪時の真実を語りだす。

外浦村でイタズラが横行した頃
徹が倒産した元社員の人間に脅されていたことを
自分は知っていた、最後の日も、
徹がもう帰ってこないつもりだとわかっていたのに
止めることをしなかとかった、
止めようと思えば止められたのに、
止めなかった。。。ごめん。

希(土屋太鳳)も藍子も自分のせいで
ずっと悲しい思いをさせてしまって
出て行った徹も本当は心のどこかでは、
止めて欲しかったのかもしれないのに。。。と
一徹は藍子へ頭をさげて謝る。

そんな一徹に藍子は、一徹のせいではない、
一徹は徹の気持ちを尊重しようと思っただけだと
優しく声をかけるが、

自分は、徹と向き合うのを避けていただけかもしれない
自分はいつも気持ちをぶつけることから逃げてきた、
だから、今度だけは自分に徹を探しに行かせて欲しい、
絶対に連れてかえるからと涙ながらに藍子へ嘆願する一徹。

一週間後、博之(板尾創路)は無事に市長へと当選していた。

塗師屋では、市長当選の祝いの席が設けられ、
弥太郎(中村敦夫)をふくめ、
大勢の漆器組合会員たちが集まっているが、
そこに圭太(山崎賢人)の姿はなかった。

博之の祝いの席が開かれている横で、
圭太はひとり、漆を塗っていると、
そこへみのり(門脇麦)から携帯へ連絡が入る。

埼玉へ向った一徹は、徹の行方を捜しているものの
手がかりはまったくなく、もう少し調べてからもどるので、
予定より遅くなるとみのりは一徹からの伝言を圭太に伝え、
一徹は間に合ってよかったと胸をなでおろしていた。

一徹はこれまで徹に対して怒るばかりで、
徹のことをちゃんと理解しよとしてこなかった
そのことを本人は後悔していたからと話すと
今度、もし徹に会えたら、
殴ってでも、ののしってでも
向かい合ってみせる、
これが最後のチャンスになるだろうからと
一徹が話していたことを圭太に話すと、
宴会場にいる博之に目を向けた圭太は、
自分の博之のとと重ね合わせる圭太。

すると、市長就任の祝いの席へと足を踏み入れた圭太は、
博之の前へ歩み寄り、博之へ市長就任への祝辞と、
輪島塗への助力を願い出て頭をさげると、
博之は圭太にグラスを持つようにいうと
親子は嬉しそうにグラスを傾けるのでした。

希と圭太は祝いの席を離れ海辺へと出ると
圭太と博之の和解に喜ぶ希は、
自分はもう父親と会えないかも知れないから
うらやましく思ったと話すと、
自分勝手な徹にふりまわされてきて
夢嫌いにまでなったのにと言う希に圭太は、
詩文は希が夢嫌いだと思ったことは一度もないと言うと、
これまで希が夢なんてと言っていたのは全部
胸の奥に熱いものをもっている裏返しだと思っていたと話すと
圭太はただの「だらふわな男」だと思っていたけど
意外と見てたんだねと希が驚いたように言う。

「だらふわ」???と
聞いたことのない言葉に不思議がる圭太。

すると希は、だらふわな男=だら(バカ)な、ふわふわ男と
解説すると圭太はムッとして希を追いかける。

やぐらに駆け上った2人は海をみつめながら
まっすぐ夢を追いかけている
圭太の背中についていきたかったと
一緒に夢を追いかけたかったと話す希と
自分も希にふさわしい男になりたいと
ずっと思っていたと話す圭太。

そして圭太は、最近思うのだけど
いい器というのは最後は作り手の中身で、
自分自身をさらけだして器にこめる
それが人の心を動かすのかもしれないなと
自分の思うものづくりの根幹の考えを話すと、
「自分自身をさらけだす」希にその言葉に
これまでの家族との思い出が頭を駆け巡る。

すると希は見えた!わたしのケーキ!!と言うと
晴れやかな顔で圭太を見上げるのでした。

埼玉へ徹を探しに行っていた一徹は帰ってくると
藍子と圭太へ報告を始める。

徹の行方の手がかりはゼロ、
会社の同僚にも、行きつけの食堂にも
徹は誰にも自分のことは話さず、
安い定食を携帯をさわりながら
いつも1人で食べていたということしか
わからなかった。

その報告に、一旦は落胆したような藍子だったが、
徹が生きているということだけでもわかっただけよかったと
安堵の表情を浮かべる。

しかし一徹は、まだ手はあると、
何か考えがあるようにいうのだった。

『まれ』第25週第149話「秒読みコンクールケーキ」解説

今回は 「圭太と博之の確執」「一徹と徹の確執」 について
解説していきたいと思います。

圭太は厳格でルールや規則ばかり重視する
現実主義な父親への反発し
一徹は無鉄砲でルーズ、計画性に乏しく
夢見がちな父親への反発していましたが、
お互いに自分たちが父親になったことで
父親への見方や気持ちに変化が生まれ
徹の失踪したことで悔い悩み奔走している
一徹の姿に、圭太も触発されたようです。

圭太と一徹の父親との確執の原因はまったくの逆でしたが、
父親への反発心で大きく親子関係をこじらせた者同士、
どこか同じものを感じていていたのでしょうね。

【紺谷親子の確執の決定打】はコチラ↓↓
第18週「親心ロールケーキ」

【一徹の徹への葛藤】はコチラ↓↓
第52話「一徹はみのりの手のひら、希の決意」
第19週「潮時じゃがいもガレット」へ

【徹の失踪のエピソード】はコチラ↓↓
第20週「男たちのウィークエンド」へ

『まれ』第25週第149話「秒読みコンクールケーキ」感想

今回は、ようやく親子和解 な 回でしたね。

ようやく長かった圭太と博之さんとの不和が解決しましたね!
本当によかった。

一徹もやっぱりいろいろと悩んでいたんですね、
徹さんを見送ったあのとき
気持ちをくんだものと思っていたのですが
それだけではなくて、どこか引き止めたくなかった
そんな気持ちもあったんですね。

どれだけ今までつらかったことでしょう。

早く徹さん帰ってきて欲しいものです。

今日の名言は
希の 「だらふわ」 です。
相変わらずヒドイ言われ方だなぁと思ってしまいましたが
これも愛情なのかなということで選んでみました!

まだ手はあると
何か考えのあるような一徹の言葉
一徹は一体なにを考えているのでしょうか?
そして徹は家族のもとへと帰ってくるのか!!??

次回、第150話  続 「秒読みコンクールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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